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八条学園騒動記

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第六百八十八話 オーストラリア人としてその四

「それが他の国からもね」
「評判よね」
「ワイルドで」
 それでというのだ。
「かつ美味しい」
「単純明快な」
「そのよさがあるって」
「人気だよ」
「ワイルドつまり野生に」
 それに加えてというのだ。
「人間のはっきりとした味付けが加わって」
「そうなっていてね」
「美味しいってね」
「我が国のお料理は有名だね」
「鯨もそうしてね」
「調理して食べるからね」
「鯨のステーキとかカツとか」
 そうした料理にというのだ。
「シチューだね」
「そうしたもので」
「また美味しいのよ」
「鯨料理もね」
「カルパッチョにもするし」
 生の料理の話もした。
「色々とね」
「食べてるよ」
「けれど」
 それでもと言うのだった。
「サンドイッチになると」
「しないね」
「我が国でもサンドイッチは食べて」
 そうしてというのだ。
「色々と挟むけれど」
「それでもね」
「鯨はないわ」
「どうしてもね」
「ムースとか熊も」
 クララはこうした食材の名前を出した。
「ないわ」
「そうだね」
「ロブスターは挟むわ」
「そっちはね」
「あとマトンとかね」
「ラムもね」 
 大人になった羊の肉も子羊の肉もというのだ。
「挟むよ」
「そうよね、ソーセージやハムやベーコンも」
「それは何処の国でもだよ」
「エウロパだってそうだけれど」
 クララはここで暗い顔になって述べた。
「連合でもね」
「サンドイッチはそうしたものも挟むよ」
「もう何といっても」
 それこそというのだ。
「サンドイッチはさっきも言ったけれど」
「食べられるものならね」
「何でも挟んでね」
「食べられるものね」
「まあイギリス起源だけれど」
 その為韓国はサンドイッチを自分達起源とは言わない、この国は基本日本起源か日本で人気がそれを言わないのだ。
「それでもね」
「美味しくてね」
「それでね」
 そのうえでというのだ。
「汎用性も高いけれど」
「下手な兵器より遥かにね」
「けれど」
 それでもというのだ。
「いい食べものだよ」
「あのお料理のまずいイギリス起源とは思えない位に」
「素晴らしいよ」
「そうよね」
「それで我が国でも食べるけれど」
 ベンはまた言った。 
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