八条学園騒動記
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第六百八十一話 料理チャンネルその十
「いの一番にね」
「戦死して欲しかった」
「そう言う人もいるわ」
「まあ当然だね」
シッドはその発言にこう返した。
「日頃の行い見ていたら」
「そうよね」
「児童虐待でね」
「他の人平気で利用して」
「息子さんを苦しめる当て馬にして」
試練と称してというのだ。
「練習もね」
「今でも酷いわね」
「シゴキというかね」
「本当に児童虐待で」
「養成ギプスとかね」
これはこの時代でも健在である。
「あと前時代的な練習」
「それがやたら多くて」
「しかも朝から晩までそのスポーツばかりで」
「息子さんスポーツ漬けにして」
「お姉さんは半分ほったらかし」
「同じ自分のお子さんなのに」
「つくづく酷い父親だね」
トムもこう言う程だった。
「あの人って」
「食べもの粗末にするうえに」
「まさに糞親父だね」
「その言葉そのものね」
メアリーも頷いて応えた。
「それであの人みたいなことは」
「絶対にしたら駄目だね」
「何もかもがで」
その行いの全てがというのだ、その為連合ではこのシリーズの登場人物は何かとネタにされるが父親はほぼ確実にマイナスである。
「それでね」
「食べものについても」
「最低だね」
「ちゃぶ台ひっくり返すなんてね」
「どんなことがあってもやったら駄目だね」
「人間としてね」
それこそというのだ。
「やったら駄目7よ」
「そんな行いだね」
「若しやったら」
その時はというと。
「その場で百叩きされてもよ」
「おかしくないね」
「そうよ、あとカナダって連合の中だと」
ふとだ、メアリーは気付いて言った。
「処刑もマイルドでね」
「目立たないよね」
「連合って処刑凄いけれど」
「凶悪犯にはね」
「まあ凶悪犯に人権はないから」
「何してもいいけれどね」
「その処刑はね」
どうもというのだ。
「滅多によ」
「残酷なことしないね」
「車輪刑が精々ね」
「そうだよね」
「あれってえウロパ批判してるけれど」
「残酷だってね」
シッドが言ってきた。
「言ってるね」
「他の刑罰もだけれど」
「けれどあれ元々あっちだね」
「そうよ、エウロパの刑罰よ」
メアリーはその通りだと答えた。
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