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ハッピークローバー

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第四十七話 大人の服装はその十

「そうしたことも考えてね」
「シャツを着られて」
「今から遊んでくるわ、留守番お願いね」
「わかりました」
 理虹も他の四人も笑顔で頷いて応えた。
「やらせてもらいます」
「お料理も簡単なものなら出来るわね」
「麺を茹でる位なら」
「あと焼きそばもね」
「作られます、かな恵もいますし」
 料理上手な彼女も見て答えた。
「安心して下さい」
「それに何かですね」
 一華が言って来た。
「ここでの注文カレーが多いですね」
「カレーなら大丈夫でしょ」
「ご飯にルーかけるだけですから」
「大丈夫でしょ」
「はい、私達でも」
 一華は即座に答えた。
「絶対に」
「だからね」
「店長さんが休憩の間はですね」
「お願いするわね、それじゃあ」
「はい、やらせてもらいます」
 一華もこう言ってだった。
 五人は店長が休憩時間に入って遊びに出ている間はだった。
 五人で店を切り盛りすることになった、調理を担当しているかな恵は焼きそばの注文を受けてだった。
 すぐに焼きそばを作りだした、そうしつつ言った。
「塩焼きそばだけれど」
「お塩結構入れてる?」
「海で食べるならね」
 手伝いをしてくれている一華に答えた。
「味はね」
「濃いのがいいのね」
「店長さんがそう言われたから」
 だからだというのだ。
「それでなの」
「濃い味にしてるのね」
「そうなの」 
 塩だけでなく胡椒も多く入れて調理している、そのうえでの言葉だ。
「今ね」
「そうなのね」
「だからね」
 麺を具ごとほぐしながら焼きつつ話した。
「私も店長さんが言われたレシピ通りに」
「味を濃くしてなの」
「作ってるの」
 実際にというのだ。
「塩焼きそばもね」
「ソース焼きそばもで」
「こちらもね」
「濃いのね」
「海で食べてもいいと思うけれど」
「他の場所でも?」
「おs掛け呑む時にね」
「ああ、お酒飲む時ってね」
 そう聞いてだ、皿を洗う富美子が応えた。
「やっぱりね」
「濃い味がいいわよね」
「そうそう、お塩でも香辛料でもね」
「沢山使ってね」
「濃い味、強い味にしたら」
 こうかな恵に答えた。
「合うのよね」
「だからね」
「このお店のお料理も」
「焼きそばだけじゃなくラーメンとかもね」
 外にはイカの姿焼きやフランクフルトもある。
「濃い味付けだから」
「お酒にも合うのね」
「うん、だからね」
「ここにお酒あったら」
「美味しく飲めるわ」
 富美子に笑顔で話した。 
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