ハッピークローバー
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第四十七話 大人の服装はその九
「エロい恰好ですよ」
「水着の下ちらちら見えてますよ」
富美子も言ってきた。
「それが下着みたいで」
「エロいわよね」
「そんな姿十代の子が見たら」
それこそとだ、一華に話した。
「速攻でトイレとか行ってよね」
「すっきりするわね」
「我慢出来なくて」
「そう?けれど水着のままよりましでしょ」
店長はどうかという顔で言う二人に笑って話した。
「そうでしょ」
「まあそれは」
「そうですが」
二人も否定しなかった。
「そう言われるとね」
「そうですね」
「だからね」
それでというのだ。
「スリングだと本当に刺激が過ぎるから」
「それよりはましなので」
「だからね」
富美子に対して言った。
「私もよ」
「シャツを着られて」
「見せない様にしてるのよ」
「そうされてるんですね」
「最初は見せてもいいかもって思ったけれど」
それでもというのだ。
「言い寄られたりするリスク考えたらね」
「止められたんですね」
「そうしたわ、まずはね」
「危ないことはしない」
「見せない、近寄らない」
「それが第一ですね」
「幾ら強くてもヨハネスブルグなんて行ったらね」
世界一危険な街だと言われている、その治安の悪さは自動車で移動していても少し停まると襲われると言われている程だ。
「無事でいられるか」
「あそこ凄いらしいですね」
留奈はヨハネスブルグと聞いて言ってきた。
「うちの学校にも南アフリカから来てる子いますが」
「ヨハネスブルグのこと言ってるでしょ」
「はい、南アフリカの中でも有名で」
治安が悪くというのだ。
「その子も絶対に行かないっていう位に」
「危ない街よね」
「北斗の拳みたいな」
留奈はこの漫画の名前も出した。
「もう無法地帯だって」
「モヒカンが暴れ回ってるみたいな」
「そうらしいですね」
「そんな中にはね」
店長はさらに話した。
「最初からよ」
「入らないことですね」
「それこそ北斗神拳伝承者でないと」
そこまで強くなければというのだ。
「入らないことよ」
「あそこまで強かったら問題ないですね」
理虹もそれならと頷いた。
「流石に」
「ええ、あそこまでだとね」
「無茶苦茶強いですからね」
「もうマシンガンでも倒せないから」
北斗神拳伝承者になればというのだ。
「だからね」
「あの街に行ってもですね」
「平気だけれど」
「普通はですね」
「入らないことよ」
最初からとだ、店長はまたこう言った。
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