イベリス
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第七十五話 デモその六
「他の国の人達って皆食べるからね」
「日本人よりもね」
「日本人って少食だからね」
「世界的に見て」
「だからうちの学校食べもの量多いのよね」
「同じ位の体格でもね」
咲はさらに話した。
「韓国からの子達って凄い食べるわよね」
「そうそう」
「普通に私達の倍食べるわよね」
「韓国の人達ってかなり食べるって聞いたけれど」
「本当にそうよね」
「アメリカからの子達も中国からの子達もそうで」
それでとだ、咲はこうした国々から来ている友人達の話もした。
「イタリアからの子達でもね」
「食べるわよね」
「というか日本人が少食なのよね」
「世界的に見て」
「その部類よね」
「それでここの食べものは」
自分が頼んだカレーを観つつ話した、ご飯もルーもかなりの量だ。
「学校の食堂並よね」
「そうよね」
「食べがいあるわね」
「じゃあ今から食べましょう」
「皆でね」
クラスメイト達も続いた、そうしてだった。
皆それぞれ食べた、食べ終わると全員がだった。
「いやあ、満腹」
「もう入らないわ」
「お腹一杯よ」
「デザートのアイスとか飲みものは入りそうだけれど」
「もう一品注文はね」
「とても無理ね」
「そうね、安くてボリュームがあって」
咲も食べ終えて言った、白いカレー皿の上に残っているのは少しばかりのルーだけであり他は何もない。
「しかも美味しいから」
「充分よね」
「もうこれで満足」
「本当にね」
「よかったわ、こうした場所で食べるのが」
それがと言うのだった。
「百貨店に来た醍醐味の一つよね」
「やっぱりそうよね」
「百貨店に来たらね」
「色々な商品見て」
「軽食系食べる」
「これよね」
「食堂とか行ってもいいけれど」
「こうしたのもいいのよね」
咲は笑顔で応えた。
「甘いものも食べたり」
「そうよね」
「それで飲みもの何飲む?」
「冷やしあめとかオレンジジュースあるけれど」
「グリーンティーもね」
「それぞれ好きなものでいいんじゃない?」
咲はクラスメイト達に笑って答えた。
「そうしても」
「それはそうね」
「色々あるしね」
「じゃあそれぞれ好きなもの飲みましょう」
「デザートもそうしましょう」
「ここはね」
「デザートは私はクレープにするわ」
咲はそちらのコーナーを見て話した。
「チョコのね」
「咲っちのデザートそれね」
「私バナナチョコにするわ」
「私はたい焼き」
「私はアイスにするわ」
そうしたものもそれぞれ注文してだった。
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