イベリス
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第七十五話 デモその七
咲達はデザートも飲みものも楽しんだ、咲はクレープを食べて言った。
「クレープも量が多くて美味しいわ」
「アイスもよ」
「チョコバナナのバナナも大きいし」
「たい焼きもそうよ」
「飲みものも甘いし」
こちらもいいというのだ。
「何でもいいわね」
「そう思うといいところよね、ここ」
「最高よね」
「八条百貨店って屋上が有名らしいのよね」
咲はカルピスも飲んで話した。
「何処でもね」
「へえ、そうなの」
「何処も有名なの」
「屋上がいいって」
「そうなの」
「こうした軽食コーナーもゲームセンターも充実していて」
そうしてというのだ。
「ビアホールもね」
「いいって評判なのね」
「そうなのね」
「それでここもいいのね」
「こうした感じで」
「そうみたいよ、ただ最近ね」
咲は顔をやや曇らせてこうも言った。
「ゲームセンター減ってるわよね」
「みたいね、スマホゲームあるし」
「池袋とかでもね」
「昔より減ってるっていうわね」
「そうみたいね」
「これ東京だけじゃなくて」
咲は顔をやや曇らせたままさらに話した。
「全国的らしいのよね」
「ワンコインでお金払ってゲームする時代じゃないのね」
「したいなら課金してやる時代なのね」
「プレステとかニンテンドウのゲームもあるし」
「そっちでやる時代なのね」
「そうみたいね、あとね」
咲はさらに話した。
「最近いやらしいゲームも何か」
「ええ、エロゲね」
「エロゲもスマホで出来るわよ」
「そっちはパソコンの方が、でね」
「スマホはそうでもないかもよ」
「そうなの?あっちもね」
咲はそうしたゲームの話もした。
「有名な声優さんが別名義で出てるから」
「へえ、そうなの」
「有名な声優さん出てるの」
「それでああした演技されてるの」
「そうなの」
「有名なアニメでレギュラーの声優さんが」
そうした人がというのだ。
「出てるのよ、声でわかるから」
「声色変えてても?」
「それわかるの」
「そうなの」
「そうしたゲームがアニメになったら」
その時はというのだ。
「物凄いわかるのよ」
「ああ、アニメだと表名義だから」
「それでなのね」
「すぐにわかるのね」
「そこで」
「答え合わせみたいにね、最近そうしたゲームのアニメ化殆どないから」
これも時代の流れと言われている、ソーシャルゲームがアニメ化されることが主流になっているのだ。
「そうした答え合わせも出来ないけれど」
「それでもなのね」
「そこでわかるのね」
「有名な声優さんがそうしたゲームに出てるって」
「それがわかるのね」
「中には物凄い数の別名義持ってる声優さんおられるけれど」
そうした人もいるというのだ。
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