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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百二十二話 エル=アラメインの勝利その十九

「ようやくですね」
「うむ、そうだな」
「火が出て来た」
 ヴィクトーリャにマテウスとヴォーレンが応えた、三人で空から攻撃を仕掛けている。
「これまで総攻撃を続けてだ」
「長い時間をかけていたが」
「ようやくだ」
「スサノオも限界が見えてきたな」
「如何なる敵も限界がありますね」
 ヴィクトーリャは銃撃を続けつつ言った。
「スサノオもまた」
「これまでと同じだ、如何に神といえど不死身ではない」 
 ゼートゥアは後方から指揮を執りつつ言ってきた。
「だからだ」
「この度もですね」
「スサノオも限界を見せてきたのだ、ではだ」
「これよりですね」
「最後の攻撃に移るぞ」
「わかりました」
「ライダー諸君もだ」
 ゼートゥーアはライダー達にも声をかけた。
「いいな、今からだ」
「はい、最後の総攻撃ですね」
「決めてくれるな」
「やります」
 オーズが応えた。
「今から」
「ではな、総員同時にだ」
「俺達はキックを決めます」
「その直前に総攻撃を浴びせる」
 こう言ってだった、ゼートゥーアは総攻撃の命令を出しライダー達はアンクも含めて全員宙に舞った。
 スサノオに戦士達の攻撃が命中し。
 そこにライダー達の急降下のキックが炸裂した、それでだった。
 スサノオは遂に動きを止めて言った。
「この度もだ」
「俺達の勝利だな」
「それを認めよう」
 攻撃を終え着地したアンクに答えた。
「喜んでな」
「そうか」
「では今度は一ヶ月後にカンネーでだ」
 この地でというのだ。
「戦おう」
「そこでか」
「また楽しませてもらう」
 こう言うのだった。
「それでいいだろうか」
「ああ、わかったよ」
 オーズが応えた。
「それじゃあな」
「今度はその地で君達と戦い楽しませてもらう」
「そして今はだな」
「去らせてもらおう」
 最後にこの言葉を出してだった。
 スサノオは大爆発を起こしその中に消え去った、そうしてだった。
 後に残ったのは人間達だけだった、ライダー達もその状況を確認して変身を解いた。そうしてだった。
 仲間達のところに戻った、火野はそうしてから笑顔で話した。
「次に戦う奴等に宜しくな」
「はい、次のライダーの人達にですね」
 一誠が応えた。
「次の戦いのことを」
「伝えてくれよ」
「任せて下さい、それじゃあ」
「ああ、今はな」
「この戦いも勝ったので」
「楽しくやろうか」 
 笑顔で言うのだった。
「お祝いのパーティーをな」
「もう用意は出来ているわ」  
 知世子が笑顔で言ってきた。
「それじゃあね」
「はい、今からですね」
「お祝いをしましょう」
「ケーキはこれだけある」
 鴻上も笑顔で言ってきた。
「ワインとな、ではだ」
「はい、これからですね」
「君達の勝利とだ」 
 それにというのだ。
「そこからはじまる新しい人生を祝おう」
「アイスも食うぞ」
 アンクは今もまずはそれだった。
「いいな」
「お前本当にアイス好きだな」
「美味いからな、ではいいな」
「今から皆でな」
「勝利を祝うぞ」
 アンクも笑顔で言った、そして火野と共に笑いながら仲間達と共にパーティーに入った、そのうえで勝利を祝うのだった。


第五百二十二話   完


                   2022・6・1 
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