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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百二十三話 カンネーの殲滅戦その一

                第五百二十三話  カンネーの殲滅戦
 大杉は戦場になる場所に入って眉を顰めさせた。
「ローマ軍にならないでおこうな」
「先生、何かあるのかここに」
「おい、ここでカルタゴ軍とローマ軍が戦っただろ」
 大杉は自分に聞いてきた如月に怒って返した。
「カンネーの戦いだよ」
「教科書にあるんだな」
「そうだ、お前世界史も追試だったな」
「俺は全教科そうだからな」
「笑って言うな、ちょっとは勉強しろ」
 やはり怒って言う。
「お前は地頭はいいんだからな」
「というかカンネーなんて常識だろ」
 竜胆もそれはと言う。
「如月さんもそこは知っておかないとな」
「いやあ、俺知らないです」
 幸平は間の抜けた顔で話に入ってきた。
「観物なら知ってますけれど」
「ちょっと、うちの学校もそうした授業あるわよ」 
 えりなが怒った顔で言ってきた。
「ちょっとはそっちの勉強もしなさい」
「悪い悪い、それでここでも戦いがあったんだな」
「今大杉さんが言われた通りにね」
 えりなは真顔に戻って答えた。
「ここでカルタゴ軍とローマ軍が戦ったのよ」
「そうなんだな」
「そしてここでローマ軍は殲滅されたのよ」
「殲滅?」
「軍の殆どを倒されたのよ」
 えりなはこう説明した。
「そうなったのよ」
「それはまた大変だな」
「カルタゴの名将ハンニバルによってそうなったんだ」
 美炭も話した。
「大変な戦いだったんだな」
「それでここで、ですか」
「僕達はスサノオと戦うんだ」
「そうなんですね」
「敵はおそらくゾディアーツを出してくる」
 歌星はこう話した。
「それに合わせて訓練をしよう」
「ゾディアーツですか」
「おそらくだがな」
 歌星は命に答えた。
「今回の決戦は俺達ライダーの敵に合わせているな」
「はい、それぞれのライダーの人達が最初に戦った種族や組織ですね」
「主にな、俺達の最初の敵はゾディアーツだったからな」 
 それ故にというのだ。
「おそらくな」
「ゾディアーツをですか」
「スサノオは出してくる」
 そうだというのだ。
「おそらくな」
「じゃあゾディアーツのことを勉強しなおすか」
 エクボは冷静に応えた。
「これから」
「それがいいね」
 765プロの社長が応えた。
「ここは」
「そうだな、じゃあ皆訓練とな」
 エクボは社長の言葉に頷いてから仲間達に話した。
「それとな」
「ゾディアーツの復習もね」
「していこうな」
 こうアクアに答えた。
「そうしような」
「それじゃあね」
 アクアも頷いた、そうしてだった。
 仲間達は訓練をはじめかつゾディアーツのことも復習した。
 そして決戦の時には陣を整えたが。
「カルタゴ軍が布陣した方にか」
「そうだ、布陣した」
 歌星は如月に答えた、如月と朔田だけでなく大杉以外の仮面ライダー部の面々もライダーに変身する準備を整えている。 
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