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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百二十二話 エル=アラメインの勝利その十六

「どっちにも持ち堪えてな」
「戦うこともだよ」 
 それもというのだ。
「本当にね」
「大事だな」
「今みたいにね」
「そうだ、俺も持ち堪える」 
 ポセイドンは水を使いそうして敵を倒しつつ言った。
「だから皆もそうして欲しい」
「はい」
 天哉はここでも生真面目な声で応えた。
「そうしていきましょう」
「今はな、嵐も何時までも続かない」
「そうですね」
「敵の攻撃もな」
「敵の攻撃が終われば」
「その時はな」
「また動きますね」
「そうする、だからな」
 その時を待つからこそというのだ。
「堪えるぞ」
「そうしましょう」
「今はな」  
 こう話してだった。
 戦士達は戦っていった、ポセイドンは自ら激しい攻撃を行いそうしてグリード達を倒しそのうえで指揮も執っていた。
 それでだ、戦う中で空を見て言った。
「空が手薄だ」
「はい、そちらはです」
「任せて下さい」 
 緑が言うとケツアルコアトルが出てだった。
「空のことは」
「私達も行きます」
「それではな」
「そしてですね」
「空からですね」
「援護を頼む、俺も空は跳べるが」
 それでもというのだ。
「飛べないからな」
「やっぱり跳ぶよりもですよね」
 ハルが言ってきた。
「飛ぶ方がですね」
「いいからな」
 ハルにも応えた。
「だからだ」
「私達がですね」
「ここはですね」
「空を受け持ってくれ」
 こう緑とケツアルコアトルに言うのだった。
「是非な」
「そうします」
「私達に任せて下さい」
「ああ、宜しくな」
 ポセイドンも応えた、そうしてだった。
 空は彼女達に任せて自分はだった。
 砂の上をサーフィンの様に滑ってそうして敵を次から次に倒していく、ガジェルはそれを見て唸った。
「すげえな、砂の上を滑ってるな」
「そうだね」
 ハルも見て唸った。
「波の上みたいに」
「ああした戦い方もあるんだな」
「そうなんだね」
「流石だな」
 ガジェルはこうも言った。
「ああしたら砂に足を取られないしな」
「自在に戦えるからね」
「それもかなりの速さでな」
 それでというのだ。 
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