オズのボームさん
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第六幕その十
「今はね」
「はい、気をつける」
「注意力は失わない」
「気を引き締めてですね」
「そして楽しくですね」
「そうしてやっていくんですね」
「そうしていくの、どんなお仕事もね」
それこそというのです。
「気はちゃんと引き締めないとね」
「そうよね、気を抜いたり油断したら」
ドロシーも言います。
「そうした時こそね」
「大変なことになるわね」
「まさにその時にね」
「気を引き締めていたら対処出来てね」
「何でもなくなることでも」
「気を抜いていたら」
そうであったらというのです。
「大変なことになるわね」
「そんな時もあるわね」
「だからね」
それでというのです。
「本当によ」
「気を引き締めることね」
「注意はすることよ」
「そうしてお仕事をすることね」
「そして休憩の時にね」
「ほっとすることね」
「そうすることよ」
こうドロシーに言うのでした。
「その時にこそね」
「そうね、それで十時になったら」
「今日もよね」
「お茶が出て来るわ」
「今日のお茶はレモンティーです」
ジュリアがにこりと笑って言ってきました。
「その予定です」
「そちらなのね」
「はい、そして」
ジュリアはさらにお話しました。
「お茶菓子は十時なので軽くですが」
「お昼前だしね」
「ビスケットをです」
「少々ね」
「用意しますので」
「それを食べるのね」
「そしてそのビスケットですが」
ジュリアはそちらのお話をさらにしました。
「生クリームを挟んでいます」
「そうしたビスケットね」
「そうです」
「あのビスケット美味しいのよね」
ジュリアはそのビスケットについて笑顔で言いました。
「またね」
「そうですよね」
「生クリームとビスケットがね」
この組み合わせがというのです。
「いいのよね」
「そうですよね」
「外の世界にもありますけれど」
「それで売られていますけれど」
「それがまた美味しくて」
「お茶にも合いますよね」
神宝達五人も言いました、お掃除をしながら。
「普通のビスケットもいいですが」
「そうしたビスケットもいいですよね」
「甘くて生クリームと合って」
「また食感がいいですよね」
「最高のお菓子の一つですよね」
「ええ、だから私も大好きなの」
オズマは五人ににこりとして応えました。
「本当にね」
「そうなんですね」
「じゃあ十時になりましたら」
「その時にですね」
「一緒に食べるんですね」
「皆で」
「レモンティーを飲みながらね、レモンティーもね」
このお茶もというのです。
「いいわよね」
「ミルクティーもいいけれど」
トロットが応えました。
「レモンティーもね」
「またいいわね」
「私はどちらも好きよ」
「アメリカは紅茶はレモンティーでね」
ベッツイはオズの国に影響を与えるこの国の名前を出しました。
「私もよく飲んでいたわ」
「そして今もよね」
「よく飲んでいるわ」
「私もよ」
トロットがまた言ってきました。
「だからそちらも楽しみよ」
「そうよね」
「ではレモンティーとビスケットを楽しみにして」
ドロシーはにこにことして言いました。
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