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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百六話 男湯の方その十二

「最低限のモラルはあってね」
「そこからは外れないな」
「そうだ、あと俺は覗きもしない」
 叡山はそれも断った。
「間違ってもな」
「若し今覗きしたら死ぬで」
 雄大は言い切った。
「女の湯の面子見たらわかるやろ」
「確実にばれるな」
 和真もそれはわかっていた。
「流石の俺もしないからな」
「あの面子でばれない筈ないだろ」
 ポップも真顔で言った。
「そしてばれたらな」
「その時はだよな」
「殺されるぞ」
「ああ、冗談抜きでな」
「まあ百回は殺されるな」
 ロム爺もこう言った。
「普通にな」
「だからしない方がいいよ」 
 木場はこう言って止めた。
「馬鹿なことはね」
「馬鹿も馬鹿過ぎるというかだ」
 カイジンも言った。
「本当に死にに行く様なものだろ」
「まあ死にたい奴は行けばいいさ」
 藤丸は笑ってこう言った。
「骨は拾ってやるからな」
「確実に骨になるな」
 要が見てもそうだった。
「僕はそうした趣味はないがそのことを考えてもすることはしない」
「正直言ってあの面子がいる場所を覗くなんてな」
 ヴェルフも言った。
「本当に百回は死ぬな」
「ああ、骨になってもおかしくないな」
 昴も思うことだった。
「どれだけ死ぬか」
「考えるだけでも恐ろしい」
 ショパンも言ってきた、湯舟の中でも俯いている。
「まさに」
「悪いことですししたら駄目ですよ」 
 出久はこの時も真面目だった。
「やっぱり」
「流石緑谷君だ、俺も同感だ」
 天哉は出久のその言葉に強い声で頷いた。
「考えるだけでも駄目なことだ」
「そうだよね」
「興味はあっても悪い心に打ち勝つことだ」
「人間はそうしないと駄目だね」
「その通りだ、そんな人がいるなら止めよう」
「絶対にね」
「そうだな、そんなことをしても意味はない」
 焦凍は二人に同意であった、それも完全に。
「ここでじっくり温まって身体をほぐす方がいい」
「そうだよね」
「その為に入浴しているからな」
「そうしていよう」
「風呂は入って楽しむものだ」
 天道も言ってきうた。
「覗くものではない」
「本当にその通りですね」
「そうだ、それでだが」 
 天道は天哉に応えてこうも言った。
「ここは普通の湯舟にサウナに他の風呂もある」
「そういえばジェットバスもありますね」
「露天風呂もな」
「ワイン風呂もあります」
「塩サウナもな」
「そうした風呂も楽しむことですね」
「そうすればいい」
「それでは」
「一通り入ってもええな」
 きなこは笑顔で言った。 
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