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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第五百六話 男湯の方その十三

「ほなそうしよか」
「サウナは真っ先に入ったよ」
 ロシアは微笑んで言った。
「やっぱりいいよね」
「そういえばロシアさんは」
「うん、サウナの本場だからね」
 天哉に微笑んだまま答えた。
「だからね」
「それで、ですね」
「まずはね」
 風呂はというのだ。
「やっぱりね」
「サウナがですね」
「第一だからね」
「それで最初はですね」
「サウナに入ったよ」
「今日もですね」
「そうしたよ、そしてね」
 それでというのだ。
「今はね」
「湯舟に入られていますね」
「そうしているよ」
 こう言うのだった。
「僕はね」
「サウナですね」
「本当にいいよ、サウナ」
 ロシアはにこりとしてこうも言った。
「皆にもお勧めだよ」
「サウナな、どうしてかな」 
 古城はここでこう言った。
「俺が入ってると姫柊も何故か飛び込んで来るんだよな」
「あれ何でなんだ」
 蔵人は古城にこのことを真顔で尋ねた。
「俺も似た様な現場見たから言うな」
「ああ、見たか」
「お前さんがプールで一人で泳いでいたらな」 
 その時にというのだ。
「ビキニの紐半分ほどけた嬢ちゃんが上から落ちて来たな」
「そしてぶつかったな」
「それもお尻からな」
「それで後は絡み合ったな」
「嬢ちゃんの紐はほどけそうになってな」
 そうした状態でというのだ。
「そうなったことあったな」
「よく覚えてるよ」
「何であの時嬢ちゃん上から落ちて来たんだ」
 蔵人はこのことが真剣にわからなかった。
「ないだろ」
「あれたまたまジャンプしてや」
 ペットが言ってきた。
「飛び過ぎたらしいわ、飛び込み台からな」
「それでか」
「前にな」
「それで暁の上に落ちたんだな」
「そうやったんや」
「そうだったんだな、しかし本当にな」
 蔵人はペットの説明を聞いてからあらためて言った。
「こいつと嬢ちゃんは異常にそうしたシチュエーション多いな」
「だから俺も驚いてるんだよ」
 また古城が言ってきた。
「そうした時姫柊とんでもない恰好だしな」
「お前さんもだな」
「サウナの時は腰にタオル巻いただけだったしな」
「嬢ちゃんも身体にタオル巻いただけだな」
「それで俺に会って叫ぶんだよ」
 雪菜はそうするというのだ。
「本当にわからないよ」
「冗談抜きに腐れ縁じゃないのか」
 レスターは引いた顔で述べた。
「それはな」
「やっぱりそうか」
「訳のわからない巡り合わせでな」
 それでというのだ。 
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