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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS

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第八十九話 闇達、姿を現すのことその二

「その辺り覚えておけよ」
「学校の授業には出ないがな」
「そうなんですか。そう数えたんですか神様って」
「そうだよ。しっかりとな」
「記憶しておくのだ」
「わかりました。まあそれでオロチなんですけれど」
 真吾はさらに話すのだった。
「人間と自然を完全に分けてるんですね」
「それが間違いなんだよ」
 草薙は真吾を通してここにいる全ての者に説明した。
「人間と自然は対立するものじゃないんだよ」
「同じものか」
「一部か」
「そうなんですね」
「それがわかっていないのがオロチって神様なんだよ」
 そしてなのだった。今度はだ。
 月がだ。こう仲間達に話した。
「オロチは荒ぶる神ですが刹那はです」
「邪神ですね」
 徐庶が月の話に応える。
「この世に冥府を生み出すという」
「はい、そうなります」
 その通りだと話す月だった。
「刹那は邪神です」
「そっちの方が危ないって言えば危ないわね」
 舞は顔を顰めさせてこう言った。
「あとアンブロジアもいたわね」
「はい、アンブロジアもまた邪神です」
 そうだと話すのはナコルルだった。
「あの神もおそらくこの世界に来ています」
「刹那も。気配が強くなりわかってきました」
 また刹那について話す月だった。
「彼もまたこの世界に来ていて常世を出そうとしています」
「敵も賑やかなのだ」44
「賑やか過ぎるな」
 関羽が張飛に言う。
「これでは他の者達がいても不思議ではないな」
「ああ、いるだろうな」
 テリーがここで言う。
「ネスツとかな」
「ネスツ?」
「そうした怪しい勢力もいるんだよ」
 テリーはいぶかしむ声を出した劉備に話した。
「簡単に言ったら悪の組織だよ」
「そうなんですか。悪の組織ですか」
「そういう奴等も来ているだろうな」
「何か何でも来ているな」
「あんた達の世界の闘える奴全員じゃないのか?」
 趙雲と馬超はテリーに言った。
「そこまでいくとだ」
「いい奴も悪い奴もな」
「そうなってるのはなあ」
 丈が二人に首を捻りながら話す。
「もう否定できないな」
「そうだね。ここまでくるとね」
 アンディーはその丈に言った。
「皆来てるしね」
「俺もな。まさかな」
「こんなことになるなんてね」
 リョウにユリも話す。
「ロバートだけじゃなくな」
「本当に皆来てるなんてないから」
「そやなあ。これやったらミスタービッグもおるやろしな」
「いや、あいつはいてもな」
「別に怪しくはないか」
 ロバートはリョウに言われてこう考えなおした。
「この世界やったら悪事もできんしな」
「そうだ。だから大丈夫だ」
 こう話すのだった。
「あいつに関してはな」
「そやな。まあオロチにネスツに」
「アンブロジアに刹那」
「他は誰がいるかか」
「それが問題だよな」
 全員でこんな話をする。ここでだ。
 天幕の中にリムルルが入って来てだ。こう言うのだった。
 
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