戦姫絶唱シンフォギア〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜
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戦姫絶唱シンフォギアG〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜
G編〜ガングニール・ガール〜
片翼
前書き
皆さま、遅くなってしまい投稿が遅れてしまいました。
次回タイトルを変えてしまいました。だが、わたしは謝らない…
時は遡り、ライブ前…
『この盛り上がりは皆さんに届いているでしょうか?世界の主要都市に生中継されているトップアーティスト二人による夢の祭典!今も世界の歌姫マリアによるスペシャルステージにオーディエンスの盛り上がりも最高潮です!!』
テレビから流れるアナウンサーの声を聞きながら、二課所属のシンフォギア装者、最後の一人──風鳴翼はライブ会場の舞台裏で眼を閉じ、次の自分の出番までイメージトレーニングをしていた。
その翼の近くでマネージャーである緒川慎次は電話をしている。電話相手は風鳴司令だ。
「状況はわかりました。それでは翼さんを」
「無用だ。ノイズの襲撃と聞けば、今日のステージを放り出しかねん。ユージオ君の協力も得られることになったんだ。翼には今日のステージを全うしてもらいたい」
「そうですね…了解しました。ではそちらにお任せします、翼さんにはうまくごまかしておきます。」
電話を切った緒川に翼はこう声を掛ける。
「司令からは一体何を?」
「今日のステージを全うしてほしいと」
そう言いながらメガネを外した緒川に対し、翼は指を差しながら
「はぁ……。メガネを外したということはマネージャーモードの緒川さんではないということです。自分の癖くらい覚えておかないと……」
そう小言を言い始めたが、「お時間そろそろでーす」というスタッフの声に遮られてしまった。
「はい!今行きます!」
そうスタッフに答えた翼に緒川はこう言った。
「傷ついた人の心を癒すのも、風鳴翼の大切な務めです。それに僕は嘘なんて言ってませんよ?司令は本当に「今日のステージを全うしてほしい」と言ってたのですから」
「……不承不承ながら了承しましょう。詳しい事は後で聞かせてもらいます」
そう言った翼はコラボする相手、マリア・カデンツァヴナ・イヴと同時に会場へ向かった。
♪♪♪
そして、マリアと翼のこのイベント限定のコラボ楽曲「不死鳥のフランメ」を歌い終わった後、マリアはこう言った。
「今日のライブに参加出来た事を感謝している。そして、この大舞台に日本のトップアーティスト風鳴翼とユニットを組み歌えた事を」
「私も素晴らしいアーティストと巡り会えた事を光栄に思う」
マリアと翼は固い握手を交わす。
「私達が世界に伝えていかなきゃね。歌には力があるってことを」
「それは世界を変えていける力だ」
しかし、その後、マリアが──
「そして、もう一つ」
そう呟いた刹那
ライブ会場に無数のノイズの群れが出現したのだった。
to be continued…
後書き
どうでしたか?
今回はユージオは出さずに翼さん視点でのライブの裏側を描きました。
といっても、今回はかなりT ogaさんがほとんどの文章を考え、それに私が追記しただけのものです。
T ogaさんありがとうございました。
それではまた次回!
次回、戦姫絶唱シンフォギア〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜「偽善者の烙印」
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