戦姫絶唱シンフォギア〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜
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戦姫絶唱シンフォギアG〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜
G編〜ガングニール・ガール〜
偽善者の烙印
前書き
遅くなってすまない!
シンフォギアXDでは新しい展開が始まりましたね!
まずはグレ響の新エピソードから始まりましたが、いきなりこの前の或人を思わせるような展開!
ここからオレ翼&おとなしクリスの世界、研究者調&世話焼き切歌の世界、そして、OPで映ってた大人セレナ&ロリマリアの世界と繋がるわけですね。これからのXDの展開も楽しみです!
後、ロリマリアのギア、俺ツイのテイルレッドに似てるよねボソッ
そして、祝え!新たなるSAOの歴史の1ページである!その名もソードアート・オンラインプログレッシブ!
長文失礼しました。
では、本編どうぞ!
時は戻り、ライブ会場内
「そうか、君達はさっき迷っていたんじゃなくて、合流する為にあそこにいたんだね」
僕は先程会場の裏で出会った二人と対峙していた。
「ッ!だから、何だって言うんデス!」
切・呪りeッTぉ
金髪の女の子は大きな鎌を切り上げ、刃先を飛ばしてきた。
僕は飛んでくる刃を何とか回避すると、
「切ちゃんに気を取られすぎ…」
γ式・卍火車
黒髪の女の子が回転する刃で突撃してきた。
僕はとっさに防御の構えを取り、相手の突撃の勢いを相殺し、それをパリィで弾いた。
「くっ‥」
その時、
「あなた、そこをどきなさい!」
「えっ!あっ、はい!」
ツバサがそう叫び、僕は慌ててその場所から退くと
「土砂降り、十億連発だ!」
上から雨のような光弾が敵の子たちに向かって、降ってきた。
それを降らせたのは落ちてきたヒビキとクリスだった。
金髪の子と黒髪の子は回避行動をとり、マリアにはマントで防御をされてしまった。
そこへ
「うおぉぉりゃぁぁ!」
ヒビキが光弾を防御するのに必死なマリアに強力な一撃を叩き込もうとしたが、すんでのところで避けられ、地面に大きな穴を作っただけだった。
二人が地面に降り立った時、
「やめようよこんな戦い!今日出会った私たちが争う理由なんてないよ!」
「…っ、そんな綺麗事で…」
「…え……」
「綺麗事でものを解決しようとする人の言う事なんか信じられないデス!」
「そんな…話せばわかるよ!だから……」
「偽善者…」
黒髪の子が言葉を続ける。
「この世には、貴方のような偽善者が多すぎる…!!」
そう言い放つと、また攻撃を開始してきて、今度は刃物を発射してきた。
だが、ヒビキはあの子に言われた事がショックで、動けていなかった。
すかさず、ツバサが間合いに入った事で事なきをえて、クリスが三人めがけて光弾を放った。
しかし、かわされてしまいツバサは槍の人と、ヒビキは先程言い争っていた子と、クリスは後方支援、そして、僕は大振りの刃物を持った子と対峙する形になっていた。
「デース!」
「あれだけの大きさの刃物は見たことない…けど…!」
(エルドリエさんが使っていた鞭に比べれば…!)
長物を使う際は隙が大きいという弱点を思い出し、アインクラッド流奥義「スラント」の構えをし、下からの切り上げをして、一瞬怯んだ隙に肩の上に剣を持ち直し、上から剣を振り下ろし、相手の子を大きく後退させることに成功した。
「うう…シンフォギア無しでもここまでの威力デスとは…」
「もうやめて!これ以上戦う必要は…」
「それでも…負けられないのデース!」
「うっ…!」
僕は相手の子に語りかけようとしたが、それを遮るように叫びながらこちらに走ってきて、刃を振りかざしてきた。
僕は刃と交わすような感じで受け止めたが、互いに一歩もひかない状態だった。
その時だった。
「※$♪☆○#×!」
中央からソードゴーレム程の大きさのノイズが出現した。
「何、あのでっかいノイズは!」
「増殖タイプ…」
「こんなのが投入されるなんて聞いてないデスよ!」
僕もそうだが、みんなも予想外ことだったのか驚いている。
「マム?…分かったわ。切歌、調撤退するわよ!」
マリアが何やら通信機越しに誰かと喋って、仲間の子達…キリカとシラベに撤退命令を出すと、武器からノイズに向けて光弾を放った。
HORIZON†SPEAR
大型ノイズは分散し、破片が会場内に飛び散った。
その隙にマリアたちは撤退していった。
「ここで撤退するだと!」
「こんなところで尻尾を巻くのか!」
ツバサとクリスは追おうとするが、さっきの破片が一体のノイズとなり、会場のあたり一帯に広がっていった。
「せゃゃぁ!」
ツバサがノイズを切り裂くも、どんどん増えていく。
(何か分裂をさせずに一撃で倒す方法を…そうだ!」
「みんな会場から離れてステージの上に移動して!あのコンビネーションの準備を!」
「…っ!まさか、あれは未完成の技なんだぞ!」
「だが、その方法が一番理にかなっている」
「翼さん!クリスちゃん!ユージオ君を信じよう!」
そう言って、みんなどいてくれたので僕はすかさずノイズ達を会場の中央へおびき寄せた、そして…
「武装完全支配術!咲け…!青薔薇!」
剣を地面に突き刺し、武装完全支配術を唱えその場にいた全てのノイズを凍らせた。
「後は任せたよ、みんな!」
僕はその場から離脱し、あの技が当たらないように三人の近くに戻ってきた。
「よし、いくよ!」
ヒビキはツバサとクリスと手を繋ぎ、唄い始めた。
「「「Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el baral zizzl
Gatrandis babel ziggurat edenal
Emustolronzen fine el zizzl」」」
「セット!ハーモニクス!これが私達の…!絶唱だぁぁぁぁぁぁ!!!」
すると、ヒビキの腕に巨大な腕が鎧によって形成され、それを凍ったノイズに対してぶつけた。
ノイズは分裂することなく撃退され、放った後に虹のような
竜巻が天に上った。それはとても綺麗だった。
戦いが終わり、全員が鎧から元々の姿に戻った。すると、ヒビキがその場に座り込んでしまった。
「無事か!?立花!」
「大丈夫?ヒビキ?」
「へいき…へっちゃらです…」
「へっちゃらなもんか! まさか、絶唱の負荷を中和しきれなくて…?」
僕たちは駆け寄ったが、座り込んでしまった理由は違った。
「私のしてることって偽善なのかな…?胸が痛くなることだって知ってるのに…」
あの時の女の子…シラベの言葉に傷ついていたのだ。
「ヒビキ…僕は君と会ったばかりで何も分からない…でも、これは一つ言える。君が正しいと思ってやっているならそれは偽善じゃないよ」
そう、あの時禁忌目録を破ってでも、自分の心に従い、ティーゼ達を助けたのと同じように…
「…うん、そうだね。ありがとう、ユージオ君少しだけでも元気が出たよ!」
「そう、よかった…」
そんな様子をツバサはあまり僕のことをよく思ってない視線で見ていたことを知らない…
to be continued
後書き
歌姫裏話
ユージオ君はシンフォギアなどの説明を受けた際に絶唱の運用方法を聞き、その中でS2CAのことも聞いています。
次回、戦姫絶唱シンフォギアG〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜「疑念」
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