ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
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ハンター到着
翌日 新ハンターベース
新しく移設したハンターベースでは、エックスたちがケインを囲んで何やら話をしていた。
「ケイン博士、本当にドラえもんを見ていないんですか?」
「む、むう・・・・・」
結局ドラえもんは一日帰ってきていないのだ。流石に心配になったエックスは一緒にいると思った玉美に聞いてみたが玉美は何かを思い出すかのように泣き出してしまうのでケインを呼んで聞いてみることにしたのだ。
「エックス隊長、ケイン氏を責めないで上げてくださいよ。ドラえもんさんが突然姿を消したのは気になりますが・・・・・」
「でも、おかしいわ。だって、じいさんは昨日家にいなかったんだし、ちょうど玉美ちゃんもドラえもんも姿を見せなかった。」
「アイツからも二人の様子を見てくると言ってたしな。」
「う、うぅ・・・・・・・・・」
エックスたちに言われてケインは事の重大さを改めて思い知らされる。このまま黙っていたらおそらくエックスたちのことだ。自分の屋敷まで調べてあのトランクを見つけ出すのかもしれない。そしたら、自分が一方的に犯人だと誤解されてしまう。
「・・・・・・わ、わかった。正直に話そう。」
「ケイン氏!?」
「実はのう・・・・・・・・」
ケインは不安な表情で昨日の話をエックスに聞かせる。
ケイン宅
「・・・・っで、これが例の鞄なんじゃ。」
ケインは封をしたトランクをエックスたちの目の前に見せる。
「これが・・・・・」
「だが、ブリキだらけの島なんて聞いたことがないぞ。」
「でも、気になりますね。もしかしたら二人はその雪山で埋もれてしまっているかもしれませんし。」
エックスはケインから鍵を受け取ってトランクを開ける。するとたちまち中から門が形成された。
「見た目はどこでもドアのバリエーションに見えるけど・・・・・・この中を潜ればいけるんですね?」
「うむ。」
「・・・・・今はハンターベースの移設でみんな忙しいからな。」
ちなみにここにいるメンバーは、エックス、マーティ、ゼロとアイリスを含めれば、ビートブードとマンドリラー、ホーネックの7人である。ジャイアンたちもカウントすれば12人だ。
「アルティメットアーマーはまだ返却していないから使えるけど・・・・・あの力は危険だからな・・・・・・」
レプリフォース大戦後、変化したフォースアーマーは元には戻らずアルティメットアーマーのままだった。現在、元レプリロイド工学員の経歴を持つ新しく配属された女性オペレーター エイリアがアルティメットアーマーのデータをベースに突貫作業で復元してくれたがまだ調整しきっていないのでストックしか使えない。そのため、今回は2種類のアーマーを使用することができる。
「・・・・・取り敢えず、調べに行ってみよう。そのホテルを調べれば何かわかるかもしれないし。」
「・・・そうだな。また、シグマの奴が絡んでいるかもしれないしな。」
「うむ・・・・・流石にシグマとは思えんが。」
そう言うと一同は門を潜って行く。玉美はマーティの背中にくっついたまま怯えていた。門を出るとそこは最初に来た時と変わらない砂浜が広がっている。
「いい眺めですね。」
ホーネックは青い海を見ながら言う。しばらくするとブリキ自動車が迎えに来た。
「可愛い車。」
アイリスは車を見ながら言う。エックスたちは取り敢えずジャイアンたちを車に乗せて自分たちはダッシュで移動しながらホテルへと向かう。
「これが爺が言っていたホテルか。」
「見た目は随分いいホテルね。アタシとエックスが泊まったホテルもこんな感じだったかしら?」
「あぁ・・・・・・新婚旅行を思い出すなぁ・・・。」
「エックス隊長、思い出に浸るのはいいんですがそろそろ調べないと・・・・・」
「あっ・・・・そ、そうだな。」
エックスはビートブードに言われて現実に戻り、玄関を開けて中に入る。
「イレギュラーハンターだ!」
中に入ってバスターを構えてみるが中は誰もいる様子はない。
「まあ・・・・・素敵ね!私、こんなホテルが憧れだわ!」
調査ということはわかっているがホテルの中を見てしずかは思わず見とれていた。
「でも、おかしいですね。こんな綺麗なホテルなのに誰もいないなんて・・・・・・もしかして襲われたんじゃ・・・・・」
「開業サービス中と言っておったからな。どの部屋も自由に使っていいって言っていたし。」
「へえ!スネ夫、せっかくだから調べるついでにホテルの中を探索しようぜ!」
「いいね!のび太、いいかい?」
スネ夫はあくまでも調査であるためエックスに許可を求める。
「うん・・・・・・まあ、あまり荒らさない程度なら。」
エックスは一般ハンター用のバスターショットとカートリッジを二人に渡す。二人は早速、ホテルの中を探索に出かける。
「じゃあ、俺とホーネックはドラえもんさんとマイマインが消えたという雪山を調べてきます。」
「あぁ。何か見つけたらすぐに報告してくれ。」
「はい。」
3階 大食堂
「綺麗な雪景色・・・・」
アイリスは、食堂の窓から見える雪山を見ながら言う。
「本当ね・・・・・あら、玉美は見ないの?」
マーティは、後ろに隠れている玉美にも見せようとするが怖がって隠れたままだった。
「変な子・・・・・・・」
「お~い!大発見!!」
どこから持ってきたのか盆に料理を乗せてジャイアンとスネ夫が入ってきた。
「おい、それどこから持ってきた?」
「隣の部屋の機械から。メニューのボタンを押すと出てくるんだ。」
「あのな・・・・・・」
「そう言えば・・・・・そろそろお昼か。セルフサービスなら犯罪にはならないから俺たちも頂こうか?」
「エックス、お前まで・・・・・」
「あっ、でも今日はお弁当作ってこなかったからいいんじゃないかしら?」
「・・・・・・爺、問題ないのか?」
ゼロは、ケインの方を向いて聞く。
「まあ、問題ないじゃろう。」
「・・・・・俺たちも頂くか。俺たちだけだと可哀そうだからホーネックたちも呼び戻すぞ。」
ゼロはホーネックとビートブードを通信で呼び戻し、一同は珍しがりながらも食事を楽しく取り始める。
「玉美、あなたもちゃんと食べないと大きくなれないわよ?」
「お、お腹空いてないもん・・・・・・・」
しかし、不安が拭えないケインと玉美だけはどうも食事がのどを通らずあまり食事にならなかった。
ホテル前の海
二人の報告で雪山には結局いなかったため、エックスたちは調査を一旦区切って気分転換に海水浴をすることにした。
「いやっほ~!」
「それ~!!」
ジャイアンとスネ夫は久々の水泳を楽しむ。ゼロとアイリス、エックスとマーティも海に入り、ホーネックとビートブードは、浮き輪でのんびりと浮いていた。
「しずかちゃんたちは泳がないのかい?」
唯一水辺に近寄ろうとしないマンドリラーは、砂浜で泳いでいるのを見ているしずかに聞く。
「だって、玉美ちゃんが可哀そうなんだもの。」
「俺が見るから別にいいよ?水着なら取ってくればいいんだし。」
「やれやれ、お前はあの中に入りづらいというのがわからんのか?」
ケインは呆れながら言う。
「ハア・・・・・・・はよう帰った方がいいんじゃがのう・・・・・・」
ケインも砂浜にしゃがみながら独り言を言った。
そして、気がつけば夕方になっていた。
「お~い!!そろそろ帰るぞい!!」
ケインは流石に痺れを切らして言う。
「ハア~~~楽しかった。」
「もうクタクタ・・・・・」
ジャイアンとスネ夫は、海から上がってくるとその場で寝転んでしまう。
「えぇ~い!若もんが何をやっとるんじゃ!?早う帰るぞ!」
「博士~今日はここで泊まろうぜ・・・・・」
「何を言っとるんじゃ!?」
「僕もジャイアンの意見に賛成~!」
「のう・・・・・エックス、何とか言ってくれ。」
ケインは、エックスに向かって言う。
「うん・・・・・・確かにホテルの中は特に罠みたいなものは仕掛けられていないけど・・・・・ドラえもんたちの捜索がまだ終わっていないからホテルを拠点にしてやるというのも・・・・・」
「お、お主まで・・・・・・」
「お兄ちゃん、帰ろう・・・・・」
玉美はエックスの手を引っ張りながら言う。
「うん・・・・」
「ほれ、可愛い妹が言っておるじゃし、のう?」
「・・・・・・・・今日は一旦、引き上げ・・・・!?」
その直後、そう遠くない場所で爆発音がした。
「何!?今の!?」
「な、なんなんですか!?」
一同は、どこから聞こえてくるのかを確認する。
「ホテルの方からだ!」
エックスたちは急いでホテルの方へと向かう。ホテルの周辺は空爆にでもあったのか爆発でできたクレーターが複数あった。
「一体何が・・・・・おぉっ!?」
また目の前に爆弾が落ち、全員伏せる。
「あっ!あれは!?」
ホーネックが真上を見るとホテル上空に小型のブリキ製の飛行機が編隊を組んで飛行していた。
「玩具の飛行機?」
「玩具だったら爆弾なんか載せたりするか?」
「くそ!あいつ等がやったのか!?」
飛行機は旋回して、爆弾を投下し始める。
「あっ!?やめろ~!!」
ジャイアンは思わず飛び出していく。
「ジャイアン!?戻るんだ!!」
エックスは急いで制止しようとするがジャイアンは勢いよく走って行く。
「今夜泊まれなくなっちゃうだ・・・おっとっ!?」
ジャイアンは思わず目の前に堕ちた爆弾をキャッチする。
「・・・・・・・・」
「「「「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」」」」」」
目の前で爆発するのではと一瞬全員がこわばったがどうやら不発弾のようで爆発しなかった。しかし、そのすぐ後ろで爆弾が爆発し、ジャイアンは軽く吹き飛ばされた。
「「「ジャイアン!?」」」
ジャイアンは大した怪我はなくすぐに起きやがる。
「やったな~!!叩き落してやる~!!!」
ジャイアンは近くになったブリキの木を金属バット代わりにしてツッコんで行く。
「アイツ・・・・・流石に無茶だぞ!」
「武さん、逃げてください!」
飛行機たちは、そんなジャイアンに向かって機銃で攻撃する。
「うわぁぁあああああああ!?」
流石にジャイアンもこのままいけばハチの巣にされると分かり、大慌てて逃げる。
「ジャイアン、こっちだ!」
「早く早く!」
「早くしないと体中が穴だらけになるわよ!」
エックスたちに誘導されどうにか飛行機たちの第一攻撃を凌ぐ。
「くそ~!!」
「ジャイアンたちは、ケイン博士を連れて引き返してくれ。ここは俺たちが・・・・・・」
「いや!このままおめおめ帰ったら俺の気が済まねえ!」
ジャイアンは戻ってくる飛行機たちに何をするのか先ほどより大きい木を取り、手ごろな大きさの石を拾う。
「おい、無茶は止せ!」
「無茶かどうかはやってみなくちゃわかんねえ!これでも喰らえ!!」
ジャイアンは、石でバッティングを行い、飛行機に石を命中させて破壊する。
「やったぁ!」
「どんなもんよ!」
「・・・・どうやら、引かせる必要もないようだ。」
「じゃあ、僕たちはできるだけ石を集めよう。」
「よし、全員一斉射撃開始!!」
エックスはフォースアーマーを展開して、ストックチャージで飛行機たちを撃ち落としていく。
「えっと・・・・・えい!」
アイリスも不慣れながらも、バスターを展開して飛行機に攻撃を始める。まだ訓練中のため命中率は低いが敵をかく乱させるには十分だった。
「パランスティックボム!!」
ホーネックもハチ型爆弾を飛ばして爆発の余波に巻き込まれて更に飛行機が撃ち落されて行った。
「シールドブーメラン!」
マーティもシールドブーメランを投擲して打ち落とす。一同の総攻撃により、飛行機は見る間にその数をあっという間に減らされ、ほぼ全滅状態へとなった。
「やれやれ。こんな玩具でこっちに攻撃をしてきたのが運の尽きだな。」
バスターが不完全で威嚇射撃しかできなかったゼロは皮肉を交えながらも言う。
「あっ!一機だけ逃げていく!」
スネ夫が叫んだ方を見ると一機だけフラフラしながらも撤退して行っていた。
「いや、あれでいい。追って奴らが何者なのか正体を突き止めるんだ!」
「おし!いっくぜ!!」
エックスたちは飛行機が逃げた方向へ向かって走って行く。もしかしたらドラえもんたちを捕らえた犯人かもしれない。そう思いながらも見逃さないように追いかけて行った。
『見ましたか!?あの方たちの強さと、あの勇敢な姿を!』
『・・・・この星の人たちは、頼りになりそうだ。』
その様子をこっそり見ていたものがいるとも知らず・・・・。
「へえ・・・・・・へえ・・・・・・ちょっと待っておくれ・・・・・・・・・」
「疲れた・・・・・・」
一同が飛行機を追いかけている中、幼い玉美と年寄りであるケインは膝をついて言う。
「爺、しっかりしろ。いつもならそれくらいでバテないだろ?」
「だって・・・・・連日で走っておるんだもん・・・・・・」
「まずいですね・・・・・・日が暮れて視界が悪くなってきました。」
ホーネックは暗くなりつつある周囲を見ながら言う。
「幸いタケコプターは持ってきたからここからは飛んで探そう。」
「「「「えっ!?」」」」
アーマーの中から人数分のタケコプターを出すエックスを見てジャイアンたちは目を丸くする。
「のび太!なんでもっと早く出さなかったんだよ!?」
「いや、まさかこんなことになるとは思ってもみなかったから・・・・・・・」
そう言いながらも一同はタケコプターを付けて空から捜索を続行する。
「・・・・・・・俺たちが飛べてよかった。」
「飛べなかったらマンドリラーだけ地上に取り残されるところでしたね・・・・・(汗)」
一人だけ三つも取り付けて飛んでいるマンドリラーを見ながらホーネックは言う。
エックスたちが森を見ながら飛行機の行方を探しているとしずかは森の奥で何か見えていることに気がつく。
「あら?ねえ、あれ一体何かしら?」
「えっ?」
全員でそこへ行ってみるとそこには少し大きめのロケットらしきものがあった。
「何だこれ?」
「宇宙船にしては小さすぎるな。」
マーティは、窓らしきところから中を覗こうとするが何も見えない。
「中はどうなっているのかさっぱりだわ。」
「あれ?中から何か聞こえませんか?」
アイリスが中から何か会話のようなものが聞こえたと言いかけようとしたとき不意にどこから出しているのか大音声の声が聞こえてきた。
『そこから覗いているのはこの星の人間か!!』
「きゃぁあっ!?」
突然の声にマーティは思わずエックスの元へと飛びつく。
「な、なんなんだお前たちは!?」
「シグマの手下か?」
「それとも宇宙人だったりして・・・・・・・・」
『よくも我々の戦闘機部隊を全滅させてくれたな!!だが、タヌキとカタツムリはこっちが捕らえた!ナハッ、ガッハッハッハッハッハッ!!』
宇宙船からの声にエックスは思わず驚く。
「タヌキ!?もしかして・・・・・・ドラえもんか!?」
「カタツムリはおそらくマイマインの奴か。」
エックスは宇宙船へと近づいていく。
「ドラえもん!?中にいるの!?返事をしてくれ、ドラえもん!?」
その直後、ロケットが動き出し、ブースターの火が点いた。
「まずい!エックス離れろ!?」
「くっ!」
「ドラえも~ん!!」
ロケットに近づこうとする玉美をエックスは慌てて押さえる。
「だめだ玉美!」
「でも、ドラえもんが!」
「くそ!落鳳」
「ダメ、ゼロ!そんな技を使ったらドラえもんさんやマイマインまで巻き込まれちゃう!」
落鳳破でロケットを破壊しようとしたゼロをアイリスは必死に止める。その間にロケットは遥か上空の彼方へと消えていった。
「どらえもん・・・・・ドラえも~ん!!うわぁあああああ~!!」
玉美は大泣きしながらドラえもんを呼び続ける。
「い、一体何者なんだ?あいつ等?」
「どうしていきなりあんな乱暴なことをするの?」
スネ夫としずかが困惑する。
「だが、宇宙へ逃げて行った以上シグマの手先ではなさそうだな・・・・。状況は変わらないが。」
「・・・・・・はっきりしていることがある。」
「えっ?どういうことジャイアン。」
一人腕を組んでいるジャイアンにスネ夫はきょとんとした顔で言う。
「ドラえもんたちが奴らに攫われたってことだよ!大事な友達を見捨てられるか!!みんな、助けに行こうぜ!!」
「ジャイアン・・・・・」
ジャイアンの言葉にエックスは思わずうれし涙が出そうになった。
「しかし・・・・・宇宙までどうやって?」
「スペースコロニーがある辺りまではシャトルで行ける。だが、そこから先に行く手段がな・・・・・・」
ゼロは首をひねって考えてみるが大戦が終結して間もないため、それ以上先に行く手段は今の時点ではない。
「・・・・いや、ひとつだけある!宇宙救命ボートで追えばいいんだ!」
「それだぁ!!」
「あのね・・・・・・その救命ボートもドラえもんのポケットの中にあるんだけど・・・・・」
「「あっ。」」
「困ったのう・・・・・・いくらエックスたちとは言え外宇宙に行けるわけではないからな。」
全員困った顔をして言う。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・
その時、大きな地震が起こった。
「う、うわぁ!?」
「な、なんだ!?」
「じ、地震よ!?」
「こんなでかい地震があるか!?」
全員思わず伏せるがただ事ではない。
「エックス隊長、ゼロ隊長。ここは危険です!一旦トランクの門へ戻って増援を呼んで体勢を立て直しましょう!?」
「くっ・・・・・・まだ大戦の傷跡が治っていないというのに・・・・・・仕方ないか。」
エックスたちは、急いで門のある海岸の方へと飛んでいく。
「海岸は確かこっちだわ!」
マーティが指さした方へ移動を始めるがアイリスはある異変に気がつく。
「ゼロ、おかしいわ!?海がどんどん沈んでいる!」
「そんなバカな!?」
「いや、隊長。アイリスさんの言う通りです!海が見えなくなってきています!?」
海のある方を見ると確かに海が沈んでいるように見える。
「いや・・・・・そうではない。よく耳を澄ましてみるんじゃ。」
ケインの言われたとおりに耳を澄ましてみると何かのジェット音が聞こえる。それもすぐ近くで。
「ま、まさか!?」
エックスはかつてシグマパレスに乗り込んだことを思い出す。あの時は一つの島を丸ごと作り変えて人工的に浮かせる仕組みになっていた。そのため島の底には浮遊用のバーニアが作られていた。
「こんなバカでかい島でありえんとは思うが・・・・・・・・・・この島は空に向かって飛びあがっておるぞ!?」
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