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ドリトル先生の競馬

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第八幕その七

「間違ったね」
「信仰ですね」
「熱心に信仰することはいいことでも」
「間違ったことは、ですね」
「したらいけないよ」
 くれぐれもという口調で、です。先生はホフマン君にお話しました。
「何があってもね」
「そうしたことにも注意して」
「そうしてね」
「やっていくことですね」
「そうだよ、じゃあ流鏑馬もね」
「やらせてもらいます、あと秋には大会もありますし」
 こちらもというのです。
「それに向けて」
「頑張っていくね」
「そうしていきます、流鏑馬に大会に」
「秋は忙しいね」
「そうですね、ただ馬達は今は太っていますが」
「その太っていることもね」
 このこともというのです。
「いい結果になるよ」
「秋にですね」
「夏に太る位食べていればね」
「体力の心配はないですね」
「だからね」
 それ故にというのです。
「きっとだよ」
「このことはですね」
「いい結果になるよ」
「秋に」
「流鏑馬も大会も」
 どちらもというのです。
「馬があってね」
「その馬の体調が万全なら」
「絶対にいい結果になるよ」
「それじゃあ」
「その健康な馬達とね」
「頑張っていきます」
 ホフマン君は先生に笑顔で答えました、そうして乗馬の練習を続けます。その彼を見てからでした。
 先生は動物の皆に笑顔でお話しました。
「じゃあ図書館にね」
「うん、戻ってね」
「また資料を読んでいこうね」
「そうしようね」
「是非ね、それと」
 先生は皆にさらに言いました。
「研究室に帰ったらね」
「あっ、紅茶だね」
「お茶の時間になったらね」
「研究室に戻って」
「ティータイムだね」
「そちらも楽しもうね」
 毎日そうしている様にというのです、そして実際にです。
 先生は三時にはティータイムを楽しみました、ミルクティーに三段のティーセットにクッキーとバウンドケーキ、エクレアを置いてです。
 ミルクティーを飲みつつお菓子を食べていきます、そこで。
 先生は皆にここではこんなことを言いました。
「こうしてお茶を楽しむとね」
「先生は満足だよね」
「学問が出来てティータイムを楽しめたら」
「それで」
「そうなんだ、本当にね」
 飲みつつ言うのでした。
「これだけでね」
「凄く幸せになれるね」
「先生にとってはね」
「もう学問とお茶」
「この二つが欠かせないね」
「そうだよ、だから僕は今とても幸せだよ」
 エクレアを食べつつにこにことしています。 
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