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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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10部 地球
2章 サウスタウン
  テリー・ボガード

 俺はいつもの服に普段は大がかりな白いマントを羽織っていた
肩には修練闘士(セヴァール)の紋章がついたもの
なのはにも誰にも見せたことがない儀礼装の一部
これは修練闘士(セヴァール)がクルダの名の許に礼を尽くす行為を行うときに身にまとう
流石に旗は持ってこなかったけれど
俺はテリーに最大限の礼を持ってこの戦いに挑む。
例え今のテリーがポンコツだとしても
俺はマントに手をかけなのはに手渡す

「なのは預かっていて」

「綾ちゃん・・・そこまで思いを込める戦いなの?」

「多分ね」

 俺はテリーに対峙をする

「大がかりだな綾」

「これでもテリーに敬意をしてるんだよ
さてやろうか」

「O・K」

  そう言った瞬間、テリーが腰が高いスライディングしてきたので軽くバックステップでかわしたらそこから足が蹴り上げられた。

 ファイヤーキックか俺はそれをフックではじき返した。

「9年前の再現なんて馬鹿にしてる?」

 言いながら俺は素手で衝撃波を飛ばす。
 
 テリーは、それを回転踵落とし
クラックシュートだが、本来なら俺の頭に来るはずが、肩に移動されてる。
俺はそれを受け切った。

「やはりなめてる?」

「おいおい、攻撃は俺の方が当たってるんだぜ!」

 テリーほどの男が俺の言いたいことがわかってない
もしかしてテリー自分自身が今どんな状態かわかってないのか

 俺は、バックステップをしながら距離を開けて前蹴りをする
蹴り先から衝撃波を生みテリーに向かっていくが、
テリーはそれを横に移動してかわし、拳を突き出して突進するしてきた。
これも通常なら顔面に来るはずだが、当たる瞬間に胸元の方に方向が変わった。
俺はそれを体捌きで躱し、左フックを入れる
もろカウンターになりテリーはそのままリング端まで吹き飛ばされた。

「急所を狙ってこないなんてバカにされたものだ
そんな腑抜けた攻撃なんて俺に聞くわけないだろう」

 テリーはふらつきながら立ち上がってきた。

「何・・・言ってやがる綾
俺は狙ってるぜ、想像以上に強くなってるな」

 テリーと戦ったのは、中学の時でまだアシュリアーナに飛ばされる前だ


 何度目かの攻撃が来るが、急所がずれてるので
かわすまでもなくガードの必要もない
俺はテリーの頭をつかみ地面にたたきつけた。

「なぁテリー認めろよ」

 俺は地面に横たわってるテリーに向かって声をかけた。

「俺達はあそこにいるなのはやヴィヴィオ達とは違うということを」

 テリーはふらつきながら立ち上がる
格闘家、闘士として立ち上がってくる
急所攻撃が出来なくても誇り高い狼はまだ死んで無いことがわかる。

「どんなきれいごとを言っても俺たちは人殺しだ
ギースは悪人だった確かにそうだろう
お前らの父親を殺した
確かにそうだ
でもテリーあんたはギースを殺した
どんな奴でも命というのは平等だ
ギースを殺したせいでこの街は混沌化したのも事実だ」

「だったらどうしろというんだ!」

「だから言ってるだろう認めろと
俺らはギースたちと同じなんだと
人殺しという咎人(とがびと)だ」

 そう言った瞬間周囲が緊張してるのがわかる。

「だが、テリーあんたは人の生活命を守ったのは事実だ
卑下しろと言ってるんじゃないんだ
都合のいい主張と誇りを繰り返すなと言ってるんだ」
次につなげることはできないと思ってる」

「講釈はそれだけか!」

 それじゃだめだよ
テリーの必殺の一撃も当たり所が悪ければなまくらだ
俺はそれをかわしてただの前蹴りで吹き飛ばす。

「話の途中で攻撃するのは嫌われるよ
誰かを殺すということはほかの人に悲しみを残す
だから俺たちはそれをしっかりと受け止めないといけない
未来に繋げる価値や相手に最大限の尊敬を込めて戦わないといけない
エレさんやガウみたいに上手く話せれね
もう言いたいことは殺した者が恥ずかしくないように
しっかりと大地に立って、戦い
倒された後も誇れるような闘士にならないといけないって事
いつまでもギースの亡霊に悩んでるんじゃねえよ」

 テリーが起き上がってこようとしたので回し蹴りをして吹き飛ばす。

「俺はいままで倒したもの、殺したものを心に刻んで戦ってるぜ
てめえはどうなんだ!」

 大声を上げながらテリーが向かってくる
テリーも戦てっていやがる
自分では気づいてないかもしれないが己と戦っていやがる
でも、俺はこれで決着を付けようと足を踏みいれた瞬間にテリーは地面に拳をぶつけた。
大きなエネルギーの柱が立ち俺を巻き込んだ

『パワーゲイザー』

 カウンターになって俺はまともに受け後ろに吹き飛ばされてしまった。
テリーが勝利ポーズをしようとしたところで俺は立ち上がる。

「やれば出来るじゃん!」

「まともに入ったはずなのに化け物か!」

「吹っ切れた?」

「俺はギースを殺した
ロックを俺と同じ遭遇にしてしまった
綾が言ったようにギース亡き後
この地の後釜を得ようと裏社会の人間が入ってきた」

「お前はギースを否定した
なら生き残った者はそれを成し遂げないといけない役目がある
良い社会にしろと言ってるわけじゃないんだ
次世代に繋げるために戦えと言ってるだけだ!
あんたは俺が・・・
私が尊敬しているファイターだ
こんな事で自分に負けないで・・・」

「あぁ、まだあんたが望むようになれてる自身がないがやってみるよ
ここからが本当の戦いだ!」

「それは楽しみだ
伝説の狼
テリー・ボガード
あんたと戦えることを誇りに思うよ」

 俺は自分の血をぬぐってほほに一閃の血を付ける

「さぁ始めようか!」
 
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