| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

【シェアワールド】ユア・ブラッド・マインー新約・魔鉄文明英雄譚ー

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

必読設定:オーバードイメージ
OI能力者
  ドヴェルグ(OI体質者としての)

 OI体質の『覚醒者』のうち、戦闘ではなく『魔鉄加工』に特化した人間が『魔鉄加工技師』——ドヴェルグである。
 魔女と契約する形で『歪む世界』を「封印」するブラッドスミスと異なり、ドヴェルグは魔鉄に己の歪む世界を反映させることで「消費」する。
 完全な消費は不可能で、歪む世界は一定の時間がたつと復活するが、この技術を使用することで通常の魔鉄加工品よりもはるかに強度や汎用性に優れた品が完成する。この技術を『魔鉄鍛造(スヴァルト)』と呼ぶ。

 歪む世界の消費には一定のリミットがあり、このリミットを超えて使用し続けると、OWの内容や構成要素に関わらず、肉体に『歪められる金属の痛み』が投影され、激痛や自我の崩壊を引き起こす危険性がある。そのためドヴェルグには、この『歪む世界』を利用した特殊な鍛冶に関して、一日の使用可能回数に限界が存在する。リミットは個人ごとにまちまちである。
 なお、このリミットを超え、激痛の中で魔鉄鍛造を続けることも可能である。これを『超過鍛造(ユーベルスヴァルト)』と呼び、魔鉄鍛造をさらに超える非常に優秀な作品を作ることが可能である。しかしドヴェルグ自身の寿命を大きく縮めてしまうため、基本的にはタブー視される傾向にある。

 また、ドヴェルグは自身の作り出した魔鉄器に『焼き入れ』と呼ばれる措置を取れる。これは、「固定のイメージ」を叩き込むことで、他のOI能力者による干渉であるとか、鉄脈術による破壊といった行動によって破壊された魔鉄器を、再びイメージを注ぎ直すことで元の形に戻すことを可能とするもの。


 武装作成型鉄脈術を操るブラッドスミスとの最大の違いは、そちらの作った魔鉄製の武装は、鉄脈術の効果時間が切れれば消滅してしまうことに対して、ドヴェルグの作り出した魔鉄器はそのまま残り続けることにある。
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧