魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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9部 ViVid!
7章 ルーフェンでの戦場
交渉
俺は村の正門近くまで来ていた
この村は周囲に崖に囲まれた城塞の村で結構規模がでかい
調べた結果何所から仕入れてきたかわからないのだが、
AMF(アンチマギリンクフィールド)が村の周囲で発生している
魔法主体な管理局が手が出せにくい理由はこれか
しかもルーフェンと言うこともあり格闘技術も高い奴らも多いらしい
どう出ようかと考えていたら、ピーピーサイレンが鳴りだした。
門から数十人の世紀末な感じの人たちが出てきた。
「ここをどこだかわかってきているのか」
「私の記憶が間違ってなければジャイツゥンでしょ」
「とぼけた姉ちゃんだ!管理局のものか」
「一応ね!前口上面倒だから、降参しなさい」
「寝ぼけたこと言ってるんじゃねえぜ、管理局の見せしめにするぞ!
やっちまえ~」
面倒だな!
「光弾よ敵を打て(タイ・トロー)」
俺は力ある言葉を発する
『鋼雷破弾』
数十人は急所に当たり全員倒れこんだ
俺はそのまま倒れたやつらを無視をして村に入った。
悪党だけなら七鍵守護神(ハーロ・イーン)をぶっ放せば済むことなのだが、
非殺傷でも禁止らしい
魔法の目で見てはいたが、やはり思ったより範囲が広い
何人かは襲ってきたのだがカウンターで全員倒していた。
村の奥に大きな館があり、あそこにボスがいるのは知っているので向かっていたら、何所から集まってきたのやら、周囲にこの犯罪組織の組員たちが大勢囲んでいて、前方からボスらしき人が館から出てきた。
「一応聞くがここをどこか知ってきたのか?」
「私の記憶があってるウノならジャイツゥンだったと思うけれど」
「はは、おもしろいこと言う管理局員だ」
見た目は30代男
理性的でどう見てもこんな可笑しなことをするようには見えないのだが・・・
「要件は何だ?」
「一応降伏勧告かしら、
こんなバカげたことをやめな」
「聴こえんなぁ~
そこは、そちらがこちらの用件を聞くことじゃないのか?
無関係な人を開放してほしい。
用件はなんでも聞くってな!」
「一応そういう話もあるけれど、聞く気あるの?」
「そうだなぁな!そうそう」
手をたたき出して何かを思い出したかのように言い出した。
「女が一人壊れてなぁ、あんたに代役を頼もうか!
それと100億ミッドを要求しよう
これだけの男が満足できる女と酒だ
断れば何も知らない爆弾がボンだ!
ははははは・・・
まずは、一人で来たかわいそうな嬢ちゃんが新たな犠牲者1号か?」
「あなたたちの目的は何なの?」
「4年前に腑抜けになった管理局なんてもう必要ねえ
力があれば、好きにできるということをあの映像で知った。
もう少しで管理局が滅びたのには感動したぜ!
俺らが君臨してやるぜ!
力と欲望と快楽でここルーフェンから管理局から独立よ
人は欲望に生きればいい
それが俺たちの目的だ
歯向かう奴はどうなっていくかは、この間の政治家の爆発で分かっただろう」
「もう少しまともなことが聞けるのかと思った」
「ほう交渉は決裂か、なら始めるか
あんたはどのみち帰れないがな
俺らのおもちゃになってもらうぜ
銀髪なんて珍しいからどんな風に頼ましてもらえるか・・・
てめえら出力を上げな」
そういった瞬間AMFの出力が上がったことが分かった。
これでなのはクラス以下は魔法使用不可レベル
スバルや元ナンバース以外は手が出せないレベルだ
建物から重火器が沢山出てきた。
「降参しな!
そしたら命は助けてやるし、食事も食べさせてやるからよ」
「ボス、俺はだるま女ってのを見てみたいぜ!」
「なんだそれは」
「四股がない女ですよ、珍しい銀髪女のだるま女」
下らんものを知ってるもんだ
「まぁいい、それよりも物騒なデバイスを外してもらおうか?」
「デバイス?」
「知らんふりか!どれかデバイスなんてわからんから、とりあえず裸になりな、
下着だけは許してやらぁ」
俺がちゅうちょしていると
「俺らはいいんだぜ、お前が拒否すればボンだ!」
俺はゆっくり、服と装備品を外した。
「残念だったな」
「残念だったとは?」
「俺は馬鹿じゃねえ、10数年前に銀髪の魔女がいたそうだ
そいつは管理局のお偉いさんのところを火災させたそうだ!」
「そんな人がいたら今頃つかまってるんじゃないの?」
「そいつは、表立ってはないが、今の管理局3人の女神の守護神だったわけだ
でも、今から約8年前ぐらいに、邪魔になったんだろうな
抹殺されちまったって話だ
味方にも犯罪者にも恐れられ、誰も手が付けれなかった破壊者の異名をとった女性がお前さんと同じ銀髪だったらしい
その銀髪を見せれば俺らがビビッて降参すると思ったんだろう
残念だったな。
それは都市伝説だ!
もしいたとしてもかれこれ10数年前の話で今は話もうわさも聞かない
本当だったとしてもおっ死んでるさ」
「は~っ私は後どうすればいいのかしら」
「肝っ玉だけは確かなようだな!
そんな恰好なのにビビってもいないとは
野郎ども、その女の装備を片付けろ!」
そう言って俺の服装と装備はどこかに持ってかれた
「そうだなぁ。
お偉いさんに用件だけ伝えな
伝言だけなぁ
俺らにも聞こえるようにしな
変な相談されたら困ったものじゃない」
「了解」
『レティ提督よろしいですか?』
『どうかしたの?』
『一応犯人に接触
要求は100億ミッドを要求しよう
推定1000人の男が満足できる女と酒と食事
先回りするとこのルーフェンを管理局の縄張りから外れろってところだと思います。』
『それでどうするつもり』
『私の思い通りでいいですか』
『ええ!よろしくってよ』
『了解です』
『こちらは準備するわ』
『お願いします』
時間つぶしは完璧
完全にどこに人質がいてどんな状況かも把握
刺激しないように話をするのも大変だった。
こうしてレティ提督との通話も終了
「わかってるじゃねえか、気が利くなぁ」
「そうですか」
そう言って、俺が指を鳴らした瞬間
俺の頭上で大きな音と軽い爆発が起きた。
ここからが俺のターンだ。
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