魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
9部 ViVid!
6章 たまにはまったりな日常
結果
俺は驚愕した。
ヴィヴィオの努力と才能は知っていたが、ここまでとは俺も思わなかった。
ヴィヴィオも気づいていたかもしれないが声と同時に反応して、
先ほどより早く反応した。
通常なら反応はできない。
なぜなら声というのは意外と気になるものと
無意識の反応とアドバイスで動けた反応では時間の差があるからだ
それがたとえ数コンマの時間であってもその差はすごく大きい。
俺はシュートを打った瞬間
ヴィヴィオがはっとした顔をして飛んだのを見た。
先ほどよりはるかに速い
これは止められると実感した。
俺の予想通りに止めやがった。
でも俺は止めたヴィヴィオを見て笑ってしまった。
「くっはははは・・・・・」
ボールはヴィヴィオの手では無く、腹に当たれば笑ってしまうだろう。
俺はそのまま前かがみになり腹を抱えて笑ってしまった。
俺が笑いこけていたら周囲もくすくすと笑い声が聞こえてきた。
「ひどいよ・・・綾・・・お姉ちゃん」
「さすがに・・・それは・・・俺にも読めないって・・・くくくっ」
「笑いすぎだと思うけれど・・・」
「ねえ、コロナ、どうしてヴィヴィオはあんなに痛そうなの?
いくらヴィヴィオが耐久力なくても、おかしいよ」
なにも運動をしてない人が60キロのボールを受けたらすごく痛いと思う
ヴィヴィオ達は幼いながらも格闘家でもある。
あんなに痛がるなんて普通じゃないと思ったんだろう。
コロナは俺の方を少し見たのでいいよという意味で俺はうなずいた。
「リオ、あれ普通のシュートじゃないんだよ
どのようにければあんなことが出来るのかはわからないけれど、
あのボールスクリュー回転がかかっていたの
それによりボールの威力と伸びそして、
ボールがホップしてたの
本当に綾さんってすごいよね」
100点満点の解説
これで小学生とは恐れ入る
もう一つ驚愕したのはアインハルトの友人のユミナだ!
学生の頃サッカーの試合
このシュート止められたことも、解明されたこともなかったのに
数回見ただけでばれるとは思わなかった。
「あ・・あのすみません・・・声が出てしまって」
「大丈夫。
声で反応出来るほど、私の本気のシュートは止めれないから
ユミナさんは気にしなくても大丈夫」
俺がそういいながらヴィヴィオを見ると少しだけ悔しそうな顔が見えた。
多分自分の感が信じられなかったのかもしれない
悩んでいたところにユミナの声があり、無意識的に反応したってところだろうか
無意識に反応できるっていうのはカウンターヒッターには取れも必要だと思う。
「約束通り、ヴィヴィオが勝ったわけだけど」
「綾お姉ちゃんって意地悪だよね」
「ん?たいていのお願いは聞いてあげるよ」
「ユミナさんの助言があったから止めれただけで、実際には止めれなかったと思うから・・・」
「あれ?ヴィヴィオって競技格闘家だよね」
「う・・・うん」
「セコンド達の助言は聞かないの?」
「それは・・・」
「そういうことだと思うよ
俺はね
まぁ降りるんなら私は楽だから良いけれど
まぁいうだけ言ってみたらどう
いつもの感じじゃなく思いを込めてたと思うしね」
「う・・・うん
私は綾お姉ちゃんじゃなく
高町 綾でもなく・・・」
「ヴィヴィオ何言おうとしてるん」
「ちょい、はやては黙っていようよ
家の方針で言いたいことは言おうってのがあるし・・・」
俺は少しだけなのはの方を見てなのはも頷いてくれた。
「良いよ、言いたいこと言っても
私も負けたと思ってるし、
ヴィヴィオ自身も思っていたより届いてないってのが分かったんだよね
言ってお願いを聞くかどうか私も検討するから、言ってみれば?」
「う・・・うん
4年前の綾さんと戦ってみたい」
「クリステラじゃなく、今の状態の私でもなく
ヴィヴィオが言っているのはなのはと俺があそこで対面してきたときのことだよね」
「う・・・うん
もちろん綾お姉ちゃんが魔法とか使用したら勝てないよ
でも格闘だけならもっと頑張れば届くかもって・・・」
「ヴィヴィオ!!」
はやてだけじゃなくコーチのノーヴェまで
まぁわかるけどね
「はいはい、折角の祭りを怒鳴らない
みんなびっくりするでしょ
ヴィヴィオに質問」
「う・・・うん」
「私に勝てるまでも行かなくても届くかもって思った思いは?」
「春先の偽古代ベルガの王様の騒動覚えてる?」
「忘れるはずないけれど・・・」
「シャドーだけど、もう少しで勝てるぐらいにはなってるから、
アインハルトさんも5回に1回は届くかもって・・・」
ほう、シャドーとはいえ核というだけなら届くかもしれないなんて
いつ映像を撮った。
クリスはまだ生まれたばかりでそこまで気が回らないはずだし・・・
[ティア]
[すみません、私が許可をしてクリストティオに送りました
まさか挑戦するなんて思いませんでした]
[まぁ格闘家で希望が見えたら実践したい気持ちもわかるけどね・・・]
「良しこうしよう。今許可したら私が怒られる
ヴィヴィオ達はそういうけれど、ご立腹してる人もいる
そんな状態でヴィヴィオも私と戦いたくないでしょ」
「う・・・うん」
「いくら実力がついてきたといっても、しょせんヴィヴィオ都市本戦出てないじゃん」
「う・・・うん」
「都市本戦かそれに匹敵するようなものが出来たのなら1Rだけ戦ってあげるよ」
「本当に?」
「本当も本当
ヴィヴィオの学友たちもいるしね
これを見ている人が承認だよ
いくらはやてやノーヴェが止めても戦ってあげるから安心して」
俺は足元に置いてあるボールをけり上げて、半回転をしながらボレーシュートをやった。
ボールはヴィヴィオの顔の横を通り的に当たる瞬間にピンクと金色のネットがボールを包み込んだ。
「まぁ今の反応できないのに大きなこと言えるなんてね
死ぬ気で練習しないと俺と対峙したら壊れるよ
じゃあね!」
俺はそのまま手を挙げながら教室を出て行った。
ページ上へ戻る