モンスターハンター勇次郎
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七章『登録』
『ここに軍を張れ━━━━━━』
勇次郎からある説明をうけ、着々と建設を進めるアメリカ軍。
「・・・・・・異世界ねぇ」
ストライダムは勇次郎に様々な衝撃をあたえられた。
はじめてあった際の洗礼。
常識を当たり前のように破るヘリからの飛び下り。
鬼の顔・・・・・
そして今回の権について。
「・・・・・はぁ」
ついため息が出てしまう。異世界に人間がもしいたら、さぞ苦労するだろう。
しかし逆にいえば勇次郎にとっても未知なる大地、彼は一体何を感じるか・・・。
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「もうすぐ付きますよ!あー、なんか今回の飛行船に乗ってる時間やけに長かったなー」
広い広い草原のなかに石で出来た建物が並び、いかにも村と思わせるものが見える。別方角には大きな建物もあるが、あの有名なアニメ、『アルプスの少女ハイジ』を象徴させる雰囲気だ。
「・・・・・大層な歓迎が出来てるじゃねぇか」
「へ?歓迎?」
「村をよく見てみろ」
良之助は村を観察する。するとある違和感が。
「・・・普段より人が多い?」
(あれ?どうしてあんなに人が集まっているんだ?普段はあんな風じゃないのに。なにか祭があるのかな?)
暮らしている村にいつもはない違和感を感じつつも飛行船はただ村に近づいていった。
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後にベルナ村の受付嬢はある一人の観光客にこう語った。
「《その人》と目を合わせたこともないのにものすごく怖かったです・・・」
額から一粒の汗を流しながら顔を少し下に向かせていた。
「身長は190cmはありましたね、それもすぐさま筋肉質な人ともわかりました。肌の色は焼けてましたし・・・顔つきもすぐに異国の方とわかりました。」
「ただですね・・・なんと言うか・・・あのときは威圧的な態度をとっていなかったにも関わらず・・・大型のモンスターが目の前にいるようで・・・」
「ほとんどの方が不安定でしたね・・・ベテランのハンターさんたちも顔色が悪かったです」
「・・・・はい、一部の人はなんとか平常を保っていました。一人は我がベルナ村の村長、もう二人は龍歴院の主席員に院長。そしてあと一人が龍歴院所属のハンターでもあり、《その人》を連れてきた張本人です」
「・・・そのあとどうなったかって?あぁ、《その人》は色々とあって龍歴院のハンターになりました」
「・・・その場でなるものですって?・・・はい、普通あり得ません。龍歴院所属のハンターになるにはそれなりの条件がありますから、ハンターになっただけでは所属出来ません」
「なぜって?・・・院長いわく、《その人》を連れてきたハンターさんと一緒にいたほうが安全だと仰っていましたね」
「・・・そのハンターさんのことですか?その人は私も色々とお世話になってますからよく知ってますよ。龍歴院所属のハンターだから色々な村を回ったりしてその近くの狩り場を調査や狩りをしているんですよ」
「しかもG級ハンターなんですよ!!そのハンターさんがこのベルナ村で暮らしているんです!!」
「え?G級ハンターってそんなに珍しい?そりゃそうですよ!!この世には数えきれないほどの沢山のハンターがいるのですが、大まかに下位・上位・G級ハンターって分かれてますけど、ただでさえ上位ハンター以上の人は職業人口的にも半分にも満たないのにG級ハンターはその中のほんの一握りしかいないんですからね!!!」
「・・・あっそうだ、話は戻りますけど《その人》も所属のハンターさんと付いていくって言ってました」
「あとでハンターさんから聞いたんですけど、なぜかというと・・・『俺と一緒にくると強いヤツと出会えそうだから・・・だって』と言ってました」
「そのときのハンターの顔はいつもより疲れてたなーって感じました。・・・そりゃあいきなりとんでもない大男と狩りのペアとして行かなきゃならないんですからね・・・(苦笑)。あっ、大男って言っちゃった(笑)」
「とにもかくにも絶対にとんでもない日々が始まると確信しましたよー、は~~~・・・・
もっとも想像以上にとんでもない日々が起こるとは思っていなかったです・・・」
後書き
■波乱確定してしまいました~~~~~~~~~~ッッ!!
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