モンスターハンター勇次郎
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六章『シンクロニシティ』
前書き
前回のあらすじ
ハンター、勇次郎にストーカーされる。
勇次郎「喧嘩売ってんのかテメェ・・・」
作者「\(^o^)/」
あっそうだ。(唐突)
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(続けれるとは言ってない)
↑期待を裏切ようとする屑
日本、神奈川県。
神奈川県県長は驚いた。突如と電話がかかり、受話器を耳に当ててみれば、なんとアメリカ軍からの連絡だった。
神奈川の某山の突如の軍用施設建設。それは軍に一方的に配備されてしまった。
理由としては噴火への対策と称するが、明らかに表向きの説明であり、他になにか理由があるかはすぐにわかった。
しかし、真相については聞くことは愚か、調べることすらかなわなかった。
もちろん、大国軍が関わっていることもあるが、それを援助している組織がある。
日本最後の大物、徳川家康の血を引き継ぎ世界的にもトップクラスの権力と財力を持つ徳川光成だ。
当然、彼までも施設建設に参加しているのかも疑問だが、県程度の情報力では手も足も出ないことはとっくに明確だった。
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『シンクロニシティ』
これは作者なりの解説だが、一見関係のない現象、思想が距離や人間関係に関わらず一致することを示す。
かの現象はかつて最凶の死刑囚たちが体験した偶然、もしくは(矛盾しているが)必然的な思想の一致により東京へ向かったことがある。
その5人はなにも関わりを本当に持っておらず、なのに5人とも一致した思想を得て東京へ来た。
自分からみた他の4人、出会っただけでも自分の欲を満たしてくれることがわかるだろう。しかしその4人ではなく東京の精鋭、地下格闘技の戦士との戦いで様々な思いを味わった。
今回の場合は若干違うだろうと思うが。
神奈川某山手前の公園。ある地下格闘技の4人が揃ってしまった。
一人は『愚地独歩』、世界最大の空手組織、心神会空手元館長、いまでも語り継がれる虎殺しの異名を持つ最強の空手家である。
一人は『列海王』、4000年の歴史を持つ中国拳法の最強の武術家。現在は訳あってプロボクサーとして活躍していたが急きょ東京へ戻ってきた。
一人は『本部以蔵』、超実戦柔術家でどこにも属しない孤高の存在。また、柔術に限らず極めて広い格闘知識を持った格闘士だ。
そして最後の人物、範馬勇次郎の息子であり地下格闘技現チャンピオン、『範馬刃牙』。
その4人がなんと同じある夢を体験し、神奈川に現れたのだった。
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「シンクロニシティってやつ・・・?」
刃牙がそう言う。他の3人は動くとこはなくとも同情している雰囲気だった。
「あの死刑囚たちもこんな感じだっただろうな・・・この何とも言えない・・・おかしな感じは」
「ていうか、列さんアメリカじゃなかった?」
「ちゃんと許可はおりている。心配ない」
「ま、それはともかくだ。・・・あの山にはなにがあると思う・・・」
本部が言う。3人はそれぞれ悩んだ。
「・・・魔境・・・かな」
「おもしろい表現だな刃牙さん・・独歩さんは?」
「・・・虎の穴かな?」
「虎殺しが言うことか。それくらい大したことはないらしいかな」
「なーに、オイラだって虎が群れつくったら俺でも難しいよ」
「冗談がうまいことよ。ところで、列さんは?」
〈ジョウダンジャネェノニ
「・・・・・・・・
異世界」
「お~~~~~~~~~・・どうやら皆さん、なにかあり得ないものを感じてるらしいなぁ」
「そういう本部さんは?」
「・・・・・そりゃあ・・・最高の、修行場?」
「修行場かぁ・・・・軍人相手ならちょうどいいんじゃねぇか?アンタなら」
「なに言ってるんだか独歩さんは。私はその先にあるもののとこだ」
「ですよね~~~~~~~(笑)」
そんな一見和やかにみえる会話。その会話にひとつの車のエンジン音が混ざる。
「おっ、あっちから気付いたっぽいな」
「なんだ、車の音でわかるのか刃牙さんよ」
「闘技場に行くときいつも乗ってるからね、慣れちゃった」
公園の前で止まるリムジン。そこに一人の老人が降りた。
「やっぱり気付いておったか。お主達よ」
先程紹介した老人、徳川光成である。
刃牙達は、さっきまでの会話を簡潔に話す。
「ほー・・・それはまた、シンクロ・・・なんじゃったか?」
「シンクロニシティだろ、学校に来たときそう言ってたじゃん」
「おお、そうじゃったな。まぁええわ、ここでもなんだから車に乗るのじゃ
秘密の世界へ案内しよう」
「へぇ・・・」
「・・・・・」
「ふむ」
「あっ、ちなみにじゃが」
「ん?」
「勇次郎はとっくに入っとるからの(笑)」
「・・・・・・マジかぁ・・・・(汗)」
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ベルナ村、龍歴院集会場。
その場にいる狩人、受付嬢、研究員問わず、ほぼ全ての人物が謎の恐怖を味わっていた。
新米、中堅あたりの職人たちは本当になにかがわからず動揺するなか、一部のベテランはある気配を感じとる。
災害?
「・・・・・・古龍《らしき》ものが近づいて来てるのかな?」
一人の老婆が口を開く。彼女はこの龍歴院集会場のギルドマスターであり龍歴院の院長である。
「え、・・・・・古龍・・・ですか?」
偶然近くにいた受付嬢が言う。彼女もまた謎の恐怖に臆していた。
「古龍《らしき》、だ。・・・・けど、このなにも言い様のなに恐怖・・・私も初めてだね」
一体なにが来るのか・・・
院長は狩人たちに、下手に動くことなくその場でじっとするようにといい、それ以降院長自身もじっとしてしまっていた。
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上空、龍歴院特製飛行船。
「いいですか勇次郎さん。いくら強そうな相手が現れてもむやみに突っ込まないでください。危険なことはもちろん、なんと言うか・・・自然を破壊しつくす感じがあって怖いから・・・」
「・・・フッ」
「・・・・・あの、聞いてます?」
平然と会話を進める狩人の良之助。しかしこの飛行船を運転しているアイルーは今にも恐怖で押し潰されそうな状態となっていたのだった。
「あれ?アイルー大丈夫?」
「なななななんでもないニャ、単に死にそうなだけだナャ」
「ん?なんだって?『ナャ』?どう発音するのそれ?」
後書き
■科学界と狩人界、それぞれのシンクロニシティが勃発!
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