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ヘタリア学園

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第六千九百九十五話  そのフォンデュ

第六千九百九十五話  そのフォンデュ
 スイスは真打ちのチーズフォンデュを出してきました、フランスとイタリアは普通に喜びましたが。
 イギリスはそのフォンデュを見て言いました。
「こんな料理もあるんだな」
「はじめて観たであるか」
「ああ、凄い料理だな」
 スイスに唸って言うのでした。
「これはかなり美味そうだ」
「そもそも御前と御前の国民の人達は料理に工夫しないであるか?」
 スイスもいい加減こう思えてきました。
「吾輩もこれでも考えているであるぞ」
「いや、だからな」
 それはと返すイギリスでした。
「ずっと食えればいいって考えだったからな」
「それでその有様あるか」
「有様ってのはないだろ」
「そう言われても仕方ないだろ」
 フランスは今も呆れたお顔になっています。
「そりゃフォンデュはいいアイディアだけれどな」
「俺そんなに駄目かよ」
 自覚はしていてもこう言いたくなったイギリスです、けれどお料理の評判が悪いことは確かだったりします。


第六千九百九十五話   完


                  2018・4・26
 
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