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転生貴族の銀河

作者:ドンコ
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第二十八話

「メルカッツ副総司令官自分は一月ほど留守にする、全指揮権をお任せする」

「それは如何しました」

「極秘の案件である施設に行ってきますので、皆は何時も通りに頼むぞ」

「「「「「はっ」」」」」




それからアムリッツア星域に高速船で移動した、何故こんな所に来たかと言えば



「どんな感じだ」

「既に工場は生産ラインに入っています。順次来月から塗装の準備も....」

「そうか、で 新しいタイプの塗装が出来たと聞いたが」

「そうなんです」

「それが偶然に出来た代物で新しく作れる物では無いのです」

「残念だな、今の三倍のレーザーを簡単に跳ね除けると聞いて来たんだが」

「申し訳ありません」

「気にしないでくれ、出来ればまた出来ていればと思っていたんだが欲はかけんということだろうな」

「それでも、この基地をイゼルローン回廊に運べば時間短縮になります」

「でそれは殆ど出来ていると」

「はい、既に90%がそれと大量に塗装の素材が今向かっています。他の正規軍にも来月には順次塗装を施して行きます」

「それだけで此処まで来たかいがあったよ。味方の損害は....死者は最低限にしたいからね」

「お任せください、我らが12年掛かった技術を今度の戦闘に是非に役にたたせて下されば職人の誉です」

「ん! ボーナスは今月の給料と一緒にでるから、もうひと頑張り頼むぞ」

「はっ、ロルフ様の旗艦は既に塗装に入っていますので二日程時間を下さい」

「あれ、そんなに時間かかる?」

「5重に塗装します、将来の当主が万に一でもあれば問題に成りますので」

「分かったよ、任せる」

「お任せをそれに追加装甲もありますので、追加で装備します」

「追加装甲を大丈夫か?足が遅くなるとか」

「それでも高速船には負けません、あの戦艦はそんな事で負けませんぞ」

「そうか聞かせてくれ」




それからブラトン中将は真剣に


「ですので、追加装甲で重くなりますが新型のエンジンは八機しかも!新技術でパワーアップしています」

「ヤッパリ、その辺を隠してたな」

「申し訳ありません、艦長には伝える予定でしたがまさかばれるとは」

「うん、塗装で三日それと新型のエンジンを八基交換して」

「はい、エンジンは出力で言えば二割方向上しています。装甲を追加しても今の状態を維持できます」

「凄いな、そこまで進化してるのか」

「そうです、進化しています。技術は日々進化しています現状では艦隊を約1万5000隻の艦隊を10%の減額で生産ラインで作れますがそれでは問題が....」

「技術研究費の減額だね」

「はい、研究費が無くなる可能性もありますので」

「それにしてもだ、進攻作戦の時にはどれほどの...」

「分かりませんが、しかしですこれだけは言います。新技術が開発されていても不思議では有りませんな」

「わかった、好きにしてくれ予算は好きなだけ取って良いのでね」

「それとですが、宇宙艦隊司令長官になるかと聞きましたが」

「それか、なる気は無い」

「それで安心しました。」

「安心?」

「そうです、我が財団の若ですからね是非に早く次を継いで貰いたいのです」

「俺もそうしたいから誰かを宇宙艦隊の司令長官にしないとね、それで今は有能な者達を育てて階級も上げているからね」

「流石ですな、昔から自分の為というよりも気にいった者に対しては過敏に反応してますからね」

「そこが分かんないんだよ、俺は大切な人達に幸せになって欲しいと思って行動しているだけなんだけどさ」

「そこが若の長所ですね、ですから一門が若の事が大好きなのです」

「....恥ずかしいな、そんな告白されるとさ」

「だ、誰も告白していません、自分はノーマルですぞ」

「冗談だ、わかってるさ」

その後にロルフは幾つかの施設を確認し、「これで準備は整った、この宇宙から戦争を無くそう」と 呟いた。

ロルフは最後の戦争に対して自分が大虐殺者になる事を望んでいた、最後の戦争これで戦争等と愚劣な手段を取らずに話し合いで人間は解決出来る筈だと確信している。
獣は戦うしかないが、人間は言葉がある、貴族は滅ぼすしか解決策がない。
貴族派は自分達が至高の存在だと認識している。

『愚劣極まりない』


此奴等は、選民意識は強い早い話馬鹿であるのだがね。




「失礼します」

「ジークかどうした」

「緊急通信が入っています。オーディンから...」

「分かった」

高速通信の向こうには

「父さん?」

「大変な事が起きたぞ」

「何ですか」
父さんが緊急連絡なんて今迄にないことだぞ。

「....泊まっていったぞ」

「はい.....」

「泊まっていったんだ、これは大変な事件だ。世界のトップニュースがきたんだぞ」

「だから何がさ」

「パウルだ、パウルの家に泊まったんだぞ」

「それってさ、パウルの家に噂の彼女が泊まったの?」

「そうだ、先程からいってるだろうが」

「.......」

「おい、大丈夫か」

「......」

「おい、戻ってこい。ジークそこにいる息子殿を叩いてくれフリーズしている」

「えっ...いいのですか」

「そんなに心配するな、会話にならないんだ問題無いそれにジークならOKだ」

「そんな、自分がでも本当にパウルさんが結婚するんですか」

「飛ぶな随分と話が最終的にはそうだな、今回の件を逃せば絶対に婚期がなくなるのは事実だろう」

「パウルさんのお相手ってどんな感じの女性何ですか」

「.....あ....確認してないな」

「そこが重要では」

「だが以前に逢っていた女性だろう、結婚出来ればそこはいいだろう。陛下にも報告に行くので後はジーク頼んだぞ」

「プ・・・・ザァザァ~」

「......」
何故自分が報告するんだ、それに固まったまま動かない。



ロルフはフリーズしていたのだった。





 
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