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転生貴族の銀河

作者:ドンコ
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第二十九話

 
前書き
短めです。 

 
ロルフは荒れていた。


パウルの件では流石パウル、情報を残していなかった。





「で、どうなったんだよ」

「自分がオーベルシュタインの事を言えません」

「何か言葉が変だが何故黙秘する」

「閣下、オーベルシュタインには幸せになって欲しいのです自分は」

「それは俺も考えているぞ」

「......」

「教えろよ、リューネブルクお前だけ知ってるのはズルいぞ」

「ズルいって.....」

「ジークよい、リューネブルクは自分だけで秘密を保持して悦に浸ってるんだぞ信じられないよな」

「そうです、ズルいですよパウルさんとは自分達の方が付き合いが長いんです知る権利があります」

「良いぞジーク、今度何か買ってやる。お前は家族の為に心配してる幼いジークが兄と慕っているんだぞ、心配してんのになっ」

「そうです、心配してるのです」

この二人は俺を虐めて楽しんでるのか?

「しかし、それは個人のプライベートで私が世間に広めても良いものではありません」

「でもです、自分はパウルさんの事が気になります。幸せになって欲しいです教えて下さい」

ズルいぞ、ジーク幼いお前がオーベルシュタインを好きなのは分かったが.....
しかし、個人情報は無闇に流してはいかんのだモラルの問題だ

「おい、ここは自由惑星同盟では無いぞ。帝国内だ個人情報等は上官が判断すれば開示出来る」

二人で睨むのは止めてくれ、俺が悪いみたいじゃないか。

だが、個人情報だぞ嫌や此処は帝国かだが親友を裏切れないぞ、どうする....


「ぷっ...ザァ~」

「ジークこれは切りやがったぞ」

「高速通信を切りましたね、これで決定です。パウルさんは本気の恋をリューネブルクさんは裏切りたくない」

「そうだ、しかし俺達は知る権利が有る。間違いないな」

「はい、そうです私達はパウルさんの事を知る権利が有ります」

「ならどうする」

「ランズさんに聞いて貰います。執事の情報網を使って」

「うん、良い意見だ早速頼みに行こうか」

「はい」

二人はランズの元に向かった。

全てはパウルの為に!





新無憂宮(ノイエ・サンスーシー)



「うむ、うむ、ん~」

「うん、うんうん」

「お気に召しましたか」

「そうじゃの、ロルフの味に似て来ている」

「本当に満足です」

「有難うこざいます」

「もうすぐロルフが戻って来るらしい」

「陛下それは本当ですか」

「リヒテンラーデが言うておったぞ、まだ何時かは分からんがな」

「それは楽しみですわ」


本当は帰って来るかもと言ったのだが...







自宅


「ロルフ様、調べがつきましたぞ」

「「それで」」

「パウル殿は真剣に恋をしています。相手の女性は音楽大学でピアノやバイオリンを学んでるとそれに美少女と言われるくらいの女性です。
自由では有りますがパウル殿に夢中でグイグイ引っ張っているらしく、尻にしかれています」

「そうか、それで泊まったのかい」

ロルフとジークは答えを待っていた、ギラギラした目で

「泊まりました。夕食も自宅でとり次の日も泊まったそうです」

「二泊したのか?」

「詳しく言えば!」

「「どうなの」」

「最近は週に一度は泊まってるそうです、また女性の実家には何度か足を運んでいるとか」

ロルフとジークは安心した。

「そうか、邪魔はしないがパウルに休暇増やす事にしよう」

「これで結婚するかもしれませんね」

「楽しみに、邪魔はしないで待つか」

「はい」




軍務尚


「で」

「戦略的には何の問題も無い,統帥本部のシミュレーションや幕僚・作戦室等可能な限り全員に見せて意見を集め検討した。
プラネート自体が補給可能な移動要塞で他に移動式修繕基地も三つ、補給基地を作る事が寛容かとも」

「この作戦は失敗できない、で・あれば尚更か」

「艦隊も順次訓練に出しているので作戦が決まればそれに準じて作戦を考えよう」

「ロルフも二ヵ月後戻って来る、そこで全員の意思の統一を図る。オフレッサー大将も此処に呼ぶぞ」

「そうだな、装甲擲弾兵が今回の肝だ。」

「貴族の対策も大事だな」

「それは大丈夫だ、勅令が出る。逆らえんし逆らっても潰す為に装甲擲弾兵と憲兵を用意している」

「それでは、それまでに作戦に艦隊を鍛えるか」

「そうだな、それぞれ全員で最良と思う事を実践して行くか」



 
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