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魔法少女リリカルなのはVivid ーオーブ列伝ー

作者:末武克之
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第15話 妖怪の友達

 
前書き
童心妖怪 ヤマワラワ

どくろ怪獣 レッドキング

伝説悪鬼 マハゲノム 

 
ヴィヴィオとアインハルトとガイそしてクロはなのはに頼まれて山の幸を取りにミッドの街から少し離れた山に来ていた。

「結構とれましたね」

ヴィヴィオはキノコを見て言った。

「ああ、かなり取れたな」

そう言ってガイは歩き出した。

「あれ?」

クロは何かを見つけた顔をした。

「どうしたの?クロ?」

ヴィヴィオはクロに聞いた。

「あれ!」

クロは指差すとそこにはゴリラの様な怪物が四人を見ていた。

「ぶぁふふふふ」

怪物はこちらに近づいてきた。

アインハルトとクロとヴィヴィオは構え始めた。

「待て!」

ガイはそうヴィヴィオ達に言った。

「どうしてですか?」

アインハルトはガイに聞いた。

「こいつは童心妖怪ヤマワラワだ」

ガイはそうヴィヴィオ達に言った。

「童心妖怪?」

ヴィヴィオは頭を傾げた。

「簡単に言えば子供や子供の心を忘れない者にしか見えない怪獣だ」

そう言ってガイは片手にオーブニカを吹きながらヤマワラワに近づいた。

「本当に害はないの?」

ヴィヴィオはそうヤマワラワに聞いた。

「バァウバァウ!」

ヤマワラワはそう躍りながらヴィヴィオの頭を撫でた。

「そういえばヤマワラワって確かベルカの戦乱の前にオリヴィエの遊び友達だったと聞いた事があります」

アインハルトはそう言って思い出していた。

「つまり、ヴィヴィオを見てオリヴィエと思ったの?」

クロはヤマワラワに近づいて聞いた。

「ヴァホウ!」

ヤマワラワはヴィヴィオとアインハルトとクロとガイに木の実を渡して森へと消えた。


ーーー夜ーーー


ヴィヴィオはガイと一緒に訓練をしていた。

「はっ!」

ヴィヴィオの拳はガイに向かった。

だがガイはそれを受け流して回し蹴りをヴィヴィオの顔面ギリギリで止めた。

「やっぱりガイさんは強いですね」

ヴィヴィオはそうガイに言った。

「俺はただ昔の戦い型で戦ってるだけだ」
ガイはそう言ってヴィヴィオの頭を撫でた。


ーーー次の日ーーー


とあるミッドの森で遊んでいた幼稚園児が行方不明になりスバルとムサシ・ハルノはミッドの森に向かった。


ーーーミッドの森林ーーー


スバルとムサシは近くに子供が居ないか探し始めた。
「オーイ!クラメくーん!」
スバルは大声で叫びながら子供を探した。
「いませんね」
ムサシはそう言って辺りを見た。
「ん?」
スバルは木々が揺れるのを見た。
「どうしたんですか?スバル隊員」
ムサシはスバルに近づいた。
そこにはヴィヴィオ達と出会ったヤマワラワが子供を抱えて走って来ていた。
「クラメくん!」
スバルはヤマワラワから子供を受け取りヤマワラワを見た。
だがヤマワラワの姿はなく風で木々が揺れただけだった。


ーーーミッド防衛軍ーーー


ムサシはベルカの戦乱で怪獣の記述を調べていた。
「あれ?ムサシどうしたの?」
ムサシに話し掛けたのはティアナだった。
「ティアナ、怪獣について調べてたんですよ」
するとムサシは何か気になる記述を見つけた。
それはミッドの森林から8㎞離れた荒れ地にある石像の伝承だった。
その昔ベルカの戦乱時代オリヴィエが生きていた頃ベルカの戦乱に出現した伝説悪鬼マハゲノムが出現して人々を苦しめていた。
だが慈愛の勇者とヤマワラワの力により石像に封印されたと書かれていた。
「こうして見るとベルカの時代から怪獣やウルトラマンって居たのね」
そうティアナはムサシに言った。
「はい、ですがこれだけ戦って記録があまり無いのは不思議じゃありませんか?」
ムサシはそうティアナに言った。
「そうだけど」
ティアナはそう言って文献を見ながら言った。


ーーーミッドの荒れ地ーーー


若い青年達がバイクから降りてビールを飲みながら近くの石像を見つけた。
「何だこれ?」
青年の1人は持っていたデバイスでその石像を破壊した。

ズウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!
何か地響きが起き始めた。
すると地面が割けてそこから伝説悪鬼マハゲノムが出現した。
「か、か、か、か、か、怪獣!!!!!!」
青年達はバイクに急いで乗り逃げ出した。
だが青年達が呼び出したのはマハゲノムだけではなかった。
山の割れ目からどくろ怪獣レッドキングが出現した。
2体は出会った瞬間バトルを始めた。
マハゲノムはレッドキングに殴り掛かった。
レッドキングは片腕を広げてラリアットをした。
2体は暴れまわった。


ーーーミッドの森林ーーー


子供達と遊ぶクロとヴィヴィオとアインハルトはヤマワラワを探していた。
「あっ!ヴィヴィオお姉ちゃん!居たよ!」
1人の子供がそうヴィヴィオに教えた。
「あっ!ヤマワラワ」
ヴィヴィオはヤマワラワに駆け寄った。
「バァフ!」
ヤマワラワは嬉しそうにヴィヴィオに近づいた。
子供達もヤマワラワに抱き付き遊んでいた。
絆を深めていくヴィヴィオ達。
「ん?」
クロは何か気配を感じた。
「どうしたの?」
子供の1人がクロに聞いた。
「何かが近づいてる!」
クロはそう子供達に言った。
「何が?」
ヴィヴィオはそう言って森の向こうを見た。
そこにはレッドキングとマハゲノムが暴れながら森を破壊していた。
「まずいよ!」
子供達は怯えていた。
「早く皆避難を!」
アインハルトはそう子供達に言った。
「ねぇ、ヤマワラワも逃げようよ!」
クロはそうヤマワラワに言った。
だがヤマワラワは逃げようとせずに二大怪獣に向かった。
ヤマワラワは体を巨大化して二大怪獣に戦いを挑んだ。
「ヤマワラワ!!!!!!」
ヴィヴィオはヤマワラワを助けに行こうとした。
「ヴィヴィオさん。早く逃げましょう!」
アインハルトはそうヴィヴィオに言った。
「ヤマワラワ・・・」
ヴィヴィオはヤマワラワをじっと見ていた。


ーーー街ーーー


ガイは片手にラムネを飲みながら歩いていた。
すると山の方を見たガイは何か巨大な力を感じた。
「まさか」
ガイはラムネを飲み干して走り出した。


ーーー山ーーー


ヴィヴィオ達はマハゲノムとレッドキングから離れようとした。
しかしヤマワラワはレッドキングに力で圧されていた。
「まずいよ!このままだとヤマワラワが殺られる!」
子供の1人がそう言った。
「ヴィヴィオ!」
後ろから聞き慣れた声がヴィヴィオ達に近づいてきた。
「ガイさん!」
ヴィヴィオはガイに近づいた。
「あれは、ヤマワラワ?」
ガイはそう言ってヤマワラワを見た。
「はい。ヤマワラワは私達の為に戦ってるんです!」
ヴィヴィオはそうガイに言った。
「俺が何とかするからお前達は早く避難しろ!」
ガイはそう言って森に向かった。


ーーー森ーーー


「ウルトラマンさん!」
[ウルトラマン]
『シュワ!』
左にウルトラマンが出現した。
「ティガさん!」
[ウルトラマンティガ]
『チャッ!』
右にウルトラマンティガが出現した。
「光の力お借りします!」
[フュージョンアップ!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン!]
ガイはウルトラマンオーブスペシウムゼペリオンに変身した。


ーーー戦場ーーー


ヤマワラワはレッドキングとマハゲノムに1人で戦っていた。
だがレッドキングのパワーはヤマワラワを上回っていた。
レッドキングはヤマワラワの肩に噛みついた。
ヤマワラワは苦しみながらレッドキングの頭を力一杯殴った。
「シュワ!俺はオーブ闇を照らして悪を射つ!」
オーブはそう言ってレッドキングのボディに重い回し蹴りを打ち込んだ。
「ヤマワラワ!お前は離れてろ」
オーブはそう言って二大怪獣に攻撃を仕掛けた。
「バァフ!」
ヤマワラワは片手に持っていた光のカードをオーブに差し出した。
その光はオーブのカラータイマーに吸い込まれた。
「これは?」
そのカードは慈愛の勇者ウルトラマンコスモスだった。
「使えって事か?」
ガイはそう言ってコスモスのカードをオーブリングにスキャンした。
「コスモスさん!」
[ウルトラマンコスモス!]
『ファッ!』
左にコスモスが出現した。
「エックスさん!」
[ウルトラマンエックス!]
『イークス!』
右にウルトラマンエックスが出現した。
「慈愛の心お借りします!」
[フュージョンアップ!ウルトラマンオーブフルムーンザナディウム!!!!!!]
オーブはスペシウムゼペリオンからウルトラマンオーブフルムーンザナディウムに変身した。
「繋がる力は心の光!」
オーブは走り出して二大怪獣にセルフディフェンスの戦い型で二大怪獣を翻弄していた。
「うおっしゃ!」
オーブは少し距離を取った。
「フルディム光線!」
オーブは片手を前に出して慈愛の光線を二大怪獣に向けて放った。
二大怪獣のうちマハゲノムは光の粒子になり消滅した。
レッドキングはゆっくりと山に向かって歩き始めた。


ーーーミッドの街ーーー


ガイはヴィヴィオ達と帰る前にヤマワラワの伝説を調べていた。
その伝説はかつてオリヴィエがまだ小さな頃ヤマワラワが森で迷子になったオリヴィエを城まで送ったが人々はヤマワラワを怪物と言って攻撃を仕掛けたが1人の戦士がヤマワラワは危険な存在じゃないと説明したが人間のマイナスな感情と恐怖の力で生まれたのがマハゲノムだった。
それを調べていたヴィヴィオはオリヴィエがどれだけ優しいかよくわかったらしい。


続く 
 

 
後書き
ガイ ガイのウルトラHERO大研究
今回のHEROはこの人だ!

ウルトラマンヒカリ
ガイ 光の国の科学者でもあるヒカリさんはキングの力でナイトブレスを受け取り光の戦士の中で光剣を使用する剣士なんだ。

今回の怪獣は?

ヤマワラワ バァフ!
童心妖怪ヤマワラワ子供の心を忘れない者しか見えない怪獣だが汚れた者にはその姿が見えないらしい。

次回も見てくれよな!

次回予告
リオの古里で訓練を始めた俺達はルーフェンで技と力と心の訓練があると聞いてヴィヴィオ達は喜んでいるが何か嫌な気配を感じる。
すると空から黒い邪悪な戦士が降りてきた。
それは・・・

次回 獅子の魂

熱い拳頼みます!
 
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