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転生貴族の銀河

作者:ドンコ
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第十六話

 
前書き
投稿します。

文章能力は皆無です、変える気は無しで投稿です。
気にいらない方は無視して下さい 

 
新無憂宮(ノイエ・サンスーシー)


武官文官百官が勢ぞろいした中でロルフは皇帝の前に膝を着き皇帝の言葉を待っていた。

「ロルフ・フォン・ジークヴァルト上級大将。
イゼルローン方面軍の司令長官に任ずる、任地に赴き二月後の捕虜交換の総責任者に任ず、旗下には七万八千三百隻を与える事とする。
帝国暦479年8月3日、銀河帝国皇帝フリードリヒ四世。
自由に任せるぞ今後に期待する」

「・・・・はっ・・・全力を尽くします」
はい!何と言ったのだ聞いて無いぞ・・・・聞いて無いぞ!
捕虜交換の総責任者に俺が!何故だ聞いて無いぞって・・・・
右を見れば!
爺い三人が笑っている!!!!


謀られたのか俺は?


その後の記憶は朧げで自宅に帰って来ていた。

やけ酒だ一人で

「ロルフ様、オフレッサー大将が「おい司令官殿災難だな、俺にも酒をキンキンに冷えたビールをくれ」かしこまりました」

「で!やけ酒に付き合ってくれるのかい」

「逆だ!コレを逆に三長官の鼻を明かすのだ、お前は何時もそうだろうが?」

「・・・・確かにそうだが気力が無い」

「酒を飲めば変わるだろうが」
有りがたい事にオレは銀河英雄伝説でもっとも・・・
俺が馴染めんと思っていた人物が今は朋友となっている事実が嬉しいのだが

「では!「「乾杯!」」

「扉の外ではお前の仲間が心配して待ってるぞ?」

「ん!そうか…皆入って来い飲むぞ」

「何してる入って来いと言っているのだ、入って来い」
オフレッサーが叫ぶと皆が恐る恐る入って来るが心配そうな顔で

「皆聞いてくれ、飲みながら復讐だ!」

「「「「「復讐?」」」」」

「そうだよ、三長官に対しての復讐だよ」
その顔は恐ろしい程に冷徹な顔はパウル・フォン・オーベルシュタインの非では無かった

「やってやれ、大いに暴れてやれ」

「無論だ、良いかミンナ最初に全員で乾杯だ」

「最高級のワインをお持ちしました、378年物のジークヴァルト伯爵家の自慢の一品です」

「「「「「?」」」」」

「流石ですなモラウは使う所を分かっている」

「当然の事ですので問題ありません」
当然の顔でモラウは不動だにしてない、一本幾らになるかも分からないワインを五本もこの場に出してしまう。度胸は流石はジークヴァルト伯爵家の古参の執事だよ。

皆は驚いているが、それはそうだ378年物だしな

「流石だね、では皆乾杯」

「「「「「乾杯」」」」」

それからは!

ワインの話から復讐の話になり

計画は決まったが終わった時には糞爺い三長官の顔が見ものだ

明日俺は軍務尚書の所に怒り心頭で赴き怒りを発散させる事が第一だ!

他に予算を分捕る事だ、俺に演技を求める仲間達がいるのだが!
俺に演技って無理でしょ




翌日

軍務省


軍務尚書の部屋に扉が!

ドカッ

と開いた!足で扉を蹴り飛ばし

「爺い騙したな」

「何を怒っているのだロルフよ、陛下から勅命おめでとう。お前に任せるので好きにしろ」
なんだ!この顔は怒りが倍増するが・・・

「裏で動いていたナ、それも陛下を抱き込んで卑怯だぞ」

「何を言っている、決めたのは陛下だぞ!お前に元帥になって欲しいと言っておられたのでな、儂も賛成したのだ、リヒテンラーデ候も喜んで賛成していたしな弟子が自分の跡を継いで将来任せられる。マクシミリアン様を引き立ててくれるのは嬉しい事だと言ってな」

「糞爺共が勝手に決めやがって」

「褒め言葉と受け取ろう、方面軍と捕虜交換は任せる好きにしろ。元帥昇格は決定だろう」
思いっきり悦に浸る軍務尚書にムカついたが勅命は別な話で・・・・・

「分かった、なら好きにするゾ」

「いいぞ」

「本当に良いのか?」

「良いぞ、やってみろ少し位の事では驚かんぞ」

「分かった・・・経費が高くつくが覚えてろ」

「お前は昇進が決まった時に部下にこそ昇進をと言ったそうだな、部下を優先して自分は影に徹していたと陛下は評価していた・・・・
人を立てて自分は部下に対しての影響力を強めたと」
ロルフはそのまま帰宅したのであったとか


その後に三長官が揃い!
410年物のワインを楽しく飲んでいたが!リッテンハイム侯も加わり四人で!
ロルフの話で盛上がっていた。

ロルフが軍務尚書の部屋に入ってくる処から帰るまでの映像を密かに盗撮していたのだった。


それからは忙しく、捕虜交換の準備も勤しんで・・・・
部下は人員を補充し捕虜交換の件を急ぎ進めていた。
病院船&輸送船の調達は出来ていたが、序に帝国に住む全員にDNA鑑定をする事にした。

理由は帰還兵の家族の確認をする為だ、コレで同盟軍のスパイを捕まる、
この件で掛かる経費は莫大で無論そのDNAの簡易キッドはジークヴァルト伯爵家の会社が利益を得る事になる、
サイオキシン麻薬常習者も序にその工程で捕まえる事になるのだが。

帰還兵に関しては全員に一時金に二階級昇進を約束し、その後に軍に復帰する者は新たな階級で迎え入れる、その時には一年間の再教育が必要になりソコにも資金が掛かり!
家族が居ない者には公共住宅に住まわせる事になる、働けない者は施設に入り手厚い看護が病人も同じだ。

概算で二兆帝国マルクは二月以内に溶けて消えると予想していたが、
パウルが帰って来て一言言った!
「計画は良いですが!見積もりは甘すぎるし他にもやるのなら徹底的にやらなければ意味が無いので私の方で引き継ぎます良いですね」

「「「「「お任せします」」」」」
俺も含め全員が頭を下げていた・・・・・

「言質を取ったのは見事です」

パウルは怖いです、自分も義眼をしているので怪我人や病人にはジークヴァルト伯爵領では手厚く介護を行っているので領民の意識が向上し、生産の向上やらで生活レベルも高くなっている。
莫大な財力無くして出来ない事であったが、しかし投資し始めてからはその投資額を上回る税金が毎年入って来ている、投資を繰り返し財力が溜まり他の貴族に対しても投資している、辺境を主にだが他の貴族に貸しても散財されて中々返って来ないので政府に訴え貴族の鉱山等を主にして返金してもらい利益もでていた。


帝国暦479年8月


「オフレッサーも要塞に連れて行こう」

「装甲擲弾兵の副総監を大丈夫でしょうか?」

「昨日狩りに行ってた時にさ オフレッサーの部下がボスが供に行きたいと漏らしていたらしい」

「そうですか、なら構わないのではないですか?三長官に好きにしろと言われてましたよね」

「ん!それは捕虜交換の件に対してだろ」

「いいえ、「自由に任せるぞ今後に期待する」とも陛下に言われていますし拡大解釈で行きましょか」

「ルッツも悪くなって来たな性格が」

「まだまだですね、ロルフ総司令官には敵いません」

「何!その総司令官って?」

「我々で呼び名を考えたのです、分艦隊の司令官から参謀の皆にシックリくる名前をクジと多数決でイゼルローン要塞方面軍司令長官では長すぎるので駄目でしょうか?」

「良いよ、皆で決めたんならね」

その三、仲間が自分の為にしてくれる事に関しては素直になる


「有難うございます、ですがその何ですねシュターデンを参謀に加えたのですか」
皆が不思議な顔をしてるな

「それはなシュターデンは最近ブラウンシュヴァイク公の派閥から鞍替えして、リッテンハイム候の派閥にね序にその一門も連れて行くが」
ニヤリと悪い笑顔で

「悪だくみですね、楽しそうですな」

「リッテンハイム候の派閥には分艦隊を500隻与えるが全て有人艦だ、無人艦は配置しないしこの艦隊はリッテンハイム候の派閥の持ち物だ、
彼等には発言権は認めないし勝手に行動した時は厳しい罰を与える」

「面白そうですねそれは」

「面白くさせようか」

「ロルフ様、ジークが来ておりますが」

「ジークが?」

「ここに」

「師匠!ラインハルトが付いて行くと聞きました本当ですか?」

「本当だぞ15歳になったら戻すがな此処に士官候補生として卒業させるからな」

「自分も行きます、連れて行って下さい。両親の許可は取りました」

「・・・・・分かったよ、俺のいう事は絶対だぞ!それに士官候補生として卒業しなければ軍には入れんぞ」

「はい!」

「ではロルフ総司令官の従卒として連れて行きましょう」

「反対すると思ったが良いのか参謀長」

「今の経験は将来の為になるでしょうし投資ですね」

「確かに艦隊指揮に関してはビッテンフェルトに苦戦してますが!
最近は敗北の回数が減ってきています。
負けは負けですが最後まで全滅しないので合格点でしょう」

「九月に出発だ準備しておけよ」

「はい、直ぐに準備して来ます」

ジークはそのまま走り去っていった。

「まだ一月有るのだが・・・・」

「嬉しいのでしょう」

「子供が夢見るのは必要ですからね」

「なんか深いねその言葉は」

「流石に詩人ですな参謀長は」
 
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