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転生貴族の銀河

作者:ドンコ
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第十五話

軍務省

ブラウンシュヴァイク公爵との話し合いが行われていた!

軍務尚書はブラウンシュヴァイク公爵の甥のフレーゲル男爵が士官候補生として、問題有りとして退学処分にされていた。

「何とかならんものか?」

「無理ですな、陛下も承認しておるし何よりも試験に合格していない。
貴族の士官候補生は平均点が50点以下では話にもならない、他の士官候補生にも悪い影響を与えていたのですからな・・
貴族が集まる社交場で宇宙艦隊の副司令長官の事を馬鹿にした、その件で宇宙艦隊が反発する、それもロルフの派閥の司令官20個艦隊の内の15艦隊の司令官、全員が精鋭であり彼らが部下にする事は無い、ロルフを甘く見て怒らせた結果がコレですな」

「分かっている、まさか甥がアソコまで馬鹿だとは育て方を間違えたとしか言えん」
悲痛な顔をしているブラウンシュヴァイク公

「それは何とも言えませんナ・・・・
しかし、ロルフの勢力は大きい今の現状で拡大しているのが事実だ、派閥と言っても陛下に対する忠誠心はロルフが陛下に対しての忠義と同じで意見など出来ない程の忠臣達でもある。
事に関しては一般の兵士からの信頼も人気も高い上にだ、一般兵士の任務や艦隊内の待遇改善を行い成功した、それで士気が高まり精鋭に・・・・・」

「・・・・・追放の取り消しは望んでいないがしかしだ!私が心配しているのは軍が秘密主義になっていることだ」

「ハッキリ言いましょうか、今は・・・・この場での話は内密に?」

「分かっている」
変わったな・・・

「別に貴族を潰す為に動いているのでは無く大事な事案があるので」

「聞かせてくれるか」

「今は地球教が宇宙全体で暗躍している、それも後ろにはフェザーン自治領が関係しているのだ!
テロ行為を行う為の人員も集めている。
憲兵隊には24時間何時でも出動できるように準備している、この状況でロルフは装甲擲弾兵も厳戒態勢にしているし、何よりも地球教の信者を秘密裏に捕まえ始末しているのだ。
分かってくれるか公爵、厳戒態勢にあるのだ軍は既に大将等の幹部クラスが何人か暗殺されているのだ。
兵士にも地球教の信者がいるので内密に調査している段階で・・」

「そこまでの非常事態になっていたか・・・・・すまん知らなかったぞ。ワシは何か出来るか何でも言ってくれ、今回の件はワシが納めるが協力させてくれ・・・・地球教は聞いた事はあるが?」

「公には是非に頼みたい、貴族の統制を今は非常事態で!あのロルフでさえこの件に関しては積極的に協力している状態で頭を悩ませている。
甥子の件など失礼だが今は迷惑なだけなのだ」

「ソコまでに緊迫しているのか?」

「秘密裏に進めているが如何せん・・・・信頼できる人員が足りない」

「もう良い分かった、儂の出来る事をする軍には出来るだけ迷惑を掛けない様にな」

「申し訳ない、軍も地球教徒が何処にいるか不正確に分からんのだ、秘密裏に捜査はしているが尻尾しか見つからない、部下達は必死になっているのだが」

「では何か儂も調べておく事にする」

「余り深く入り込まない様に危険が公にも及ぶので」

「心配してくれるのか?」
不思議そうな顔で

「今の公が頼りの部分がある、貴族に関しては世話になっておるので」
正直に言ってみると

「ふふふ そうかワシも役に立っているか良いものだな、信頼を得ると言うのは」

「公はこの数年で変わられた。
何かあったのですかな?」

「フム、ロルフだよ陛下の為に自分は行動していると言っていたぞ。自信満々にな、皆が貴族は認めていないが儂は見て来たのだ、ロルフの行動は全て皇帝陛下の為に動いているのが事実と認識してな・・・・・
今の門閥貴族は遊興費を稼ぎ借金をしても遊ぶことに資産を食いつぶしている。
本来貴族は陛下の為に盾に剣に成れねばいかんのだ。我が甥は甘く育て過ぎた両親が亡くなり甘やかし過ぎたのだ不甲斐ない」

「ですが!今ならば変える事も出きるでしょう」

「そうかでは失礼する」

門閥貴族も色々と大変なのだな、しかし自家の繁栄のみにしか興味が無い、それも借金もして遊ぶか滅んでしまえばいいのだが・・・




その頃とある星域で


「此処が我が家の艦隊製造の中心部だ、工廠はこの通り宇宙空間で組み立てる事で作業の効率化をはかっている。
無重力でやれば力仕事も楽になるし機械に掛かる力が地上とは比べられない位のコストの削減になっているしね」

「ブロック事に組み立てる事で作業の円滑化をはかっている。此処で作られる艦船は宇宙空間専用の船を作っているが此処では巡洋艦を専門に作っている」

「では他にも工廠が?」

「無論だ、もしイゼルローン要塞を抜けて同盟が来れば、この場所は使えなくなるだから離れた場所にも幾つも工廠が存在しているさ。
無人艦は工廠を広げている最中だなそれでも毎日120隻単位で製造しているから将来的には半数は無人艦になると思うよ」

「この規模の工廠が幾つもあると?」

「幾つかは言えないが存在するよ、ビッテンフェルトがもう少し昇進すれば他も見せに連れて行くよ。帝国の機密施設になっているからね全てが」

「そうですか・・・・自分は焦る事無く上を目指します」

「良いっすね頑張れよ、今度イゼルローン要塞方面軍が正式に発足するお前達も連れて行くぞ」

「「「「「お供します」」」」」


「後一月後だ、一月後にイゼルローン要塞方面軍として俺の旗下に七万隻を従え各艦隊事に向かう事になるが!
ン!スマンが俺は妻二人を連れて行くがミッターマイヤーは?」

「二人で行きます、この艦隊に夢見たこの艦隊に配属されたのです是非に行かせてください」
お!おぉ~顔が真っ赤でも行く気満々だな…合格っすね

「ではオーディンに戻るか艦長艦隊と合流後にオーディンまで戻るぞ」

「了解しました」

「面白い物も見れるぞ、二月後にはな」
シュテルン(星)は艦隊と共にイゼルローン回廊に入りその後は見ものだな

ロルフは極秘にシュテルン(星)には行っているものの、完成し移動している雄姿をまだ映像でしか見ていなかったのだ、イゼルローン要塞方面軍七万余隻はイゼルローン要塞駐留艦隊を指揮下に置き八万隻を超える規模となる。

何故大規模な艦隊を動かすのか?

無人艦隊の設立で半数以下に迄人員が減らせた事と実験的に無人艦隊を実戦での情報を収集し艦隊の強化に繋げる為であったが・・・・

その任にロルフは志願した。

理由は!
三長官に頭を叩かれるので三長官が居ない場所に行きたいそれだけであった・・・・
自分勝手なだけであったのか?

参謀に艦隊司令官に分艦隊の司令官は好きに選び既に最終的な訓練も終えていた。
貴族は真面な人間を選び!志願して来ても馬鹿は入らんと一蹴していた、反発する貴族に対しては宇宙艦隊の副司令長官として能力不足と直々に言い渡し、それでも貴族が反発したが命令も碌に聞かない、能力も無い物等無能力者よりも邪魔であり士気に影響すると断固として権限をフルに使い排除した。
物扱いに気が付いた貴族は誰もいなかった・・・・・

貴族は自分の派閥から一人でも多くの将兵を送り込もうとしていたが、ロルフの部下が調べ排除リストにまた一人と数が減っていた、そのリストにシュターデンがいたので面白そうな事を考え付いて参謀の端の端に入れておいた。
その後シュターデンは地獄を見る事になる可能性が・・・・

他に装甲擲弾兵を12万人を配置するが!酷寒の惑星カプチェランカの兵士の迎えに行くという任務も追加されていた。
それも全て含めてのロルフの作戦が頭の中で組み上がっていたが!一つだけ見逃していた事があったのだった。

ロルフはそれで頭を悩ます事になるが!三長官はその件を聞きつけ笑い話にワインを飲んでいたとか何とか

オーディンまでに戻り、妻たち二人と供に一月の新婚旅行なる、二人は・・・・・・・

荷造りに夢中になりその家族!ラインハルトにキルヒアイスの二人は無理矢理付いて来てしまったのであった。

執事に侍女に護衛を料理人もその他合わせ400人近くになっていたが!その家族も付いて来てしまい・・・・・

ロルフは考えるのを停止したのだった。

 
 

 
後書き
最近はフラッシュバッグが酷くて睡眠が取れない!
震災から時間は経ってもあの日の光景が頭から離れません。 
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