ファンタジーな悪者の狩人日記
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1話 最強の狩人はかわいいものが好き
前書き
《最強のハンター》と共に狩人として過ごすことになったダークエルフのギラファ。
自分のいた世界では考えられない常識に少し戸惑うもなんとか生きていくことに。
しかし自分以外にもこの世界にやって来た者がいることを夢にも思わなかった。
火山(モンハントライ、サード) エリア8
タロー「ギラファァァァァァァァァ!!!早く採取してぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
ギラファ「なにを言っている!!!こ、この中で鉱石を採るなど・・・!」
ティガレックス亜種「ギャアァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」特大咆哮
ギラファ「正気の沙汰じゃない!!!」
タロー「は、早く!!逃げるか採取するかしてぇぇぇぇ!!!」
ギラファ「クソッ!!私は撤退する!!!お前も早くしろ!!!」
タロー「バカ野郎オマエ俺は勝つぞオマエェ!!!」
ギラファ「なっバカ!!!」
タロー「さぁこいヤァァァァァァァァ!!!」
ティガレックス亜種「ギャアァァァァァァァァ!!!」突進
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下位受付嬢「ね、燃石炭採取クエスト達成です!こ、こちらが報酬金と素材です(苦笑)」
ギラファ「・・・・・」
タロー「ギラファぁ、ホントにごめんって~(涙)」重症
ギラファ「気にしていないと言っているだろ・・・」
まったく・・・採取ごときでここまで命懸けになるなんて・・・、たしかに火山は危険な場所だ。出てくるモンスターもそれなりに強いとわかっていたが・・・
下位受付嬢「ティガレックス亜種に遭遇するなんて災難でしたね~・・・」
全くだ。あれでもワイバーン、この世界の飛竜種の仲間らしいが・・・あれはもう火山の神が造り出した鬼神の間違いではないだろうか・・・
正直にいってトラウマになったぞ・・・
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加工屋店
加工屋「ホレ!火山の鉱石で強化したユクモノ双剣でぃ!苦労して採った甲斐があったなぅ!」
ギラファ「あぁ・・・」
加工屋「まったくおいタロー!!テメェ成り立ての新米を火山に行かすってどういう神経してるんでぃ!!」
タロー「いやぁ、環境は安定してたんですけどねぇ・・・」
加工屋「バァロィ!!依頼紙見ただけで状況がわかるはずねぇだろ!!いつまでってもバカだなぁ!!」
タロー「ほんとスンマセン・・・」
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タロー宅
タロー「いやー、火山賑やかでしたねー(笑)」
ギラファ「賑やかすぎて私は命を落としかけたのだがな・・・」
タロー「まぁ武器が強くなった訳ですし終わりよければ全て良しともいうじゃないですか」
はぁ・・・いずれあのような化け物もと戦うのか・・・今の私では到底無理だな・・・
タロー「そうえば防具はどうする?さすがにレザー装備だけじゃ物足りないでしょ?」
ギラファ「そうだな・・・」
この世界の防具はモンスターなどの素材を用いたもので基本的に一式を揃えて装備するとスキルが必ずついてくれるのだ。
もちろん防具を作るには自分でモンスターを討伐して剥ぎ取らなければならないがな。
今私の防具、というよりも格好にはレザーシリーズといって、狩りよりも採取向きの低防御力装備だ。
タロー「ギラファ、まえいた世界じゃどんな防具してた?」
ギラファ「もとの世界では胸とすねを鉱石の防具で隠していた。そこ以外は素早さを高めるために布などの軽いもので仕上げていた」
タロー「それって防御力低いんじゃ」
ギラファ「私のような亜人は人間より体力が高いからな、もっともこの世界の人間は論外だが」
タロー「そっかー、けどこの世界ではそうもいかんよ、たとえ重くてもちゃんと装備しないとすぐに三乙だぜぃ」
ギラファ「わかっている、ならどのようなヤツの防具を作ればいいんだ?」
タロー「そーだなー、攻撃力アップスキルをとりたいならドスジャギィの防具、防御力ならアオラシアだな、どちらも素材が集めやすくてそこまで重くないからな」
ギラファ「なるほど、む?誰か来たようだな」
村長「こんにちはタローさん、ギラファさま」
タロー「あら村長!言ってくれれば開けていたのに」
村長「タローさん、クエストから戻って来たばかりで申し訳ありませんが孤島に行ってもらえませんか?」
タロー「あらー・・・孤島って、モガ村に何かあったんですか?」
村長「なんでもあのジンオウガが現れたらしいのです。他のハンターも挑んだのですが歯が立たないのでタローさんにお願いをしたいのです」
タロー「あれまぁ・・・、ごめんギラファ、俺ちょっと行ってくるわ」
ギラファ「わかった」
ジンオウガ・・・・・医者の話によればタローのかつての因縁の敵だと聞いたな、昔のとこだから今はそうでもないらしいがどれ程の驚異なのだろうか。
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孤島 ベースキャンプ
よーし、キャンプ建て終わり!それにしても今日の夢は面白かったな~
なんかワンちゃんとか普通のネコちゃんとかと戯れた夢を見たからなー。
もっとも今回の狩猟対象も犬(雷狼竜)だけどな(白目)
あー・・・なんかかわいこちゃんといい出会いがないかなー・・・
ギラファはそー言う意味での付き合いは興味なさそうだし、昔の好きだった子は仲間との取り合いでギリギリ負けたし。
なんかねーかなー・・・・・
16歳未満の未成年でもいいから俺の心を癒してくれる女の子がなー
・・・・・・・俺はロリコンじゃないからな
な(威圧)
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孤島 エリア10
・・・・・あれ、ここは・・・?
私はたしか・・・・・
『おい!しっかり掴まれ!』
『全員おちるな!』
『!?モモカ!あなたどこに!?』
『え!?あ、あれ!?私浮いて・・・!』
少女「ッ!?」ズキッ
そうだ・・・私、魔王を倒したあと船にのってて・・・嵐に巻き込まれて・・・なぜか宙に浮いて・・・
そして強い光に照されて・・・
・・・そのあとは思い出せない、ここは・・・どこだろう・・・
島とも思える場所だけどどこかの大陸とも思えるようなところでもある。
けど私の記憶にはこの場合の記憶はありません。
一体何処なんでしょうか・・・?
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エリア5
あんれー?ここにいねぇじゃねーか大抵ここにジンオウガことジンちゃんがいるんだけどなー
どこだーっとこんな時のために千里眼の薬を持ってきてたのだー!
ふっふっふー、これを使えばアラ不思議!なんとどんな遠くにいる大型モンスターでも見つけれることが出来るのだー!
さてとゴクリ、さてさてどこにいるかなー?
・・・アララ?すぐとなりのエリア9じゃありませんか、あっエリア10にいった。
なんでこっちこないんだよちくせう、メンドーだけど行きますかー
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エリア10
少女「・・・ッ!!?!な、なにかこっちに来る・・・!」
私の能力は回復魔法を主に専門としているけど、生まれつき強い存在を感知することが出来る。
この力は魔力は一切感じない、けどこのすごい気配は・・・!?
少女「直ぐに隠れないと・・・!一体なにが・・・」
ジンオウガ「・・・・・」
少女「・・・?」
(なんだろう・・・あの魔物は・・・・・獣・・・にしては竜を思わせる・・・けど狼とも思える・・・翡翠(ひすい)色に白、ベージュ色の美しいとも言えるあの魔物は・・・・・)
ジンオウガ「・・・・・!」警戒状態
少女「ヒッ・・・!」
(こ・・・怖い・・・!こんな恐ろしい気配を出す魔物ははじめて・・・私以外にいないのにどうやって・・・・!?)
(だめ・・・身体がこわばって力が・・・立つことも出来ない・・・・・!)
ジンオウガ「・・・・・」ズシンズシン
(こ、こっちに向かってくる・・・!!イヤァ・・・来ないでぇ・・・・・!)
ジンオウガ「グルルルル・・・」
少女「・・・!!」
(あぁ・・・終った・・・)
???「見ぃーつけたぁ!!」
ジンオウガ「!」
(ッ!誰!?)
タロー「やーっと会えたぜージンちゃんよぉー、なんでテメェエリア5にいないんだよコラァ!」
ジンオウガ「グロォウ」発見状態
(あっあの人は・・・・!?)
タロー「ドォーラッ!!」斬りかかり
ジンオウガ「グォウ!」避ける
タロー「クソオマ!」
ジンオウガ「ガォワ!!」ダイナミックお手
タロー「フウン!」バシュッ!(イナシ)
タロー「オラもう一丁!!」抜刀斬り
ジンオウガ「ガゥウ!?」怯み
タロー「オラオラァ!どうしたぁ!」
ジンオウガ「グォウ!!」バク転攻撃
タロー「あぶなぁ!!」バシュッ!(ジャスト回避)
タロー「テメェ!!」ズバァ!!(ジャスト攻撃)
ジンオウガ「ガァア!!」襲いかかり
(・・・・・すごい・・・!!あの人、あの巨大な魔物とたった一人で互角に戦えてる・・・!!一体何者・・・!?)
タロー「フゥンッッ!!ん?」
少女「ッ!ま、前!!」
タロー「え、あ"っ」
ジンオウガ「ガァァア!!」全身なぎはらい
タロー「ゴブファ!?」ドカッ!!
少女「ヒッ!?」
タロー「グボラァッ!」ダウン
ジンオウガ「ガゥ!!」拘束攻撃
タロー「チョオマ!?」
少女(あぁ・・・!食べられる・・・・!」
タロー「フンヌァア!!」こやし玉
ジンオウガ「ガァア!?」怯み
少女「!?(なにか投げた!?)」
ジンオウガ「ゴォウ」逃走
少女(あの大きな魔物がどこかへいく・・・何の道具を・・・?)
タロー「あっぶねぇ、喰われるところだったぜ」
少女(あの人普通に立った・・・!あれだけ大きな一撃を・・・!)
タロー「あっおいキミ!!大丈夫か!!」
少女「え、あ」
タロー「大丈夫!?あいつになにかされなかった!?」肩ガシッ
少女「・・・・・・」
タロー「大丈夫!?聞こえる!?」
少女(この人、人間なの・・・?布でしか出来てない服装なのになんともなさそうで・・・大きな刀剣を軽々と扱って・・・)
タロー「あのー聞こえる?」
少女「ッ!は、はい!」
タロー「あーよかった、何かされたかと思ったぁ」
少女「・・・・・・」
タロー「・・・・」ジー
少女「・・・?」
タロー「・・・」ダキッ
少女「へっ?・・・」
タロー「怖かったろ?もう大丈夫たからな・・・」
少女「・・・・・・」
・・・なんだろう・・・すごく安心する・・・・・・うん・・・・・凄く・・・怖かった・・・
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しばらくして、
タロー「それで、どうしてここに・・・?」
少女「船に乗っていたんです。けど・・・嵐が襲って・・・それで・・・・・」
タロー「遭難した、わけか・・・」
少女「はい・・・」
タロー「その・・・凄く災難だったな・・・」
少女「・・・」コク
タロー「・・・それで、今歩けそう?ちょっといつまでもここにいるとまずいし・・・」
少女「・・・はい、大丈夫です」
タロー「ホント?」
少女「それよりも、あなたのほうは・・・」
タロー「俺?全然大丈夫よ」
少女「け、けど・・・」
タロー「俺のようなハンターは結構耐えれるしなだから問題ないぜ」
少女「す、すごい・・・」
タロー「そうか?まぁともかく早くしないとまたアイツがくるし、抱っこしていこうか?」
少女「え!いいえ!じ、自分で歩けます!!」ヨロヨロ
タロー「・・・やっぱ抱っこするか」ヒョイ
少女「え、えぇぇぇぇぇぇ!!?」
タロー「ほら、これで楽だろ?」
少女「あ、そっその!降ろしてください!!」\\\\\\\
タロー「やだ、それに閃光玉もあるし無理すんな、とりあえずこのままいくぜ」
少女「えぇぇぇぇぇぇ!?」
タロー(なんか知らんけどやったぜ、かわいい女の子ゲットォォ!!)
後書き
かわいい女の子を助けたタロー、しかしその少女は普通じゃなかった!?
次回、《かわいいは正義、異議は認めん》
いつ投稿するって?不定期更新です!!(今頃)
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