モンスターハンターVR シンの冒険
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狩りの始まり
前書き
心一を含めたくさんのゲーム好きが待ち望んだVR体感型モンスターハンター、ログインを終え仲間と合流出来たシンは遂に冒険へと駆け出す!
シン・ハルミ・ナツ「転送!ポッケむ...」
??「待って〜!」 ん? ??「私もいく!」
ナツ「アキ!?」
アキ・・・クラスの中では1番?ゲームが好きな女子でナツの幼馴染だ、いつも休み時間にゲームの話しもしてるくらいに...
アキ「私もポッケ村に行きたいの!いいかな?」
ナツ「おう!もちろんいいぞ!」
シン「多い方が楽しいしな」
ハルミ「来て欲しいくらいだよ〜」
アキ「みんなありがとう!」
俺たちは4人盛り上がりながらポッケ村へと飛んだ
ポッケ村
辺りの所々に沢山の雪が積もっている、
シン「ここがポッケ村かぁ〜」
ハルミ「私この村が大好きなの!」
ナツ「俺も好きだなぁー」
アキ「私はユクモ村ー!」
ゲームだからかここ(村)では寒さはないようだ、ありがたいな。
アキ「さっそくクエスト行こうよ!」
ハルミ「じゃあドスギアノスとかどう??」
ナツ「いいね!そうしようぜ!シンはいいか?」
シン「あぁいいよ」経験者の3人がクエストを決めてくれた、武器の使い方はチュートリアルで教わった。
アキ「クエスト貼っておいたよ!」シン・ハルミ「分かった!」ナツ「おう!」
シ・ナ・ア・ハ「いざ!しゅっぱーーーつ!」
ファーファーーン
クエスト時間は50分です。
シン「おっしゃー!いくぞー!」
ナツ「シン、支給品取っとけよー」
ハルミ「ホットドリンクはとくにね〜」
ここは、ステージ雪山、辺りには村と同様雪が所々に積もっていた。確かにホットドリンクは必要になるな
シン︰バスターブレイド
ナツ︰鉄刀
ハル︰チェーンブリッツ
アキ︰ツインタガー
シン「どこに行くべきなんだ??」
ナツ「エリア6周辺にいると思うから、そこへ行こう」
シン・アキ・ハル「了解!」
エリア1
シン「すっげぇ〜!オーロラってやつじゃん!」
ナツ「実際に見てみると全然違うなぁ〜!」
ハル「きれいだね〜...」
アキ「ほんとー...」
広がる湖、夜空には星とオーロラ、すげぇな、こんな所で狩りが出来るのか...
エリア4
シン「はっっくしょ!ズズッ...ゥヴ〜」
ナツ「うっひょーさみぃ〜」
ハル「ホットドリンクはやっぱり必須だね〜」
アキ「忘れないよう気をつけないとね」
ゴクリッ!と飲み干すとゲームの世界だからか寒さは微塵も感じなくなった
シン「よし、エリア6入るぞ!」
ハ・ナ・ア「おぉー!」
道中でしっかり採集もしてエリア6へシンたちは入った...
エリア6
「グェェ」 シン「居たぞ...!」 ナツ「みんな、作戦通り行こう」
エリア6移動前
ナツ「入る前にみんなの動きを決めよう」
シン「動き?」
ナツ「おう、そうしないと、いざ狩り始めてバタつくといけないからな」
ハル・アキ「たしかに」
ナツ「シンは隙が出来たら溜め3を狙いに、それまでは様子見を、初心者に無茶させる訳にいかねぇからな笑」
シン「分かった」
ハル「なら、私はガンナーだし、援護主体で行くね」
ナツ「そうだな、アキと俺は武器的にもアタッカーをしよう 」
アキ「任せてよ!」
シン(初心者の俺は無闇に動かず様子見だ)
ナツとアキの二人が先制をしかけて切りかかる。
「グォッ!」
ドスギアノスが暴れ始める。ナツ・アキ(自分がいざ至近距離でモンスターと対峙すると迫力が全然違う!)
二人は優勢に立ち回ってる、流石だ バンッッ!バンッッ!!装填を終えて先生が援護射撃を始めていた
「グォォッ!!」ダメージの蓄積により、ドスギアノスの動きが遅くなる、
シン「ぃよし!」近づきシンは溜め3をスタンバイしにいく、キュイン!キュイン!
「グォッ!!」怒りが溜まったドスギアノスが尻尾を大きく振りました。
ナツ「くっ!」 シン「うぉっ?!」 アキ「きゃっ!」
ナツ(見たことがない動きがある、まるでモーシャンが違う!)
シン「いってて...」 ハ・ア・ナ「大丈夫(か)?!シン(君)!」
ナツとアキは何とか受け身をとってはいたが、シンはバランスを崩し雪に足を取られる...
「グオォォン!」ドスギアノスがシンに向かって飛びかかってくる。
シン「イッ?!」 バンッ!!!
ドスギアノスが空中で吹き飛ぶ、シン「先生!助かった!ありがとう!」
ハル「間に合ってよかった!シン君大丈夫?」シン「はい!」
さすがは経験者のみんなは本当に頼もしいな
「ふぅ...みんな、このまま一気に決めよう」
シン・ハル・アキ「おぉー!」
(俺も、活躍しないと!)
シン「このっ!」
シンが何かをドスギアノスの前へ放った
ズサッ! ナツ「しまった...」 バランスを崩したナツの元にドスギアノスの牙が迫る、ナツ(やべぇ!)
ビカアァァァ!!!凄まじい白光が辺りを包む ナツ「?!」
辺りを包んだ白光はドスギアノスの動きを完全に止めた
ナツ「シン!サンキュー助かった」
ハル「シン君ナイス!」
アキ「シンナイス〜」
シンはドスギアノスに一気に迫る「溜め3...今度は当てる!」
シュイィン!バスターブレイドを振り下ろす!
「グォォッ...」ドスギアノスは完全に力尽き、クエストをクリアした
シン「ぃよっしゃあ!クエストクリアだぁ!」
これが自分で実際にする「狩り」か
感慨深いものがあるなぁ
ハル「やった〜!」
ナツ「よっしゃ!」
アキ「よかった〜!」
やべぇ...すげぇ達成感!報酬は随分弾んでいた
ポッケ村ギルド
ギルドのテーブルについた俺たちは、この世界やさっきのクエストについて話していた。俺たちはその後も採集や討伐クエストを楽しんだ
シン「本当に楽しいな〜モンハンって」
ナツ「だろぉ!」
ハル「シン君すっかりハマったねー」
アキ「次は何行こっか〜」
そんな楽しく話してる時だった ブゥンッ
全ハンターはメゼポルタの広場へと強制転送された
?! なんだ?メゼポルタ...急になんでここに?
バグってやつか?
よく見ると周りに全ハンターと思える程のプレイヤーでごった返しざわついている。
「皆様、この度はモンスターハンターVRで遊んで頂きありがとうございます。」
モンスターハンターVRへログインした際に聞こえた声が広場に響き渡る...
ハルミ「この声、ここへ来る時に聞いたような...」 シン「俺も...」 ナツ「運営の誰か声ってことか?」 アキ「でも、急になんだろう」
「これより、ソフトを更新しますので、クエストへ行く方はしばらくここにてお待ちください。」
なるほど、アップデートってことか
更新の内容につきましては、こちらになります。
大きなウィンドウが空中に表示される
「害悪プレイを行う方を防ぐために、クエストでダメージが許容を超え、力尽きた方は死に至ります」
...え、どういう...「は?どういうことだよ?!」
「ふざけんなよ!!」周りはざわめく
「デュエル(決闘)というシステムを追加、プレイヤー同士での争いなどの解決方法としての認証をします」
シン「なぁ、今のってさ、負けたら死ぬ...のか?」
ナツ「悪い俺にもなんのことやら...」
ハルミ「なんでそんなことを...」
アキ「意味わからないよ...」
「なお、デュエルでのダメージですがこちらも許容を超えると死に至ります」
つまり...殺し合いじゃないか...
そんなのやる奴なんかいないだろ...
「武器、防具、スキル、モンスター、クエストなどの仕様を変更します」
シン「追加でもするってことか」
「そして、ログアウトを消去しました。」
「以上の更新内容になります。ソロにてクエストでの3落ちは気をつけましょう、ですが寄生と呼ばれるプレイをしている方はアカウント停止として排除します。」
もう目の前が真っ暗だ、
周りはざわついていたが、俺たちは一言も口を開かない
いや、開けない...こんなことまず、信じられない...
俺の耳がおかしい、そう信じたかった。でも、脱出する方法はあるはず、
「クエストを攻略し、最終クエストのクリアをされた方はログアウトが可能です」
要はそれが、このゲームを攻略することが脱出方法か、どうすれば「最終クエスト」は解禁されるんだ...?
「「最終クエスト」は通常のクエストとは大きく内容が異なり、条件も存在します。お伝え出来ることは、ハンターの頂点に立つ程の器があると、自信がある方のみ挑むことが可能となります。」
ハンターの...頂点?どういうことだ?
「ハンターの頂点と言いましたが、圧倒的な力の持ち主の方、全てを統べる地位や戦力を築いた方、例え他のハンター方と抗争が起きたとしても乗り越えて頑張ってください」
くそっ、益々意味がわからねぇよ...!
「本当にログアウトできねぇ!」 「なによそれ...私が何をしたっていうの?」「私なんか初心者なのに...」
泣き叫ぶ者や激昴する者、様々な感情がこの場を包んでる
俺も気がどうにかなりそうだ...でも、脱出できない訳では無い、頂点にでもなんでもなるしかない...
「ビビッビでは、これより、全てのプレイヤーのデータを初期化を行います。1からとなりますが今一度クエストをお楽しみください」
「な!?ちょっと待ってくれ!うぉッ!」
脱出できなくなったと思ったら、今度は初期化かよ!
メゼポルタの全てがブロック状のポリゴンとなり消え、
俺たちはバラバラになってしまった。
後書き
初めての仲間との狩り、ステージ、モンスター、見たことがない世界に心高ぶらせていたシンに残酷な現実が突きつけられ、仲間ともバラバラにされてしまう、シンは死と隣り合わせのゲームから「最終クエスト」をこなし脱出をすること。そして、みんなと一刻も早く会うためにも、再び、モンスターハンターVRを1から歩み始める。シンの冒険が今ここに幕をあける
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