世界をめぐる、銀白の翼
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第六章 Perfect Breaker
最凶 召喚
今までのあらすじ
セルトマンの残りサーヴァントは、一体を残してすべてが撃破される。
そしてその最後の一体、セイバー・赤銅の翼が求める世界四剣。その持ち主が一堂に会する。
十五天帝 蒔風舜
エクスカリバー アルトリア
ヴァルクヴェイン 鉄翼刀
Χブレード 赤銅の翼
天剣、聖剣、神剣、鍵剣の四つをそろえた赤銅は、一体何をしようというのか。
そして、セルトマンを相手にする一刀たち三人は一体どうなるのか。
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「協力、感謝至極でござる」
そう言って、抱きしめるように世界四剣を抱え持つ赤銅。
ゴチャリと鷲掴んだように抱えたものだから、動くたびにガチャガチャと音がする。
その扱いにセイバーは「なぜ・・・なぜ・・・」等とブツブツ言っているが、それを翼刀がまあまあとなだめている。
確かに、相手は「あの」赤銅の翼。
あっさりと剣を貸してくれ、と言われて貸しているのには疑問があるが、その場の観鈴、クラウド、蒔風のあっさりとした言葉で合意されてしまった。
「「「ほら、嘘ついてないし」」」
翼人にそう言われてはどうしようもない。
そうして赤銅は(主に十五天帝のせいで)ごちゃごちゃとした体裁で四剣を受け取ったに至る。
「でも一体何する気なんだ?」
「さあ?まあ私たちの不利になることではないようですが」
「私のエクスカリバーが・・・・」
「まあ見てるでござるよ。それにしても翼刀の君。良い顔立ちになったでござるな」
「む・・・言われてうれしいけど、あんたに言われると複雑だな」
「照れてる顔も良いでござるな~」
「私のエクスカリバーが・・・・」
「ちょっと!?何気に翼刀に言いよるんじゃないよ!?」
「何を言うのか。吾と翼刀の君は魂で定められた運命の相手でござるのに。よよよ」
「しれっとした顔でシレッと嘘つくな赤錆女。しかもそれ研究機関のせいじゃん」
「嗚呼戦わねばならぬ吾らの定め。さながら「ろみおとじゅりっと」でござるか」
「私のエクスカリバーが・・・・」
「何言ってんのよ。なんだかんだであんたは斬られて私のとこに翼刀は来てくれたんだからね」
「さいでござるか。だが奪い愛とはよく言うでござろう?」
「はん!私よりちっぱいして何を言うか!」
「デカいだけに意味はござらん」
「せいぜい言ってなさい。真パニッシャー今度こそぶち込んでやるから」
「私のエクス・・・」
話し合う蒔風達だが、後半は完璧に唯子と赤銅の口論と化している。
腕を組んでギリギリと歯噛みしながら突っ返す唯子に、四剣を抱えてシレッとした顔で話す赤銅は見ていて面白い。
本当にあの時の赤銅の翼と同一人物かと疑いたくなる。
「で、そろそろ教えてくれ。何を始める気なんだ?」
「あの駄マスターがこの後召喚する相手。そのうちの一人に心当たりがあるのでござる」
「だれ?」
「それは後で。で、その者にはおそらくはお主らでは勝つことは出来ぬでござる」
きっぱりと断言されたことに、多少なりともムスッとする一同。
だがこれが赤銅の言葉であり、その言葉に込められていた真剣さから見て、一体どのような存在なのかと次には思考していた。
「ダグバか?」
「だれスかそれ?」
「グロンギ首領。究極の闇」
「・・・・ジェノバか」
「ジェノバ?」
「ああ・・・・空から来た災厄。この星を滅ぼす存在だ」
「アンリマユということも」
「歴史で聞いたことあるような」
「ゾロアスターの経典に「この世、総ての悪」と言われた者です・・・・」
三者三様に、自分の知りうる最悪の敵を想像する。
しかし、確かに最悪の敵ではあるが今の「EARTH」のメンバーならば勝てないこともない相手だ。
「何を言うでござるか。確かに“そやつ”は翼刀の君ら全員でかかれば勝てる相手。でもそのためにメンバーの三割を失うでござるよ」
「うしな・・・・」
その言葉に、蒔風は絶句する。
そいつを相手にすれば、「EARTH」にいるメンバーの三割が死ぬ。
更に赤銅が言うには、三割が死亡、二割が再起不能になるらしい。実質、「EARTH」は半壊状態になる。
「じゃあ、あんたがそれを相手してくれると?」
「いえす、でござる。これ一回広げるでござるよ」
ゴシャァ
「ああ!私のエクスカリバー!!?」
そう言って、とりあえず抱えていた四剣を地面にばらまく赤銅。
荒い。あまりにも扱いが荒い。
三つを地面に置き、地面に座り込んで十五天帝を一つに組み上げていく赤銅の背中に、蒔風がなおも聞く。
「なぜ?」
「何故も何も、そやつの相手は吾自らせねばならないのでござる。そして、吾以外に戦わせるつもりはない」
きっぱりとした断言。
それ以上の理由は聞けない。
聞くな、と、その背中が雄弁に語っていたからだ。
パズルで遊ぶようにカチャカチャと十五天帝を手に取っていき組み上げる赤銅。
座っていた足を崩し、手を軽く振るうと四剣が宙を浮いて彼女を四角く囲むように停滞した。
「さて、では始めるとするでござるか」
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蹴りが唸る。
その一撃は、とっさに展開させた防具四枚を易々と蹴り砕いて一刀の腹部へと到達させる。
蹴りで突かれる。
その一突きの蹴りは、バリアを砕かずともその威力を向こう側へと浸透させて理樹の胸を打つ。
蹴りが落ちてくる。
その踵は堅牢なはずのブラカワニのアームを砕き、オーズの脳天を直撃した。
掌がかざされる。
様々な武具による一刀の攻撃が、その魔力障壁に押しとどめられて逆に砕けた。
掌で受けられる。
バリアを武器に転じて槍のようについた理樹だが、魔力障壁の面に滑らされてまともに当たらない。
掌が向けられる。
スキャニングチャージ・ワーニングライドで挟み込もうと両足を広げるオーズだが、魔力障壁の幅が広くそれも叶わない。
セルトマンの戦闘法は、一貫して彼等を寄せ付けなかった。
最初こそは当たった。最初こそは避けられた。
しかし、今になってはそれも難しい。
最初は楽しんでいただけだったのか。それとも、セルトマンがこの戦闘中に彼らのそれを学んだのか。
「攻撃は蹴りだけ・・・・」
「いやいや、あれを「蹴り」で済ませていいのかよ」
「なんて奴だ・・・・・」
オフィナとフォンに至っては、まったく心配することもなくセルトマンの戦闘を眺めている。
それこそヒヤッとするところもあったが、それももうない。
三人に向かって片足を上げて掌を構え、セルトマンがにやりと笑った。
「この手は神秘を掴むもの。この神秘を理解できぬものどもなど、踏み潰される虫に同じ、ってことで」
そして最初に見せたように、つまらなそうに溜息を一つ。
もうつまらない、と言わんばかりに吐き出した。
「攻略がわかってしまえば容易い。この俺の魔力障壁とただの蹴りに手も足も出ない。しかも三人がかりで。最初は面白かったけど、一刀も理樹も癖があるし、オーズなんかはコンボの能力把握しちゃえば怖くないし」
あっさりと相談時てくるセルトマン。
だがそうは言うものの、理樹も一刀も映司も数々の戦いを経てきた者。その技量はすでにかなりももののはずだ。
理樹のバリアは変幻自在。
一刀は他者の武器使用はもちろん、場合によってはアーチャーの投影と同じ要領で「動き」も借りられるので一刀の動き、その人物の動きを分けることができる。
オーズはコンボ特性見切るとは言っているが、それを補って余りあるのがコンボの強み。
それをこうもあっさり「攻略した」というセルトマン。
その強みは、彼らの能力をそれなりに理解していることもあるが、その他を上げると「魔力障壁」と「蹴り」の出力、威力が出鱈目なのにある。
魔力障壁と言うと、掌から放出した魔力を固めて壁にし、攻撃を遮断する技術だ。
基本技能だが、セルトマンの魔力障壁は「基本を極めれば奥義」というのを地で行っている代物だ。
硬い、というのもあるが、最大の強みは復元力。
たとえ削れても、その場から即座に再生する魔力量。
この三人の攻撃をうけて破壊されても即座に再生できる魔力量など、理樹も一刀も怖気が走る程であった。
更には「蹴り」
別段蹴りそのものの技術が高いわけではない。
やはり、恐ろしいのは魔力量。
頭が悪いほどに魔力を込め、強化して放たれた蹴り。
がむしゃらに五、六発連続で蹴ったら理樹のバリアが割れたなど、冗談では済まされない。
「あ、あれだけのサーヴァントを・・・・連続召喚して従えられるはずだ・・・・」
「これだけの魔力・・・・僕らでも見たことがない・・・・」
気付けば、三人とも非形式って肩で息をする始末。
対してセルトマンには、まるで“底がない”かのように、無尽蔵に噴き出す魔力魔力魔力。
「これがあんたの強さの秘密ってことか」
「ああそうさ。なかなかのものだろう?単純だが、それだけに破るのも大変だ」
そういって、悠々と歩を進めていくセルトマン。
このままでは止めを刺される。
そう本能が警告してその場を離れようとする三人だが、ここで限界が訪れた。
ガクリと膝が折れ、立ち上がれないのだ。
一刀と理樹の顔色が蒼くなり、即座に友情、絆の集束をして回復を図るが間に合わない。
「あああァァアアアあ!!!」
「う、オオオオオオオオおお!!!」
「く・・・こ、の!!!」
《ライオン、トラ、チーター!!!》
「ウォオッッ!!!」
《ラッタラッタ~!ラトラーターッ!!》
立てない二人。
その変わりに、オーズがメダルを装填してコンボチェンジをする。
熱を司るラトラーターコンボは、頭部のライオンヘッドから光と熱を放ちセルトマンの目を一瞬眩ます。
その隙に二人の元へ行って抱え、チーターレッグを活かしてその場から撤退した。
「え、映司さん!!」
「ぜェ、ぜェ・・・か、勝てない・・・・今は下がるしかッ!?」
200メートルは駆けたか。
しかし、そこでやはり無茶だったのかオーズが墜ちる。
倒れている間はブラカワニコンボだったので、多少は回復することができた。だがやはりこのコンボでは消耗が激しい。あっという間にその体力も尽きてしまった。
ゴロゴロと転がっていく三人に、セルトマンが逃がさんと掌を向ける。
魔術使用は挟持に反しないのか、魔力弾がその手に溜めこまれていく。
やはりその魔力量はけた違いだ。この無尽蔵の魔力が、セルトマンの強さ。
そして放たれる魔弾。
しかし、その魔弾を防ぐのは装甲に覆われた巨大な腕であった。
「ハクオロさん!!!」
『連続での変化はきついが・・・間に合ってよかった!!!』
再びウィツァルネミテアの姿となったハクオロが、三人を下がらせてセルトマンを相対する。
口から放たれた火球は、しかしその障壁に軽く阻まれてしまう。
「ウィツァルネミテアの空蝉、ハクオロ!!天地を創造したとされる、神にも等しき御魂か!!!」
『これの悪事は許さん。死者の魂を利用したこと、ここで悔いるがいい!!!』
怒りの意思と形相で振り下ろされるハクオロの腕。
だが
「オラァ!!!」
その腕をオフィナが裏拳で弾いて巨体をよろめかせる。
そしてそのよろめいたタイミングを刹那もずらさず、フォンがジャンプして上顎を掴み、ハクオロの巨体をひっくり返した。
『オウッ・・・・』
「はっは!!なかなかいいスペックじゃねーの!!俺の相手をしてもらうぜ!!いいですよねえ?旦那!!!」
「そろそろぼーっとしてんの飽きちゃったしね!それに・・・・加々宮さんたちの仇もとらないと!!」
ハクオロへと向かって行ったオフィナとフォン。
その二人をもて、セルトマンは任せたと背を向ける。
そして、手をかざして上空へ。
「召喚」
告げる。
現れる魔法陣は五つ。
一つはこの場に留まり、残りの四つは「EARTH」(仮)の方向へと飛んで行った。
この場に現れた一体は―――――――――
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「!! サーヴァント!!」
それを察知したのは、翼刀だった。
飛来してきた赤い光が地面に落ち、魔法陣を映し出す。
そしてその中心から現れてきた姿に、彼等は良く見覚えがあった。
というか、その場にいる少女たちだった。
「マミか?」
「杏子!?」
「さやかさんじゃない?」
「それからあれは・・・誰だ」
三人は、彼らの言う通りの人物だ。
巴マミ、佐倉杏子、美樹さやか。
魔法少女姿の彼女らは、しかしその全身を影のようなもので覆われて真っ黒だった。
「まさか」
この姿は、一度見ている。
先ほどまどかがこの姿で召喚されたばかりだ。
ならばこの後に待っているのは
ビキン、ビキン――――ーバキンッッ!!!
「「「ォォォォオオオオオオオ!!!!」」」
「ま、魔女化か!!!」
「あの三人の魔女か・・・・これはなかなか手強そうな」
そういって彼女たちは、自分自身ともいえる魔女に武器を構えて向かい合う。
砕けた先には、三体の魔女。
おめかしの魔女・キャンデロロ
武旦の魔女・オフィーリア
人魚の魔女・オクタヴィア
魔女の姿をもとにしたのか、召喚されたクラスは順にアサシン、ライダー、セイバーだ。
だがこちらには蒔風にクラウド、更に観鈴がいて、翼刀にセイバーまで揃っているのだ。
いくら相手が強いとはいえ、こちらが有利なはず。
しかし蒔風の顔は驚愕と、そして珍しいことにほんの少しの―――――
「セイバー、アリス、観鈴・・・・あっちの方頼んでいいか?」
「え?」
その場にいる三人に、魔女と戦うさやかたちをサポートしてくれと頼む蒔風。
クラウドと蒔風の視線の先には、見たこともない青年が一人立っていた。
その青年は、静かな面持ちでこちらを見ている。
臍を中心に手を置き、その真ん中が軽く光ってベルトが現れた。
腕を交差させ、左を右腰に、右手を左前へとかざす。
そしてそれを開いていくと、右拳で左腰に戻った左手を押した。
そこにあるスイッチが左手越しに押され、ベルト中心の霊石が回転するように輝き出す。
「クラウド」
「わかっている。油断できる相手ではないな・・・・翼刀、唯子も手伝ってくれ」
ゴクリと、翼刀が生唾を呑みこむ。
あのポーズからして、大体の推測はできる。
だが、あの人物は自分の知っている誰とも一致しない。
あれはいったい誰だと言うのか。
「その戦士は――――古代において邪悪と戦い、そしてその身を以って封印した。たとえ――――自身が究極の闇に、身を落そうとも」
「なるほどあれは古代遺跡に書かれた、もしくは雄介さんが見たビジョンの」
「だろうな。アリス、こっちは俺らで何とかする。早くあっち行かないと、こっちに巻き込まれて動けなくなるぞ」
蒔風の言葉に解りました、と返し、アリスがさやかやセイバーたちを連れて魔女たちの方へと回り込んでいく。
ベルトの起動音が鳴り止み、胎動するような音がしてその者の変身が完了する。
全身を黄金の神経が走り、その肉体は黒く、鋭利に変貌していく。
そして最後に頭部が覆われ、その瞳は――――――
「は・・・最初からアルティメットか。古代リントの戦士、クウガよ!!!」
その漆黒の瞳が光る。
失われた太陽の輝き。
まるで夜のように黒い体躯をして、その瞳はさらに黒く染まっていた。
ライダーとして召喚されたのは、“仮面ライダー”ではなく“古代の戦士”クウガ。
ライダーとして召喚されながも、その身は狂気に染まってしまっている。
だが、それは「見境のなさ」「守るべきものの認識」を失わさせるもの。
バーサーカーに課せられる狂気とは違い、指定された狂気。
「ォオ・・・・・・・」
「ダグバだとかそんなのより、よっぽど面倒なもの起こしやがったなセルトマンッッ!!!」
「ォォおおおおオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
咆える。
向かって来るは、最強最高最凶のスペックを誇る、究極の闇と化したクウガ。
対するは蒔風、クラウド、翼刀に唯子の四人。
端から開翼、手加減なし。様子見という認識がまず間違いになる相手。
「くっそ、こうなるなら赤銅引き留めりゃよかったか・・・・」
「そういってもしょうがないでしょう!!」
蒔風がぼやき、翼刀が返す。
向かってくるのは、破壊の権化。
圧倒的な力の前に、彼らが立ち向かう。
一方
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セルトマンが「EARTH」内へと姿を消していく。
それは彼の読み取ったアーカイヴ通りの行動なのか、それとも彼自身が休みたい―――ほど疲れていないので、ただ単にだらけたいだけなのか。
だが確実なのは、再びセルトマンはその場から姿を消し、残るのは彼の従者二名と、それと戦うハクオロ。
そして、新たに召喚されたサーヴァント――――――
「・・・・・・・・」
その男は、自らの体を見ていた。
掌を見て、肉体があることに多少なりとも驚き、そして何を思ってか空を見る。
「嗚呼――――まさかこんなことになるなんて」
そう呟いた彼は、同時に胸の奥からこみあげてくる感情に気付く。
それは感情というよりは、むしろ衝動と言った方が近いもの。
「闘争本能」ともいえる、何かと戦おうとする思いが、突如として彼の胸に宿った。
自分は「観測者」だ。
だが、ある戦いの中で斃れた。
あの後世界はどうなったのか。
そして、今の世界はどうなのか。
その思いは、彼自身のもの。
それが、セルトマンに召喚されたことによって増幅されている。
「やっぱり・・・・戦うしか、ないのか?」
そう虚しそうな顔をして、それでも自然と拳に力が入ってしまう。
少し遠くで、ハクオロ達が戦っているのが見える。
右手に左手を重ね、すると彼の手には一振りの剣が現れた。
柄と刃だけの、簡素な剣だ。
刀身は50センチ、幅は8センチほど。そんなに大きい剣ではない。
その剣を、左肩まで片手で振り上げ、そちらに向かって振り下ろしていき――――――
ギィン!!
ちょっとした火花が散り、それを受け止めた者が彼の眼前に現れた。
「君は―――――!!!」
その眼前に現れたのは、先ほどまで蒔風たちと共にいた彼女。
「其の方と会うも久しい事也。なれども、思ひ嘆くは此処にて逢うた事か・・・・・」
赤銅の翼、参戦。
しかし果たして、このサーヴァントは一体何者なのか―――――――
to be continued
後書き
最凶
いったい誰のことを指してのことか
世界四剣で赤銅が何をしたのか。
一体この男は何者なのか。
それは次回に語るとしましょう。
ちなみにこの男のクラスは「ブレイカー」です。
そして最大の謎―――――ホムリリィはどこへ行ったのか!!!
セルトマン
「時間かき回されたら計画パァだしホント勘弁してほしい」
だそうです。
ちなみに赤銅、見た目は童顔も相まって幼げです。
あれですね、たぶん制服着たら高校生くらいには見えるんじゃないですか?
こういう顔とかの描写って自分あんまりしないんですよね。
すみません。
第一章でめぐった世界は基本的に最初の作品を基準にしてます。
TVアニメが原作でしたらそちらで、ゲームが原作ならそちらですね。
ただクラナドやAirですとルートで関わらない子がいたりするので、アニメ基準になってたりしますが。
で、仮面ライダーはTV本編と大きな矛盾がなければ劇場版と同一世界(アギト、ブレイド、響鬼、カブトなど)に、矛盾があればパラレル(龍騎、555など)として考えています。
まあ木場オーガが出てきているところでお察しの通り、アーカイヴには記述があるわけですが。
そしてそれ以降の結合世界(仮面ライダー除く)は、原作作品のみです。
つまり「まど☆マギ」ですと、TV版(or劇場版)が結合されていますので、そちらに出てこなかったオクタヴィアを除いた魔女がいるのはおかしいッちゃおかしいんですよね。
まあそこがセルトマンの至ろうとする目的への「段階」なんですけど。
さて、ますますセルトマンがやろうとしていることは一体!?
赤銅
「次回。シャクちゃんのドキドキ四剣講座~」
いい感じにだるそうだな・・・・
ではまた次回
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