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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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9部 ViVid!
1章 覇王流
  進級

 
前書き
9部からまったりゆっくり書いていきます 

 
 JS事件から4年がたち4年の間に沢山の事があった。
俺の喫茶店
イクスヴェリア陛下の事件
そして俺となのはの結婚式
待ちの掃除人としての仕事
平和な日常をかみしめる幸せは何事もうれしく思う
機動六課の局員の戦術の切り札
高町 なのは一等空尉も現在はひと時休んでいる状態
そんな平和なひと時に起きた
なのはと俺の一人娘
ヴィヴィオの鮮烈な物語に俺も巻き込まれていく
年齢が俺だけ10代だからなぁ

 俺高町 綾はミッドチルダ在中で
公務員のなのはと喫茶店をやっている俺と今年魔法学院初等科4年になるヴィヴィオ3人暮らし
たまにフェイトが泊まりに来るぐらい

 今日の朝食の当番はなのはなんだけど・・・俺とヴィヴィオのオムライスにはケチャップで絵が描かれていて、ヴィヴィオもうれしさ半分呆れ半分で感想していた。
でも嬉しいのはわかる

 ひと口食べて実際に美味しかった。

「美味しい」

「本当においしいよなのは」

「良かった」

「そう言えばヴィヴィオ。今日って始業式だけだった?」

「うんそうだよ。綾お姉ちゃん」

「なのはも早かったよね?」

「うん、ちょっと早めに帰ってこられるよ」

「なら、晩御飯はヴィヴィオの進級祝いモードにしようか」

「ヤッター」

「俺もお仕事は翠屋だけだから」

  3人顔を合わせ身長差も併せて3人一緒にハイタッチ

「いってらっしゃい」

「「行ってきます」」

 俺は二人をお見送りして、すぐにお店の方に向かう
朝早くからお菓子の準備、いったん帰ってきてなのはとヴィヴィオ。を起こして、家の事を行ってから出勤が毎日の日課

 俺は店で準備をしているとバイトリーダーのシーラが入ってきた。
彼女以前俺に告白をしてきたセル君の妹さん
なのはと同じ年なんだけど、俺を立ててくれる頼もしい人
はじめはお菓子つくりしたことがなかったけれど、教えたりして
どんどん上達していってる。
たまに師匠の桃子さんにもシーラの作った物を持参して試食してもらったら太鼓判を押された。
おれより期間が早く太鼓判を押されたので少し嫉妬したんだけどな
桃子母さんが言うには
俺は翠屋のオーナーとして厳しく
シーラはその下いわば子供に厳しく孫に甘くって言ってた。
シーラは俺より年上なんですが・・・
本来は同じ年でしょって言われてしまった。
たまにウエイターとしてサイツが来てくれたりするから結構治安的には安心
俺自身探偵業もしているから、お店も任せれる点でもおお助かり。

 昼過ぎになりそろそろかと思った。

「シーラ、今日私上がっても大丈夫?」

「綾さん、大丈夫ですよ。まだあるんですよね」

「もち」

「なら後は、バイトの子もいますから」

「うん、でも何かあったら連絡して、今日はプライベートだから」

「はい」

 俺は大型のピクニックに使う籠タイプに沢山のサンドイッチとシューポットを入れて体育館に向かった。

 中に入ると丁度ヴィヴィオ達がフォームの練習をしていたようだ。

「ノーヴェ先生。いつもありがとうございます」

「綾さんまで、先生呼ばわりはやめてくださいよ」

「でも、ヴィヴィオしっかりやってるし、いつもヴィヴィオはノーヴェの事先生って言ってるよ」

「相変わらずですね。今日はどうしたのですか?」

「翠屋押しかけデリバリーサービスです」

「あそこで見ている人の分もあるよ。まぁ中島家の長女たちが来てたら足りないけれど」

「ですね。見ていきますか?」

「良い」

 ヴィヴィオ達が俺に気付いたみたいでこちらに来た。

「あれ、綾お姉ちゃんどうしたの?」

「翠屋押しかけデリバリーサービスだよ。休憩中に食べて」

「ありがとう」

「お久、コロナ」

 髪型はツインテールまたはツーテールで、キャンディー型のアクセサリーが耳のあたりについている女の子に話をかけた。
この子はヴィヴィオの初等部1年からの仲良しさん

「はいお久しぶりです綾さん」

「えっとそっちの子は初めましてかな。ヴィヴィオの家族の高町綾です」

 頭の上にリボンがあり八重歯とショートヘアーが特徴の子に話をかける

「えっと、ヴィヴィオのお姉ちゃんですか?」

「ポジション的にはね」

「すみません。リオ・ウェズリーで去年末からヴィヴィオさんと仲良くしてます」

「ふ~ん。結構鍛えてるね」

「ありがとう・・・ございます」

「綾お姉ちゃん喫茶店のオーナーさんなんだけど」

「知ってます。翠屋って言ったら有名だから」

「格闘技もすごいから、珍しいね誉めるなんて」

「ん、ほめるべき人には誉めるよ私は、ノーヴェ邪魔してごめんね」

 腕を回してノーヴェがこちらに来た

「良いですよ綾さんなら、さてとボチボチやろうか、家のみんなも喜んでましたし」

「差し入れにじゃなく」

「どうでしょう」

「私も見させてもらおうかな」

「はずかしいですけれど、どうぞ」

 ノーヴェとヴィヴィオがスパーリング
両方ともいい動きだ
あの転んでも一人で立ちあがろうとしなかった子がねぇ
俺も年を取るもんだ
一通り見てから、2階にいた元戦闘機人のナカジマ家のみんなに手だけ挨拶をして家に帰った。

 帰宅をしたらドアが開いていたのでびっくりして家の中に入る。
誰が、俺の開門(メイス)を解いて入ってきやがった。
人の気配がする
キッチン

「高町家に泥棒・・・」

「キャッ」

「あれ・・・ふぇいと」

「もぅ、驚かさないでよ」

「なんで?」

「うん、船の整備でね明日までお休みなんだ。今日はヴィヴィオの進級だから」

「そっか、てっきり忘れてるかなとも思ったよ」

「ヴィヴィオは私の保護児童でもあるんだよ。
そう言えば綾もそうだよね
私の事フェイトママって呼んでも良いよ」

「絶対に呼ばねえ」

 俺となのはが結婚してからフェイトはこの家を出たんだけど、お休みの時は家に来るから意味なしじゃないと思う。
船にのったら数ヶ月は帰ってこない
それは地球と一緒かも・・・今度しっかりと話そう

「ヴィヴィオとなのはも喜ぶよ」

「あれ、綾は」

「無事な姿を見れて私もうれしいよ」

「これどうかな?」

 差し出されたのはマドレーヌ
一つ食べてみるとすごくおいしい

「お店に出しても良いぐらいだよ」

「綾にそう言ってもらえると嬉しいよ」

「それじゃ、夕飯作るの手伝って」

「うん。久しぶりだ」

「出張中のお父さんだよね。フェイトは」

「もう」

 そんな感じで食事を作っていたらなのはも帰ってきた。
なのははしってたようなんだけど、でも久しぶりに会ってすごくうれしそう
それからまたしばらくしてからヴィヴィオが帰宅してきた。

「ただいま~」

「「「おかえり」」」

「あれフェイトママ?」

「フェイトちゃん船の整備中で明日の午後までお休みなんだって」

「うん、だからヴィヴィオの進級祝いを一緒に祝おうかなって」

「わぁそうなんだ~ありがとフェイトママ」

 それから家族四人で食事を食べながら楽しい時間を過ごした。
食べ終わりヴィヴィオが席を立つとなのはがヴィヴィオを引き留めた。

「ヴィヴィオちょっと待って!」

「何?」

 振り返って返事をした。
俺も何も聞いてないからヴィヴィオに首を振った。

「ヴィヴィオももう四年生だよね」

「うん、そうですが?」

 ヴィヴィオも俺も何言ってるのって感じでなのはを見た。
今4年生の進級祝いでお食事会をしたでしょうか・・・
一瞬俺の方をにらんだけれど、すぐに温和ななのはに戻りヴィヴィオの方を向いて話しかけた。

「魔法の基礎も出来たことだし、そろそろ自分のデバイスを持っても良いんじゃないかって」

「え!もしかして」

 ヴィヴィオはまだ小さいから自分のデバイス禁止が出ていたんだけど・・・
自分らヴィヴィオより年下の時に持ったのにって言ったけどこの件に関してはおれなかった。
以前ヴィヴィオにお願いされたんだよね・・・

「実は今日私が受け取ってきました。」

「え!本当」

 凄くヴィヴィオが嬉しそう
そうだよな親友のリオが持ってたから自分も欲しがるよね

「はい」

 フェイトから小さな小箱をヴィヴィオに手渡した。

「開けてみて」

 なのはもうれしそうにそう言ってくれた。

「うん」

 ヴィヴィオが箱を開けるととそこにはウサギのぬいぐるみがあった。 
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