魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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8部 StrikerS
6章 ゆりかご
親子の対話
ヴィヴィオはおれたちをフック一線で吹き飛ばした。
「ダメなの・・・もうヴィヴィオ帰れないよ」
ヴィヴィオを中心にフィールド魔法が展開
周囲の床が灰色になった。
【これより自動モードに入ります
艦載機、全機出動
艦内の異物を、すべて排除してください】
何かアナウンスしているが・・・取りあえずほかっとく
なのはとヴィヴィオが戦闘開始したので、俺も参戦しようとしたら・・・
「綾ちゃんはそこでまってて、ヴィヴィオの事任せて欲しいんだ!」
「うん、なら見守ってる」
「うん」
中央で砲撃の打ち合い
「ヴィヴィオ今助けるから・・・」
「ダメなの、止められない」
「ダメじゃない」
レイジングハートの薬きょうが数発吐き出される。
威力は互角なのだが、なのはが撃った時の硬直を利用してヴィヴィオが後ろに移動して素手で殴りにかかったのだが、なのはもすんでのところでガードが間に合った。
その威力はすさまじく、ガードを破壊をしてそのまま地面に叩きつけた。
「もう来ないで!」
ヴィヴィオは涙を流しながらなのはにそう言い放つ
なのははレイジングハートを杖代わりにして立ちあがった。
「わかったの私、もうずっと昔の人のコピーで、
なのはマ・なのはさんもフェイトさんも本当のママじゃなくて綾さんも本当のお姉さんじゃ無いんだよね
この船を飛ばすだけのただのカギで玉座を守るための生きている兵器」
「違うよ」
「本当のママなんて元からいないの
守ってくれて魔法のデーターを収集してくれる人を探してただけ」
「違うよ!」
「違わない、悲しいのも、痛いのも全部偽物の作り物
私はこの世界にいちゃいけないんだ」
「違うよ」
なのはは涙を流しながら言っているヴィヴィオに顔を横に振って言った。
「違うよ、生れ方は違っても、今のヴィヴィオは、そうやって泣いているヴィヴィオは偽物でも作り物でもない
甘えん坊ですぐ泣くのも、転んでも一人じゃ起き上がれないのも、
ピーマン嫌いなのも、私が寂しいときいい子ってしてくれるのも私の大事なヴィヴィオだよ」
なのはも涙を流しながらヴィヴィオに訴えかけている
俺は残念ながら見守ることしかできない
これは母親と子供が理解するための対話なのだと気付いた。
俺もあの時こういう風にすればよかったのかなっと一瞬思ってしまったぐらいだ
「私はヴィヴィオの本当のママじゃないけれど、これからは本当のままになれるように努力をする」
なのはが一歩進んだら、ヴィヴィオは構えだして一歩後ろに後退をした。
「だから居ちゃいけないっ子だって言わないで!本当の気持ちママに教えて」
「私は・・・私は、なのはママの事大好き。
ママと一緒にいたい。ママ助けて」
「うん、助けるよ」
なのはがレイジングハートを構えた瞬間
足元にミッドの魔法陣が展開される
そして俺は、なのはに魔力供給を断ち切った。
一瞬俺の方を向いて笑ってくれた。
親子の対話に他の人が入っちゃダメでしょう
「何時だって、どんな時だって」
二人は突進をして戦闘を開始した。
『レストリクトロック』
高位捕縛呪文のレストリクトロック
ヴィヴィオの身体を数十本の魔力の縄で縛り上げた。
なのはは上空に上がり、ビットを展開させ、魔力を収集しだした。
そう星の光が集まっていくかの如く・・・って本気?
「ヴィヴィオちょっとだけ遺体の我慢できる?」
「・・・うん」
そうしている間にも魔力の縄が1本、1本破れて行っている。
「防御を抜いて、、魔力ダメージをノックダウン……いけるね、レイジングハート」
≪行けます≫
「全力全開」
ピンクの星の光が一つの球体になって行きレイジングハートを振り下ろした。
『スターライトブレイカー』
ビットを合わせた四方向からのスターライトブレイカーがヴィヴィオを襲った。
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