魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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8部 StrikerS
6章 ゆりかご
ファイナルリミット
突進をしながら扉をぶち壊しそのまま中に入る。
俺はそのまま降り立った瞬間
魔力の途切れる感じがした
ふーん魔法防御にAMFか
『魔法解除』
絶対魔法防御じゃない限り力量が上ならその効果を破壊できる
俺が作ったアンチAMFもやはり効果を減らすぐらいしか無いみたいだ。
作業終了と同時になのはとヴィータが降りてきた。
「はやて外は大丈夫」
「綾ちゃんが化け物みたいな事してくれたもんやから後は任せておき」
「こちらも作戦に移るわ」
「頼むわ」
「了解」
周囲に来ていたガジェットも魔弓閃光矢(レイ・ボウ)により全てをガラクタに変えた。
「おい綾」
「私がやらなければこんな序盤でヴィータが無茶をするでしょ。それにこれ位は私には無茶でも何でもないよ」
「だけど」
「魔力を高めるためには5感を防ぐといい。私は起きてから味覚をずっと封印していたの。そして解除されたから大蛇戦とまでは行かなくてもこの戦いに関してはそれに近く回復をしている」
「あんま無茶するんじゃねえぞ」
「綾ちゃん」
「大丈夫。無茶はしないから」
「うん」
急にスクリーンが開いた。
「突入部隊機動六課スターズ分隊へ
駆動炉と玉座の魔の詳細が出ました」
「あ~真逆だね」
「だな」
ほかの部隊を待つにしても40分はかかるらしい
「わかった。別行動で行動する」
「ヴィータちゃん」
「ヴィータ」
「駆動炉ヴィヴィオがいる玉座の間。どちらか止めたら止まるかもしれねえし、止まらないかもしれねえ
こうしている間にも外は危なくなっている」
「でもヴィータちゃん」
「幸い綾の化け物じみた能力のお陰で温存は出来た。
あたいが駆動炉に回る。
お前たちはさっさとヴィヴィオを助けて来い」
「でも」
「いくら何でも」
「あたいとグラーフアイゼンの得意分野知ってんだろ!
破壊と粉砕
鉄槌の騎士ヴィータと鉄の伯爵グラーフアイゼン。
砕けねえものなぞこの世にねえ!」
グラーフアイゼンを肩に乗せ回れ右して駆動炉の方に向かい始めた。
「一瞬で終わらせてお前らの援護に向かってやる。さっさと上昇を止めて外にいるはやてと合流だ!」
≪ヴィータ≫
≪綾、なのはの事頼んだからな≫
≪絶対に帰ってこないと許さないからね≫
≪あぁ、じゃ行ってくるからよ。後は頼んだぜ!≫
「気をつけて絶対に合流だよ」
「あったりめえだ!」
俺となのはは飛行呪文で目的地に向かった。
前からこれでもかと言うぐらいガジェットは来ているけれど、
今回の俺はエスコート役
なのはを無事にヴィヴィオの所まで行かせるのが俺の一つ目のお仕事
魔法の矢を使い進行先のガジェットを破壊しつつ進んでいく
「なのはそんな顔でヴィヴィオの所に行くの?」
「え!」
「エースオブエースの娘で魔導王の義妹でもあるヴィヴィオが無事に決まっている。迎えに行くときにそんな顔で会いに行ったらヴィヴィオが心配するよ」
「うん」
「きちんと露払いはするから」
「うん」
「いちいちキリがねえがねえ」
『獄炎爆烈弾(セバルチュラ)』
怒龍爆炎獄(ナパーム・デス)の数倍の威力をの火球を作り出し対象に向けて放つ呪文
対軍隊用の呪文
周囲をせん滅しながら前に進んでいく
俺が先に進んだ瞬間
後ろにあったT字路から後ろにいたなのはをエネルギー砲が・・・
しまった。
俺はすぐに戻ろうとした瞬間
「ブラスターシュート」
お互いの砲撃が真ん中でくすぶっていたのだが、なのはのリミットブレイクをした瞬間戦闘機人の砲撃を飲み込み
相手に砲撃の波を与えた。
俺自身初めてブラスターシステムを見たのだが・・・
フェイトが心配するはずだ
あれは自爆技に近い
簡単に言えばドーピング技
「なのは・・・」
「大丈夫」
「わかった。行こう」
「うん」
なのはは小さい球体を何個かばらまき始めた。
偵察?
そしてやっと扉を見つけたので俺は手に炎を纏い拳でぶち開けた。
そこには、玉座に四股を固定されてるヴィヴィオと隣にメガネの戦闘機人がいた。
「いらっしゃ~いお待ちしておりました。
こんなところまで無駄足ご苦労様でした。
さて各地で貴女のお仲間は大変なことになってますよ」
複数の画面が開きどこもピンチな状態のようだった。
「大規模騒乱罪現行犯で貴女を逮捕します。
すぐに騒乱の停止と武装解除を」
「仲間の危機と自分の子供のピンチにも動じず表情一つも変えずにお仕事ですか?
良いですねぇ。その悪魔じみた正義感」
戦闘機人の眼鏡がヴィヴィオに触れた瞬間
なのはの砲撃が戦闘機人に向かって行われた。
「無駄だ!なのは奴は幻術で話しているだけ」
俺が言った通り奴の姿が消え新たな画面が開く
「怖いですねぇ、でもこれでも平然な顔でいられますぅ」
ヴィヴィオの周囲に魔力みたいのが送られヴィヴィオが悲鳴を上げた。
俺となのはは我を忘れてヴィヴィオの方に向かったのだが、魔力の渦によって近寄ることが出来ずにいた。
俺はなのはの前に立って盾になっていた。
「良いこと教えてあげます。あの日ケースの中で眠ったまま
輸送トラックとガジェットを破壊したのはこの子なの
あの時ようやく防いだディエチの砲を
でもたとえ直撃を受けたとしてもものともせずに生き残れてはずなの
それが古代ベルガ王族の固有スキル聖王の鎧
レリックの融合を経てこの子は完全な力を取り戻す
古代ベルガの王族が、自らその実を作り替えたように
究極の生態兵器レリックウェポンの力を」
「ママぁ」
「ヴィヴィオ」
「ママ」
「すぐに完成しますよ私たちの王が・・・」
やはりこの部屋には居ないかこの周囲にもいない
その瞬間ヴィヴィオの周囲が光り何やら洗脳してやがる
ちっ悪趣味な奴だ!
ヴィヴィオと俺らを戦わせようってか
ヴィヴィオが泣き叫び
俺達はヴィヴィオを呼ぶことしかできない・・・
光が収まりヴィヴィオが女性の大きさになって表れた。
「あなたたちはヴィヴィオのママをどこかにさらった」
「違うよヴィヴィオ。なのはママだよ」
「違う!嘘つき。貴方なんかママじゃない!」
手を振り払い完全に否定しやがった。
その瞬間なのはは我を忘れて無防備になった瞬間
ヴィヴィオの足元にベルガの魔法陣が展開した。
『さぁ、偽物の親子同士で仲良く……殺し合いなさい?』
ヴィヴィオの拳を俺が防ぎきる
「いきなり大きくなって反抗期にならなくても良いんじゃない」
「どいて」
俺はヴィヴィオの攻撃をかわして魔力を込めたパンチで攻撃をするのだが、
ヴィヴィオの防御を通せなかった。
なのはにブラスターの能力を使わすわけにはいかない
しかもヴィヴィオの力は大蛇に匹敵するかも・・・
なのはから取りあえず防御に専念していてと言われてるので
大人なヴィヴィオの攻撃を体さばきでかわして
飛び道具は魔法の矢で叩き潰す。
弱点らしきものが見えないな
詠唱無しでバカスカ撃ってきやがって、・・・
ティアこちらも
≪いくら魔力は回復しても、ジューダスペインの使用は不可です≫
「大きい呪文は・・・」
≪今のところ難しいですね・・・なのは様がバインドをしてくれてますが・・・≫
「数秒で壊してるね・・・策にのりますか」
≪今はそれが良いかと≫
流石のヴィヴィオも俺たち二人を相手にしているので息遣いが洗いのだが、
なのはもずっとブラスター使用しているのでこちらもスタミナ切れが怖いな
そう思っていたらレイジングハートが発信をした。
≪WAS成功
座標特定、距離算出≫
「見つけた」
「なるほど、ヴィヴィオは任せておいて、そしてなのは俺の分もよろしく」
俺は自分の魔力をなのはに少しだけ転送した。
『魔力転送』
「うん、少しの間だけヴィヴィオの事あやしてあげて」
「了解」
画面の向こうには眼鏡をはずしている性悪戦闘機人が驚いた顔で後ずさりしている。
「エリアサーチ、まさかずっと私を探していた。
だけどここは最深部。ここまで来られる人間なんて・・・はぁ・・・」
戦闘機人は思い出したかのように目を大きく開け恐れだした。
なのはは一歩踏み込んで壁の方にレイジングハートを構えて砲撃の準備に取り掛かった。
俺は、金縛りの呪文を速攻で行い
壊されるタイムラグを使用して詠唱を唱える
「「バータ・フォー・テイルズ …… 囲え 死の荊棘 ヴェルカム・イン・タイ」
『盲死荊棘獄(ブラインド・ガーディアン)』
痛みがあるけれど、絶対に死なない
その代わり限界まで来たら眠りにつくいばらの呪文
いくらヴィヴィオが壊そうとしてもそのいばら
一国を飲み込むほどのいばらを出すから、時間稼ぎにはちょうどいい
「壁貫・・・そんなバカげたことを」
性悪戦闘機人はばかげたことをと思ったみたいだが、何かを思い出したかのように恐怖で目を大きく開かせた。
俺自身いくら強固でも出来るだろうと知っている
ましてや今のなのはは俺の魔力も上乗せしてるから鉄板だ・・・
昔壁貫でスバルを助けたことがあるって聞いて、なのはだけは怒らせないようにしようと心に決めた。
≪通路の安全確認、ファイアリングロック解除します≫
「ブラスター3」
なのはがそう言った瞬間膨大な魔力が吹き荒れた。
はやてより巨大な魔力を俺に匹敵するぐらいの魔力をなのはの体から吹き荒れていた。
そのうえで俺の魔力の上乗せしているから・・・
大蛇戦での俺のレベルまで来ている感じがした・・・
「ディヴァイ~ン」
そのうえでカードリッジが5発吐き出された
なのはは標準を定め、後ろに後ずさりしている戦闘機人に向かって死刑執行の言葉を発した。
「バスタァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアー」
ピンク色の砲撃は極太となり目的地に向かって突進をしていく
そう「神の砲撃」の名前の通り、壁を突き破り進んでいった。。
「いやああああああああああああああああああああああああああああああ」
パニックを起こしたかのように戦闘機人は背を向けて恐怖の雄叫びを上げ逃げたのだが、
後ろから砲撃に飲み込まれ、周辺の装置や設備ごと吹き飛ばされる。
吹き飛ばされて、ゆりかごの最下層に叩きつけられた。
あれで非殺傷だから相変わらずすごい
絶対に怒らせないようにしよう
「なのは」
「大丈夫、子供は産んだことないけれど、この痛みはそれだと思えば大丈夫だよ」
「なのは・・・」
「いつも綾ちゃんもこうしてるよね」
その瞬間ヴィヴィオが手に頭を乗せ呻きだした。
「「ヴィヴィオ」」
「なのは・・・ママに綾・・・お姉ちゃん」
俺たち二人はヴィヴィオの元に走り出した。
洗脳が解けた。
これで大丈夫だと・・・
「逃げて~」
ヴィヴィオのフック一線で俺たちはガードに間に合ったのだが、吹き飛ばされてしまった。
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