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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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7部 中学生編
5章 文化祭
  文化祭パートA

「いらっしゃいませお嬢様方」

 俺以下沢山のクラスメイトが男装をしているが結構みんな男前にできている
男性が女装をすると化け物が多く輩出されそうな気がするけれど、、
女性が男装するとあまり違和感が起きないのはなんでなんだろうと思う。

 俺は最初に名前を教えてもらい服の上に魔法で俺にしか見えないインクで名前を書いていった。
この喫茶は3時半迄となっていた。
4時半から6時までが俺たちの舞台で6時30分からラストの7時30分までがバンド
最後がグランドでファイヤーらりーになっていた。
執事喫茶ではなく男装喫茶だから執事ではなくていいんだけど、
俺はこのあとやる劇の従者の服装で参加していた。
始まってから30分後ぐらいに最初の事が始まった。

「綾これは何かしら?」

「これはですね。彩花お嬢様お気に入りのスタッフに言わせることが出来るサービスです。」

「そう。これ頂くわ」

「わかりました彩花お嬢様。どなたをご希望ですか?」

「あなたよ」

「私ですか」

「ええ」

「あなたの役どころで愛をささやいてほしいわ」

「わかりました。」

 めちゃくちゃハズいぞ

「従者である私めですがお伝えしたいことがありましてよろしいですか」

「えぇ構わないわ」

 俺は彼女の目線まで片膝座りをして包み込むように抱きしめながら

「従者である私めですが彩花お嬢様の事をお慕いしておりました。
もちろん身分違いの言うことでのお叱りはもっともですがこの胸の内を隠すことはできません」

「そ・・そう、はっきり言いなさい」

 俺は彼女の顔を見て

「彩花お嬢様あなたの事を愛しています」

「駄目よしっかり名前で呼んで」

「あ、はい彩花あなたを愛しています」

 手のひらを取り、手の甲にキスをする。
そうしたらキャーっていう黄色い悲鳴が聞こえた。

≪綾ちゃんやりすぎだって≫

≪金額見た≫

≪ううん?≫

≪これだけで1000円も取るんだよこれぐらいはね。愛してるのはなのはだけだから≫

≪もう≫

 仕事にならないぐらいこればかりやらされました。
俺の仕事は9時から12時までの長丁場そして10時30分を超えて俺自身バックヤードに向かった。
後半は劇の魔王の服装で参加

「ミーナって言ったっけ」

「なにその態度は」

「俺様が望みだったんだろう。ミーナお前の事は目に入れてやるから俺のものになれ。反論は許さん」

俺はさっきほどのキャラより強く抱きしめ首筋にキスをした。

「俺はもう上がりだからこのまま立ち去るが、午後の劇は俺がいっぱい出るから見に来い。まってる」
俺はすぐにバックヤードに行き従者の服装に着替え

「すみませんお嬢様方私はこのままお暇いたします。もしよろしければ午後の舞台を見に来てくださいよろしくお願いします」

 俺は一例をしてその場を発った。
その後はなのはと合流をして文化祭デートとしゃれこんだりした。

「あれはなのは的にはやりすぎだと思うんだけど」

「でも1000円って高くない」

「確かに・・・」

 少しだけ学際のほかの喫茶店により昼食を食べながらのお話

「昼の劇頑張ってね?」

「綾ちゃんもでしょ?」

「うん、初めに謝っとくね」

「?」

「もしかしたら傷つけることになるかもでも・・・」

「信用してるから綾ちゃんの思った通りに」

「なのはさんに綾」

「お邪魔だったかな?なのはに綾」

「フェイトに少年か」

「もういいよ。フェイトちゃん、こんにちはエリオ君」

「はい、綾。少年っていう名前じゃない」

「名前を呼んでほしかったら私に認められることだな」

「絶対に名前を言わさせてもらうからな」

「期待せずに待っとるわ」

「もぅ」

「綾ってばエリオの事お気に入りみたいね」

「みたいだよね」

「フェイトも午後からよろしくね」

「こちらこそ」

「リハとは少し違うから全力でお願いするね」

「う・うん」

「少年注文のしすぎだ」

「でも・・・」

「こういうのは少しずつ色々な店に入りながら注文するのがみそなんだ」

「そんなの」

「知ってるか、ならそれ食べたら行くぞ」

「僕はフェイトさんと」

「フェイト少年借りて行っていい」

「いじめないでね」

「了解」

「なのは悪いけれど」

「うん、フェイトちゃんとまわってるね」

「ありがと」

 俺はなのはとフェイトと離れ今は少年、もといエリオと一緒に屋台などを回りながら食べ食いをしていた。

「お前良い奴だな」

「少年私の名はお前じゃないぞ」

「綾良い奴だな」

「どうしてそう思う」

「フェイトさんとなのはさんを一緒にしてあげて」

「勘違いしているようだな少年。あのままだったらお前の馬鹿食いのせいでフェイトも付き合えないだろうが、
幸い私は格闘もしているから燃費もあまりよくないから突き合わせているだけだ」

「でもサンキューな」

「少年」

「なに?」

「舞台なけっこう荒れるけれど、乱入するんじゃないぞ」

「どういうこと」

「見てればわかる」

「少し離れるけれどいいか」

「馬鹿にするな」

「威勢がいいな、もし何かあったら念波よこせな」

「わかってるよ」

「お母さんどうしたの」

「来ちゃった」

「お父さんは」

「残念ながら接待でね」

「そっか残念だね」

 母親の前に一人の中年の男性が私たちの前に来た。
後ろからは娘さんだろうが追いかけている

「あの?」

 俺は母親がいるので前に立ちふさがり

「何の用ですか?」

「もし間違いなければ霧生さんではないですか?」

「はい、どちらさまでしたか?」

 母親は首をひねってその男性に話を返した。

「もしよければこのノートにサインをお願いしても良いですか?」

「そういえばお母さんって」

「流石にここでは、これでいいかしら」

母親はハンカチをその男性に渡した。

「これは伝説の・・・」

「お父さん」

「すみません、綾先輩とお母さん?うんお姉さんですか?」

「ふふふ。綾ちゃんのお母さんで間違いないわ。別に迷惑じゃないわ。覚えていただいて私もうれしかったから」

 俺の手を引いて母親は歩いて行った。

「あれ何?サインじゃなくても喜んでたよ?」

「引退の時にファンの方にあげたハンカチシリーズ。この世に100枚もないぐらいのレアものだったかな」

「それよりもお姉さんだって」

「嬉しいわ、30代でお姉さん呼ばわりされるって」

「劇は?」

「もちろん見に行くわ」

「プロにも演技指導してもらったからね」

「元ね」

「そろそろだから行ってくるね」

「いってらっしゃい」

 そうして波乱の舞台が幕が開く時間になった。 
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