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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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7部 中学生編
5章 文化祭
  新聞部にて

 俺が新聞部に近づいた時に新聞部の部室から大きな声が聞こえていた。

「何かってなことをしているの?」

「先輩が言ってたじゃないですか、情報は生ものってだから」

「学校内の事はあの手の記事はあの人笑って許してくれるけれど学校外の事では・・・」

 俺はそれを遮るように部室のドアを開いた。

「やぁ」

「あ・綾さん」

「あら、私が来てはいけなかったかしら」

 一人の下級生が俺の前に立ち図った。

「何の用ですか、ここは新聞部で外部の人は立ち入り禁止ですが」

「俺は言ったよね。学校内のゴシップは笑って許せるけれど、外部の間違った情報を提供は許さないと、違った?」

「これを書いたのは私です。あながち間違った」

「五月蠅い、餓鬼、俺は部長たちと話しているんだ、何も知らない小娘が」

 俺はこの下級生に軽く殺気を放った。
そうしたらこの下級生は座り込んで震えてしまった

「私から謝るわ、綾さん」

「謝って済む問題じゃないから来たんだろうが」

 俺は全体に殺気を怒気を発した。

「「きゃっ」」

「俺は去年も同じことを言ったと思うけれど、どういう教育しているのかな?」

「ごめんなさい、気づいたときには発行されていて」

「そんな言い訳聞くと思うの?」

 クスっと少しだけ含みのある笑いをした。

「ほ・本当に私が勝手にやったことで」

「俺は黙れといった。日本語わからない?」

 俺はもう一度この子に怒気を放った。
彼女は可愛そうに震えながら失禁をしてしまったらしい。
その時扉が開いて俺の背中に抱き着いてきた人物がいた。
俺はその姿を見ずに・・・

「なのはどうしたの?」

「どうしたもこうしたもやりすぎだよ」

「やりすぎ?こういうゴシップって書くのは楽しいかもしれないし、読むのも楽しいかもしれないけれど、何時も泣くのは書かれた方。
俺だけだったらゴシップだろうかなんだろうか構いやしないが
こいつらは裏も取らずに間違った記事を載せやがった。
それに俺はわがまま言って練習に参加させてもらっているのにこんなこと書かれたら、恭也さん、忍さんに申し訳ないぐらいだ」

「考えすぎだよ綾ちゃん、きっとお兄ちゃんなら「俺みたいなのが噂になってしまって綾ちゃんに申し訳ない」って反対に謝るよ」

もう一組部室に入ってきた。

「あれ?アリサちゃんとすずかちゃん」

「なのはも来たのね」

「綾ちゃん、それにお姉ちゃんなら「恭也のそんな噂に怒っていたらきりがないわ」って笑いながら言ってくれるよ」

「だけど・・・」

 ギュッとなのはが抱きしめてくれて

「綾ちゃんが私たちのことをよく考えてくれてるのは知ってるからもうやめてあげて、その子もかわいそうでしょ」

 俺は部員たちにキッと睨みつけて

「わかった。今日の朝の号外どうにかすることわかった。」

「は、はい」

「はぁ~これでいい?なのは」

「うん」

「タヌキはどこ」

「綾、タヌキはひどいと思うわよ」

「アリサ、これだけの人が一せいに来るってありえないでしょ。
しかも俺の抑止力の方たちを
あの時いたはやてが呼んだんでしょ」

「はやてが死人が出るからすずかちゃん止めに行ってぇなって言われたら何事かと思うでしょ」

「丁度私もこの記事を読んだから行こうとしたらアリサちゃんも来てくれて」

「持つべきは理解している友人だよね」

「部長」

「は、ハイ」

「次はないから」

「それとそこの小娘」

震えて先みたいな威勢はもうなかった。

「・・・」

「返事は」

「・・・」

「綾ちゃん」

「はぁなのはわかったから、これだけの人がみんなお前をかばったんだ。責任が取れないなら次はきちんと行え。先輩たちに詫びを入れとけ、お前の罪を数えろ!!」

 俺たちは部室を出てから

「敵意がなかったから無視していたのがいけなかったなぁ」

「綾気づいてたの?」

「誰かまではわからなかったけどね、尾行されてるのは知ってたよ。昨日の事なんだけど美由希さんもいたんだけどね」

「あっ夜の鍛錬」

「そう、ご一緒させてもらってる時の記事、これ以上つけられるのもねということで巻いたんだけど、あんな記事になるとはね」

「あれはやりすぎだよ、下級生の子かわいそうだったし」

「そお?」

「綾ってば私達以外だと冷たいというかそっけないというか?」

「大切な友人だから、傷をついてほしくないだけ」

 俺は少しだけ恥ずかしくなり足早に歩いた。
後ろから笑い声が聞こえた

「相変わらずああいうときの綾ってば」

「うんうん、可愛いよねなのはちゃん」

「それにすごく優しいの知ってるから」

「もぅその話はおしまい。これから会議でしょ」

 クスクス笑いあう友人たちを置いて本当に教室に戻った。
その後の会議で
演劇部から使わない小道具や大道具の借りることが決まり、
被服部にコラボを組まないかと打診
同じ服を2着作り
1着を展示
もう一着を本番で使うとのこと

 俺が自分たちの手で作りたいと提案した。
自分たちで作れるものは作ったりすることが決まった。
最後に料金は寄付という形での料金になり
純利益を募金に回すことになった。
作った小道具と大道具は演劇部に寄付という形になった。

 意外に服装は何とかなることが判明
何故なら令嬢が多く
使用しなくなったドレス持っている人が多かった。
舞台を中世にしたのがよかったらしい。
必要なのはフェイトの演じる王子の服と
なのはの演じる服、俺の服だけだった。
王侯貴族の服は演劇部から借り入れられるとのこと

 演劇部の項目はディゲンズのクリスマスキャロルをやるらしい
何回か映画化されたりディズニーアニメになったりしている名作で
確か俺の世界では80年代後半か0年代前半に現代版で行った作品もあったっけ?

 
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