魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
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7部 中学生編
5章 文化祭
準備は大変そしてやってくれた新聞部
準備はすごく大変だった。
セリフは覚えないといけないわ。
動きは覚えないといけないしね
それは何とかなる。
覚えるのは魔法使いとして最高峰
運動神経も最高峰
そんなことはどうにでもなるのだが、才能の無駄遣いって感じもある。
でも大変なのはこんな事ではなかった。
音楽、道具、衣装をどうするかはっきり言ってこれらを忘れていたのがイケなかった。
俺はとりあえず会議の内容を聞いていたら、ありえない発言が沢山出てきた。
聖祥大付属学校は小学校は共学、中、高はクリスチャン系の女子校、
大学は女子大とお嬢様学校なのをすっかり忘れていた。
本来なら俺はここにいられる生徒ではないのだが昔アリサとすずかを助けたおかげで授業料は免除になっていたのが大助かり、生徒は社長令嬢とかが多い
俺の友人たちもお金持ちではある。
アリサはバニングス財閥の令嬢
すずかも月村家の社長令嬢だがヨーロッパの旧家の一つであるお嬢様
フェイトは時空管理局派閥の一つテスタロッサ家のお嬢様(本人たちは派閥って言われると嫌がると思うけれど)
あっちの金額がなぜこちらで変換できるのが今だかって不思議?
考えたらだめだと思う。
たしかBASTARDのメタ=リカーナも円だったっけ
500円借りた記憶がある
はやては同じく管理局の元顧問のグレアム氏からの援助と今ではキャリアウーマンでもあり最年少のエリート公務員候補の一人だ。
最後になのはだが親の職業は普通の喫茶店のオーナーの子女なのだが、
こちらも士郎さんの元の職業の貯蓄や今は恭也さんの給金でかなり裕福でもある。
結婚してから結構変わったんだよねと感じた。
ゲーム版だと旅の路銀をつぎ込んだりした話あった記憶が・・・
ちなみに南條家はバニングス系列の会社の社員で課長
俺の給金は絶対に使わない人だった。
家には入れてるんだけどお母さんが貯金しているのを知っている。
子供はお金の心配なんてしなくても良いとかなんとやら
そんなお嬢様学校文化祭を何か間違っている感じがしてきた。
去年は無難な喫茶店だったので気にはならなかったのだが、
衣装や道具を買ってきてやろうみたいな感じ。
プロに頼んで舞台作り頼むとか・・・
後はこれを無料でやるのか有料でやるのか
明日までにそれらを決めることになった。
今日はなのはとフェイトは管理局のお仕事
アリサとすずかは塾に行ったことで帰りははやてと一緒の帰宅になった。
ここ数年はこのパターンは多かったりする。
最近つけられているが敵意はないので気にしないことにした。
「はやてあれどう思う?」
「ないな~」
「だよね」
「聞いてたけど、文化祭って出来るだけ自分たちの力で何とかするのが良いと思うんよ?
最初っからお金で解決はいかんと感じるんよ」
「私も同感。ちょっと規模大きくなったから手放したい気持ちはわかるけどね」
「どうしたらいいんか、よぉわからんわ」
「手はないことはないんだけどね。2クラス合同だから2つやるのはわかるけれど労力が数倍になるってどういうこと?いっそどっちかにした方が良いんと違うかな?」
「綾ちゃんはどっちもメインだからそういうのもわかるんけどな、それはダメや」
「やっぱり」
わかれる道筋になって
「明日細かいことを相談したいから迎えに行くわ」
「なのはちゃんは?」
「仕事だからね、明日はゆっくり来てもらってもいいかなと」
「待っとるわ」
「じゃね」
そうして家に帰って宿題をしてから夜の鍛錬
「今日もご一緒してもいいですか」
「あぁ」
たまに恭也さんと美由希さんの鍛錬をご同行させてもらっている
「所で・・・」
「あぁ敵意はないようだな」
「綾ちゃんの知り合い?」
「私中学生ですから普通こんな夜更けに出歩きませんって美由希さん」
「どうしよう?」
「ふむ、まくか、場所はいつもの所」
「「はい」」
「解散」
そして俺は走り、八束神社に来た。
ちょっと走ったら気配は感じなくなったことからやはり相手は素人だと気付いた。
それから剣の練習
俺はこの数年剣を使用しなくなった。
剣の代わりに拳になって武装は籠手になった。
籠手と言っても剣道の籠手とは違い
西洋鎧の手甲の方が近いかも
体育祭を超えてから練習をすることが多くなったのは無意識でも神速を使用してしまったからだ。
身体を鍛えて、もし使用したとしても身体を壊さないためにしようっていう目的だった。
無意識で出したってことはまたいつそういう行動を起こす羽目になるかわからない。
一回使用してわかったことだが、結構キツイ
あれをするのなら分身の術の方がはるかに体の負担は低い。
でもあれから摸擬戦をしているけれど、神速の領域には一度も行けなかった。
やっぱり体一つだけで戦うのはきついなぁ
美由希さんとは3本に1本取れるぐらいで
恭也さんとは5本に1本取れる感じの戦績におさまった。
そんな文化祭の忙しさや訓練の忙しさで充実していた俺だったのだが、
次の日に事件が起きた。
まぁ物騒な事件ではないのだが、俺自身は特に気に入らないくそみたいな話だ。
それは朝一はやてと校門に入った時だった。
「ねぇはやて周囲そわそわしてない」
「いつもの綾ちゃんのファンとかと違うな」
「そんなに多いの?」
「そりゃそうや」
「?」
「基本色々やっているの綾ちゃんだけだから」
「?」
「だから、去年サッカーMVPでプロからお誘いのあったのは」
「私」
「格闘の祭典KOFの入賞者は」
「私だけど、知られているってあまりないよね」
「アリサちゃんや生徒会の成績とためを張るのは」
「・・・私」
「容姿もいいしな」
「ありがとう。それを言うのならはやてだってそうじゃない」
「そりゃ惚れるわ」
「みんなは」
「私たちにもいるかもしれへんけど、ファンが多いのはフェイトちゃんやアリサちゃんや」
「なるほどね。今日ははやても見られている感じがするんだけど」
「そうなんや」
「周囲は1年生ばっかりか」
「あ、あの・・・」
「どうしたの?」
体育祭で踊ったことのある後輩ちゃんだ。
「お二人は?」
「なんや」
「お付き合いしているんですか」
「「ええええええ~」」
「きゃっ」
「はやてとのおつきあい。食事はおいしいけれど、たぬきさんだからなぁ小姑が多いし。」
「狸っていうなや、小姑ってみんなに言ってあげるわ」
「それは勘弁」
「綾ちゃんとのおつきあい。そりゃ想像できんわ」
「なんでそんなことを」
「そりゃあれや、綾ちゃんが私をお姫様抱っこしたからや」
「あれははやてが荷物だったからね」
「正体ばらしたら雑になってからに」
「地が出てるからそれだけ信用しているんだから」
「そうですか、なら本命は高町先輩のお兄さんですか?」
「恭也さん?」
「ちょうまちいや、なぜそんな噂が?」
はやてが言うのもわかるなぜそこで恭也さんが出てくる?
「これなんです。」
後輩ちゃんが渡したのは1ページの学級新聞
【号外 学校一のカリスマ 南條綾に恋人出現 お相手は2人かも】
「この写真はやめてぇな」
あ~アップなお姫様抱っこの写真だね。
「結構可愛く取れてると思うよはやて」
「そうやっていうから間違いが起きるんや」
「だね。これは良しとして」
「よしっていうなぁ本当に・・・」
「違うってこうやってじゃれあう中ではあるけれどお付き合いはしてないよ。まぁ気の合う友達だよなぁ」
俺たちはその次の記事を読んでいた。
深夜に溶け込む二つの影
南條綾さんのクラスメイトのN・Tさんのお兄さんがお相手か
深夜に待ち合わせをして少し話して撒かれたが、落ち合う場所を決めてのあいびきか・・・
写真には取れなかったがお相手もかなりのイケメン
海鳴の美男美女カップル誕生まで秒読みの可能性
お兄さんは現役大学生で実家の翠屋でバイトもしているので見られた方も多いと思います。
プチっ
やばいで、綾ちゃんが本気で怒ってるわ
なんか頭の線が切れた感じがする
これ絶対にまずい
どないするんや
俺は少し落ち着いて
「ねぇ」
「は・はい」
「これね、全部嘘だから、わかった。」
「はい」
「うん、いい子だ」
無言の圧力で言わせ切ったなぁ
「あ~ごめんはやて、早朝に一緒に登校までしてもらって」
「な・なんや」
「教室には先に向かってくれない」
「ええで、綾ちゃんはどないするんや」
「新聞部に行ってくるわ、久しぶりに俺も切れたし」
たしかなのはちゃんが言ってたわ
普段の俺発言は自己否定の塊だけど、切れてる時や仕事の場で俺発言があるって・・・やばいで死人が出るやん
「あかんって、これから文化祭の相談するって言ってたやん」
「俺にはこっちが最優先なの?わかるはやて?」
「yes I am」
「行ってくるわ」
そういって俺は新聞部に向かった。
やってくれたな
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