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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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7部 中学生編
4章 体育祭
  体育祭開始

 1組白 2組黄、3組 紫、4組ピンク、5組緑、6組赤とそれぞれのクラスは色付けされていて、
同じハチマキを巻いた乙女たちがトラックの内側に整列をしていた。

 校長の話があり、宣誓、そしてラジオ体操
家族席はまぁよくもこんなにあつまったものだといいたいぐらいのすし詰め状態の満員御礼立ち見までいるぐらいだ。
俺自身ちらっと見たらうちの両親、高町家、ハラオウン家、月村家、バニングス家、八神家全員集まっていた。
 すごく目立つ恥ずかしいぐらいだ。
近くのなのはを見ると真剣そのものだけど、
隣のクラスのアリサは顔を真っ赤にしていた。
なぜか学校で会うと恥ずかしいのはなんでだろうなぁ。

 2種目目に俺たち2年生が出る玉ころがしがある
最初俺はこれは大玉転がしだと思っていたのだがそうではなく、トラックを3分割してピンポン玉、テニスボール、バスケットボールを転がしてつないでいき1週まわったら大玉を転がしを1周周りまた最初のピンポン玉に戻る。それを6巡したらゴールで大玉以外は足を使っていいという変わった競技俺は6巡目の最初のピンポン玉になっていた。

 白チームはただ今6位の最下位、首位は黄色チームだった。
そりゃそうだフェイトとすずかそしてサッカー部のキャプテンがいるんだし。

「綾さんごめんなさい」

「大丈夫だよ。任せて」

 ピン球は慣れていないと難しいらしいが、芯でける練習のためにピン球やテニスボールで練習したこともあるので俺は普通にドリブルをしていって、
皆まごついている間に一気に5人抜き

「後は任せた慌てなくてもいいから」

「うん」

 結局白組は健闘したものの3位に甘んじた。

 そんなこんなで午前中は予選などをこなして本番は午後の競技のみなんだけど応援合戦は見どころがあった。
チアリーディングとか吹奏楽とか色々あったけれど、
俺自身すっかり忘れていたが、
黄色チームはすずかとアリサのバイオリンのデュオには驚いた。
そして白組は学ランを着た応援合戦で俺は数十年ぶりに学ランを切る羽目になっていた。
何が楽しくて今頃学ランを着らないといけないなんてとほほ・・・って感じ。
仲間からの評判は良かったからいいけどね
そして昼最後の種目
ダンス花の舞
2学期が始まって体育の時間すごく練習させられた。
俺は指に花をはめ準備開始
花の色は、白ピンク水色で
1,2組が白の花担当
最初はつぼみ状態になり
音楽に乗せて花開き
トラックの内側に3つの大輪の花が開いた。
音楽が変わり花は太陽の日差しを受け喜び、雨に耐えて、風の音楽とともに花びらが一枚二枚離れていき、一面花吹雪いろいろな色の花吹雪。
最後は小ぶりの小さな花が6輪咲いて最後のポーズ
上手くできたかはお父さんがきっととっている動画か写真を見せてもらわないとわからない状態だった。

 問題は昼食の時に起きた。
体育祭に集中しているときはあまり気にならなかったのだが、
身内の全員集合で固まっているのってすごい注目受けて嫌だと思う。
皆家族と一緒にこじんまりに食べているのに私たちの所だけでいえばもう宴会って言った方が正しい。

 俺は逃げようとしたのだが・・・

「綾一人で逃がさないから」

 アリサに右手をつかまれ

「一緒に行きましょ」

 すずかに左でをつかまれてしまった。

「綾ちゃん注目されるの嫌いだから」
 
 なのはの意見だが

「でも綾って注目されることばかりやってるよね」
 
 フェイト談

「所で保護者の方たち」

「どうしたんだ綾」

 お父さんがそういってきたので

「なぜ敵味方集まっているの?」

「それはだね、娘たちはそうかもしれないけれど僕たちは娘たちの雄姿を見に来ただけだから敵味方は関係ないんだよ」

 士郎さんの言葉
何を言っても無駄だと悟って俺は静かに黙々と食事をとった。

 午後の部が始まるラスト15分前に会場は快適な音楽が流れ出した。
トラックの内側にはフォークダンスの輪ができていた。
これは自由参加でやりたいと思った生徒が自由に仲間に加わてもよかった。

「なのは踊ろう」
「う、うん」
「皆も踊りに行こうよ」

 俺は身内内でそう言ったらみんな快く参加してくれた。
まさかここで事件が起きるなんて思わなかった。
一気に参加者が増えたからびっくり
曲は有名なオクラホマミキサー。
もちろん俺が男のパートでなのはが女性のパート
まず初めに同じ方向を向いて少し斜め気味に前後に立ち、
肩の高さで手をつないでそのままステップ
それから片手を話して回り込み、向かい合う形になったら、
片足を前に出してかかとで地面をたたく。
今度は足を後ろに下げてつま先で地面をたたく。
逆方向に散歩ずつ歩いてパートナーチェンジ
いうのがこのフォークダンスの踊り方。

「うんやっぱりなのはは可愛いね」

「もう、そういう綾ちゃんは格好いいよ」

「ありがとう。もうチェンジなんだ」

「そうだね」

「ここでやめたら」

「駄目だと思うよ」

 そしてなのはと別れてお次は知った顔

「はやてか」

「なんや私では不満なんか?」

「うそ、騎士たちみんなはやてを見て感動していたよ」

「そやなぁ」

「はやての徒競走を見て私も泣きそうになったし、リーンやシャマルなんて泣いてたよ」

「大げさやな」

「こうやってさみんなでやるのもいいね」

「年より臭いで綾ちゃん」

「そっかな」

「でもありがとうな。リーンの事も私の事も」

「友達だしね」

 ここで曲が変わりお次はコロブチカ
お次に現れたのがアリサだった。

「すずかは男性パートね」

「私じゃ不満ってわけ」

「いえいえアリサお嬢様と踊れるなんて光栄の極みです」

「馬鹿なこと言ってるんじゃないわよ」

「やっとさ」

「何?」

「全員とこうやってきちんとイベントができたなと感動してたの」

「修学旅行とかやったじゃない」

「でも結構みんなバラバラだったじゃん」

「まぁね」

「今まではさ、魔導士組の方たちが中々時間が取れなかったけれど、こうやってみんなと出来るのっていいなぁって思ったの」

「なんか変だよ綾」

「そうかな、でもずっといやだったんだよね。友達を区別してるみたいで」

「考えすぎよ」

「だよね。サッカーでも海外組と国内組ってくぐりみたいでね」

「あの子たちがそう思ってるわけないじゃん」

「知ってる。私記憶だけなら数百歳だから」

「そろそろね」

「またね」

「ええ」

 お次は知らないい1年生だった。
なんか緊張しているみたいでガッチャンガッチャンって聞こえてきそうな感じだったのだが、このままの沈黙に耐えれなかったのか、突然口を開いた。

「南條先輩」

「ん?何?」

「私先輩のファンなんです」

「ファ・ファン?」

「は、はい。南條先輩がフォークダンスの輪に入った時チャンスだったと感じたんです。」

「うん」

「清水の舞台から飛び降りる気持ちで・・・でもいざっ踊りが始まったら…」

 先ほど分かれたアリサからの視線を感じながら、「変なこと言って夢を壊さないように」言われているみたいだった。

「嬉しいな。そう思ってもらえて光栄だね」

「ご・御存知ないんですか?」

「何を?」

「聖祥大付属学校中学6人の女神って」

「????」

「南條先輩、高町先輩、バニングス先輩、月村先輩、フェイト先輩、八神先輩の事を言うんですよ」

「本当?」

「はい」

 俺はちらっとアリサを見たら知らなかったのという顔で見られた。

「なら減滅させちゃったかな」

「そんな事ないです。ありがとうございました」

「うん。こちらこそ」

 俺はてっきり先輩だから緊張しているんだと思ったらそうじゃなかったらしい。
そんなこんなで13時ちょうどに音楽が終わり、問題の午後が始まった
 
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