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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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7部 中学生編
4章 体育祭
  体育祭~家での出来事

 今日は体育祭当日
日本晴れって言いたいぐらいの晴天。
あんなに雨をお願いしたのに、天候支配の呪文使用しても一日中じゃなないし仕方がないって感じだよなぁ
俺が出かける瞬間に声をかけられた。

「あぁ綾」

「なに招待券ならお母さんに渡したけれど」

 それしか思い浮かばなかったんだけど、どうやら的外れみたいだった。

「格好これでいいかな?」

 クリーム色のポロシャツを着て、不安げにしている父親隆文さん。
手には迷っている最中の数枚の服が握られていた。

「良いんじゃないかな?」

「ちゃんと見て欲しいのだけど」

「今日は体育祭だよ。お父さんがファッションショーする必要ないと思うよ」

 今日は日曜日
両親そろって身に来るらしい

「頼むよ。ほかのお父さんたちに見劣りしていたら…お父さんが場違いな格好したら綾が恥かくことがあったらいけないだろ?」

「考えすぎだって私のお父さんは私が知る限り素敵なお父さんなんだから気にしなくても大丈夫だって」

「でもなぁ」

「ふふっじゃ右手に持っているポロシャツ。緑色の良いと思うよ。」

「わかったでもスーツじゃなくてよかったかな?」

「だから体育祭なんだってば。平日ならスーツでもいいと思うけれど運動の祭典にスーツは浮くんじゃないかな」

「まぁ張り切るのはいいのだけれど、ケガだけはしないでね」

 玄関で話していたからお母さんまでやってきた。

「なんだったかしら、そうそう勝負は二の次。おうちに帰るまでは体育祭だからね」

「それは遠足」

「ふふっ応用よ」

「お母さんは笑顔で送り出してくれた。」

「行ってらっしゃい。後でお父さんと見に行くから」

「うん。行ってくるね」

 元気に家を出たのだがこれからやろうとしていることで隆文父さんに栞母さんに迷惑かけないかな

 学校に着くと軽いHRの後体操着に着替え
いまだに俺自身はこの全員で着替える行為は恥ずかしい

「綾ちゃん相変わらず」

「まぁね」

「お仕事に行ってくるね」

「うん綾ちゃんは?」

「応援グッズを取りにいかないと、なのはは?」

「各クラスのプラカードを取りに行くの」

「またグラウンドで」

「うん」

 俺は応援合戦の道具を持ち場に持っていき、途中ではやてにあった、

「おはよ、はやて」

「おはようさんや。綾ちゃんの所のお父さんとお母さん来とったよ」

「ありがと、はやての仕事って」

「入場受付のお仕事や」

 女子中だから、各行事には関係ない外部者が入り込まないように厳しいチェックがある
入学式はもちろん。
次の行事の文化祭そしてこの体育祭も厳重な警備体制である。
見たいと思う人が多く。入場券がないとは入れない仕組みで
入場券も後ろに生徒の名前が書いてあるぐらい。
何か問題を起こしたら招待した生徒も怒られるという仕組み。
その仕事をはやてがやってこうやって会うってことはもう入場受付終了かなって思ったんだけどそうではなくどうやらピークが過ぎたから先生たちに変わったらしい
そりゃそうだよなぁもうすぐ全生徒の入場で開会式なんだから、そしてはやては今年完全にフルで体育祭に参加するのですごく楽しみにしているのも知っている。
数年前から歩くことはできたんだけど、
今までは簡単な運動は許可されていたがつい先日やっと病院の担当医でもある石田先生から許可が下りたのは記憶に新しい事だった。

 午前9時
空砲が鳴り響いた。

「ただ今より各チームの入場を行います」

 マイクの音が鳴り響き大気中の生徒の心にも小さな興奮をもたらした。
俺の中学2年の体育祭が始まった。
 
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