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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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7部 中学生編
1章 修学旅行
  サウスタウン3 パオパオカフェ2

 俺となのははみんなの所へ戻っていった。
みんな大丈夫って言ってくれたが、体のほうは大丈夫
自己ヒーリングしてるし

「テリー、本気でやってくれてありがとう」

「この子たちにも言ったけれど、綾相手に手加減したらこっちがやられるそれに、最後の攻撃は似た技を知っていたから何とかなったが、本当にひやっとしたぜ」

「そういってもらえて嬉しいよ。ところでリチャード、あと2試合ぐらいしたいんだけどいいかな?」

「綾が大丈夫ならこちらとしては良いぜ」

「よろしく」

 1試合目は多分テリーとの戦いで消耗していると思ったから来たんだと思うけれど、不十分でこの場所に立つわけがない
甘く見た付けを払ってもらおうか
ハイキックだけで終わってしまった。
カウンター気味に入ったから仕方ないと言えば仕方がない

 そして第2試合目はダックキングとの戦いだったけど、
こちらも勝利して自分にかけた小遣いを大幅アップした。
いうかほぼ元に戻したといったところか

「へい、綾稼がせてもらったぜ」

「テリー、私との戦いでも稼いだでしょ」

「まあな、でも綾もやってるんだろ!。
リチャードこれはみんなのおごりだ」

「ああわかったぜ」

 テリーは今日の稼ぎをここにいる人の飲食代を出していた。

「みんなごめんね、私ばかり楽しんじゃってつまらなかったよね」

「直接見たの初めてだから楽しかった。すごい血汗握る戦いだったわ」

 アリサがそう言ってくれた。
格闘技好きだったっけ?

「アリサちゃん応援すごかったものね」

「友達がやってるんだから応援するなんて当然でしょすずか」

「アリサちゃん、そこで反撃、なんでそこでかわすのよってすごいエキサイトしてたやん」

「アリサ、負けてごめんね」

「勝負は時の運だから仕方ないわよ。さすがチャンプよね」

「まさか綾が負けるなんて思わなかった」

「ははっフェイトそりゃ何でもありの戦いなら負けないんだけどね。
一方のみだとやっぱね。そう言えばテリー、ジェフ・ボガードって親戚かなんかかい」

「ジェフは俺の養父(おやじ)だ、なんで知っているんだ」

 俺はなのはを指さし

「数年前に聞いたんだけどなのはのお父さんがジェフさんと知り合いだったらしくてね」

「ミス高町、君のお父さんの名前を聞いていいかい?」

「ハイ、高町士郎です」

「あぁ生前親父から聞いたことある。剣を持たしたらあいつほど頼れる男はいないって言ってた」

「お父さんが聞いたら喜ぶと思います」

「あの、テリーさん私と戦ってもらえないですか」

 フェイトが思いつめた感じでテリーに聞いていた。
多分何か思うところがあるんだろう。
一瞬テリーは俺の方を向いてから返事をしだした

「いや、止めておこう、君は何かの獲物を持ってのファイターだろう。
獲物有り無しは関係ないが、君の獲物がないなら戦えないな」

「残念です」

「今度機会があったら行おう」

「おいしいハンバーガーがバトル中心になってごめんね」

「メインの戦いが見れてうちは大満足やついでに懐もな」

「はやて賭けしてたの」

 やっぱりフェイトは難色を持ったか

「あ~多分してなかったのなのはとフェイトだけだと思う」

「アリサとすずかもしてたんでしょ」

 俺は二人にそう聞いた

「うん」

「まあね」

「拒絶反応はわかるけど、ジョー兄のムエタイはそれが当たり前だしね。
本国だと親兄弟知人も全財産掛けるから負けたら大変、だから勝つためにすごいハングリーで行うんだよね。さすがに今日のはそんなことないから大丈夫だけど」

「人を賭けにするなんて」

「私は嬉しいかな。それだけ期待してくれているってわかるから、
だから負けた後2戦も行ったんだけどね」

 わからないみたいだから伝えておく

「一回負けて二回目も負けたら恥だけど、応援してくれた人達を損させたくなかったから、
まぁアンディたちが今日来なくてよかったかも、流石にテリーとの連戦だったら厳しいしね」

 それからホテルに行き俺は恥ずかしい目にあっていた。
テリーにお姫様抱っこで連れてかれる写真を見たから

「ちょ、ちょっと・・・はやて~」

「な・・・なんで私何」

「こんなことするのはやて以外に誰がいるの。
今その写真持っているのはやてでしょうが」

「誤解や」

「その写真渡しなさい」

「お断りします」

 私がその写真を取り上げようとしたら落ちてしまい、
他の女生徒がとってしまった。
あ~騒動の予感
それを取った生徒から

「綾ちゃんだれこのイケメン」

「すごくエロイ」

「綾ちゃんの彼氏」

 3人寄れば何とかやらだ

「違うって、少し貧血に当たったらしくて、手を貸してくれたの。ほら私みんなより身長が大きいから・・・」

 俺は少し苦しいかなと思いながら答えた
格闘好きじゃなければテリーを知らない人は多いだろう
ここアメリカでは超有名人だが

 小声ではやてがみんなにこう言っているの聞こえてきた。
悪口はよく聞こえる

「よくあんな嘘が出るもんや、
なのはちゃんあんな嘘好き信用したらあかんで」

 それを無視して

「私を持ち上げるのに無理があるから、
そこのお兄さんが医務室に連れて行ってくれたみたいなの」

≪はやて大概にしないと締めるよ≫

≪ちょっと悪ふさげした≫

 そのおかげか知らないけれど、クラスメイト達といろんなこと結構話した。
きっかけはどこでも落ちているもんだね。
それから今日はどんなところに行ってきたのと聞いたら
海で泳いできたとか中華街に行ってきたとかいろいろ聞いたかな
クラスメイト達も結構エンジョイしていてよかった。
お願いしたようにきちんと人数固まってくれてるみたいだし

 部屋は2人部屋でなのはと同じ部屋であった。
修学旅行に来て困ったことが2つあった
一つは入浴
自分も女性の体だから慣れたと思っても
気になる女性が近くにいたらそわそわしていた。
もう一つは同室
いつも俺はすごくドキドキしている
確かに俺の容姿は女性であるけれどベースが男だからか結構困ったことではある。
気になっている人と同質だとやはり気になってしまう
いつもは高町家だから何かあれば止める人たちや冷静でいられるけれど、ここには私達以外居ないそれがまたなのはを余計意識してしまう要因でもあった。
俺はベッドに座りなのはに話を仕掛けた。
このまま沈黙だと余計に意識をしてしまう

「なのは・・・今日ありがとうね」

「相変わらずの泣き虫さんだよね」

「たまたま私が感情高ぶっている時になのはがいるだけだよ」

「にゃはは」

「本当に会ったときからありがとうね」

「それは私もだよ」

「明日はどこに行くんだっけ」

「チャイナタウンだったかな」

「了解、電気消すね」

 そうしてサウスタウンの1日目が終わった。
このまま何もなければいいけれど
 
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