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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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6部 なのは落ちる
番外編
  初詣

 新年早々親からお年玉を頂き外に出かけようとしたら、止められた。
凄く嫌な気がする。
今に行ったら大きい黒字の花柄模様の布がびっしり・・・
もしかして・・・

「綾ちゃんに似合うと思って着物買っちゃった」

「お母さんじゃなく」

「私だったら着てから呼ぶでしょ」

「もしかして」

「うん、もしかしなくても着てもらうわよ」

「今から?」

「今からは無理」

「何故?」

「それは私がいるからよ~」

「杉本さん!!」

「お久しぶりねぇ綾ちゃん」

 気が抜いていた。気配を察知していなかった。
何故ここに杉本さんが・・・

「そりゃ、綾ちゃんの髪をセットしに来たからよ」

 思考を読まないでください

「昨日から早朝にかけてお店の方忙しかったんじゃ」

「万葉ちゃん含めてスタッフ優秀ですからぁ」

「オーナーが来ていていいの」

「昔からごひいきにしてもらっている栞ちゃんのお願いで綾ちゃんの髪の毛のセットって聞いたらねぇ。風都からでも来ちゃうわよ」

「作用で」

「結うのも考えたのだけどね~
これだけ長いとシンプルに自然な感じが良いわね
着物も黒生地だから。そうしましょ」

 まさか家の鏡台でやってしまうなんて思わなかった。
流石元女優
簡易的なものは家にあるらしい
枝毛を切ったり、きちんと整えたりして
完成が
前髪をぱっつんシャギーにして後ろはウォーターフォール気味の感じで終了

「相変わらず、器用ですね」

「せっかくの銀髪に日本人離れの容姿だから、あちらのお姫様が着物をっイメージでやってみたの」

「ありがとうございます」

「栞ちゃん。いかがかしら」

 栞ちゃんとは俺のお母さんなのだが、呼ばれてすぐに飛んでくるみたいに来た。

「ん~いい感じね。さすが杉本さん。着付けは・・・」

「私やっちゃうわよ」

「はい?」

 お母さんじゃなく俺が声を上げた。
何故?

「大丈夫よ。これでもしっかり学んで上手いんだから」

 普通異性の着付けはやらないのでは?

「大丈夫、安心して途中までは栞ちゃんがやるから」

「だから思考を読まないでっば」

 そんなこんなで1時間とちょっとかかって今日の着せ替え人形は終了。
予定より遅れているのに

「綾ちゃん行ってらっしゃい」

「う~急がないといけなくなったよ」

「その格好で走らないでね。前がはだけるから」

「了解」

 着物は内股歩きというけれどそんなことは無く、歩く際小幅になりやすいだけだったりする。

 結構な時間をかけやっと八束神社に到着した。

「遅れて・・・」

 5人の艶やかな着物姿を見て俺の思考は旧ストップをしてしまった。

「綾、遅いってば」

「アリサちゃん、綾ちゃん歩いてきたみたいだし」

「あれどうしたのよ」

「凄い、皆が天女か何かに見えただけ」

「どうしたのよ頭でも打った」

「新年早々厳しくないアリサ」

「でも綾ちゃんの口からそんな風に言われると私でもそう思うわ」

「はやてまでヒド、王様、おつきの人達は?」

「綾ちゃんまでひどいやん。みんなは家にいるよ。何だか私たちに気を使ってくれたみたい」

「そっか、フェイトはどう?」

「うん、着物って言うんだね。綺麗な模様で綺麗だけど、ちょっと恥ずかしい」

「すずかも紫の生地に落ち着いていて似合ってる」

「ありがとう」

「なのはも綺麗だよ」

「にはは、なんだか恥ずかしいよ。綾ちゃんも似合ってる」

「ありがとう」

「所でなんで遅れたの?」

「あぁ、私としてはいつもの格好で出ようとしたらお母さんにつかまってね」

 俺は内容を詳しくみんなに伝えたら、杉本さんの美容室結構有名らしい
予約でなかなか取れないのも有名
ただの変態おかまやろうではなかったらしい
あそこの夫婦喧嘩は見もの
え、基本漫才だから
最終的に杉本さんが誤って終了なんだけど

 そんな俺たちは境内に入り恭也さんとも合流

「みましたよ」

「なにがだ」

「ドラム缶切りTVで放送してました。」

「そうか」

「良いんですが、奥義なんて」

「あまりよくはないが、灰皿を作るためにな」

 灰皿作るのに奥義って先祖が泣くんじゃないだろうが
レンさんと晶さんが羽子板を買ったみたいでみんなはそちらの方に行くみたい
俺は拒否をした。
俺が全開でやったら優勝間違いなしだし、なのははそれを見学するみたい
きっと最下位争いははやてかアリサで
それ以外はいい勝負をするんだろうなぁ
でも二人とも変わるものだ
原作ではコンマイ感じだったのにでも二人の関係は変わらずッテ所か
俺はというと挨拶参りしに行こうかなっと
ちなみにおみくじは小吉だった。
大経だったのは恭也さんと奈美さん、アリサがそうだった。
アリサはふんがーっていう感じな勢いだったけれど
大吉はレンさんとはやてだった。

 あれは驚いた。
おみくじを引こうとした瞬間おれは躊躇したから
見た目はキツネのコスプレをした少女なのだが、魔物を見てしまった。
殺気を出そうとした瞬間になのはに注意を受けたりした。
私の友達をいじめないでって
そこで俺自身また思い出した。
そうだ久遠っていって妖狐で大妖怪だったっけ
その力は天候支配、夢映しなど多彩な能力を持ち
人外魔境でもあるとらハ世界でも最強の生物
夜の一族もいるんだから妖怪もいて当たり前
こんな可愛い生き物を忘れていたなんて

 ここ数年で分かった事なのだが
はじめにいた都市 風都の関係は意外と覚えているのだが
こちらに来てから、かかわりあわないと完全に覚えていないことが多い
反対に生前の記憶内にあるのは多分リアルでこの世界に現れない可能性が高いって事
とらハでもそう
会って関係が出来るまでフィアッセさんの事全く覚えていなかったり
変な改ざんが出来ない使用なのかはわからないけれど
多分俺がこの世界の住人だから未来の事を知らないようにしている
神のやさしさなのかもしれない

 そんな思いを抱き、あいさつ回りに向かった。
 
 

 
後書き
なのは達の着物はブレイブドゥエルのカード参照
2015年新春初詣スタイル
とらハ組はとらいあんハートDVD とらハ3外伝 お正月だよ全員集合参照です 
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