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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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6部 なのは落ちる
1章 あれからそして
   ミッド前日

 俺は研究室で今日も新しい研究をしていた明朝の日課だった。
最近はバイトや監理局など色々しているから朝早くから呪文の研究
そしてなるべく多く時間を作って親と一緒の時間を作っていた。
士郎さんや桃子さんを見てるとやはり寂しい感じがしていたから
子供のうちはなるべく親との時間を増やした方がいいと思ったから  

≪綾様次元通信です≫

 珍しい?次元通信なんて
コントロールパネルを作動させてみると

「久しぶり綾ちゃん」

「なのは? なのはも元気そうだね。きちんと休んでいる」

「私は大丈夫だよ」

「どうしたの」

「用事があるときじゃないとダメなの?」

 たまに女の顔になるなのはは卑怯だと思う。
俺の男の部分を刺激してどうにかなりそうだけど、そこはかくして

「いつもならメールじゃん、次元通信なんて珍しいから何か事件?」

「今度の演習なんだけど一緒に参加しない」

「いいの?」

「前来てくれた時、みんな気に入ってくれて、参加してほしいって声も上がっていてね」

「なのはは?」

「私も来てくれると嬉しいよ」

「その事は考えておくよ」

「本当に久しぶりだよね」

「本当に約束では、義務教育中は学業中心がいつの間にかそっち中心になっているしね」

「でも楽しいんだ」

「そっか、今は返事無理だから連絡は明日でもいい?」

「うん」

「本当になのはだけだからね」

「何が?」

「ほとんど会えてないの。みんな心配してるよ」

「うん今度お休みもらうからみんなと遊ぼうって言っといてもらえるかな」

「了解」

 いつもの屋上ランチで

「昨日なのはから次元通信があって」

「なのは元気だった?あの子本当に用がないと連絡ないんだから」

「アリサ、多分元気だったと思うよ」

「うん留学扱いになっているのは知っているけれど、あえてないから少し心配かな」

「すずかそれ言えるよね、所でフェイトやはやてはどうなの?
あってるんでしょ。特にフェイトは先日まで訓練校だったんだし」

「私となのはは進む方向が少し違うから、
クロノの補佐で手いっぱいで会ってないかな」

「私もや、家族と一緒の班編成だからレディさんには感謝や」

「そっか」

「そう、なのは何て言ってたの綾?」

「アリサ、えっとね今度の休み遊ぼうって」

「これは何か企画を立てるしかないね」

「どうしよっかアリサちゃん」

「それだけでなのはが連絡してくるとは思えないんだけど、どうせそれだけじゃなかったんでしょ?」

「流石アリサ、うん、本命は今度の演習に参加してほしいってことなんだよね」

「そういやあんただけよね魔法資質があるのに管理局に入ってないの」

「まだ小学生のうちから未来を決めたくなくてね、夢があれば良いんだけど」

「のろのろしてるとなのはのほうが高給取りになって苦労するわよ」

「アリサなんのお話?」

「あんたとなのはが付き合った後の話」

「アリサ、なのはは・・・」

 フェイトはもごもごと言っているが誰も聞き取れず

「はいはいわるかったわ、フェイトもいたもんね」

「あ~2人に囲まれてなのはちゃんも幸せもんや~」

「もうはやてまで」
 
 すずかはいつもの光景でニコニコ笑っている
ここになのはがいてくれたら幸せなのにね
太陽なのかな
みんなもなのはと会ってないから心配していたので参加しようと思う
聞いてみると一番会っているのはヴィータらしい

 その夜
「お父さん、お母さん数日家を空けてもいい」

「どうしたんだい?」

「どうしたの?」

「ちょっとなのはの手伝いに行きたいんだけど」

「あの異次元世界かい」

「そうなるね」

「危険なことは」

「絶対とは言えないけれど、演習だからそこまではないよ」

「ならいいかな」

「僕自身としてはあそこの世界には入ってほしくないのだけど」

「だよね、なのはとは友達だから」

「友人は大切にしなさいと教えてきたのは僕たちだしいいよ、危険なことはなるべく避けるようにね」

「うん」

「お嫁さんに出すのが女の子の所に嫁いでいきそうで怖いわ」

「お母さん、なのはとはそういうのじゃないんだから」

 俺が赤面してきたのが分かってきた。説得力ないわ

「女子高の女の子みたいね」

「もう知らない。そんな事言うのなら今度のデートは絶対に行きませんから」

俺はそそくさと自分の部屋に戻った

「母さんからからかい過ぎだよ」

「そうね」

 流石になのは達が向こうの世界でのことが多くなり、俺自身も香港だ、
ミッドだということもあり、流石に報告をした。

「私はこの力があるのは現実的に仕方ないと思っている。この力の使い方を間違えないように、きちんと扱えるように勉強したい。でもなのはみたいにきちんと向こうで働こうとは今のところは思ってないから」

 そうして親には一応の許可と安心をしてもらっている。


 俺はすぐさま次元通信をつかいなのはに連絡

「なのは」

「綾ちゃん」

「昨日の案件引き受けたよ」

「うん、ありがとう」

「日にちがあったらさ、遊びに行こうよ」

「そうだよね、楽しみかな」

「なんで」

「久しぶりに綾ちゃんと一緒にいられるから」

ここ数年、あの時からなのはを意識しだしていることにはわかっていた。
実年齢差30歳以上
それを知ったらなのはは離れちゃうような気がする
孫みたいな女の子に恋をするなんて思わなかった。
女で暮らしていると、
環境と習慣から女みたいな思考が少しずつついていることも実感はしていたが
ベースがあるからどうしても男性にときめくことはなかった。
まぁ恭也さんクラスならもしくはあるのかもしれないけれど
そんなポイポイ現れる素材ではないことも知っている。
そんなこんなで来週からミッドチルダに行くことが決まってしまった

 次の日にはみんなにお話をして、ただいま高町家
いつもの道場にいる。
恭也さんと美由希さんは夜のランニングに行っている。

「綾君明日からあっちに行くそうだね」

「はい、あまり行きたくはないのですが、
なのはのお願いとあっては行こうかなと思って」

「どうしてだい」

「そうですね、これ友人たちにも言ったんですが、まだ小学生から将来を決めたくないんですよね。
確かに私は戦う力がありますが、世界中のみんなを守りたいわけじゃないですし、どちらかといえば皆さんみたいに手の届く人だけ護りたい感じなんですよ。
これはフィアッセさんのツアーの時に感じていたんですが」

「うん」

「それに私思いつめると暴走癖ありますしね」

「そうか、実はなのはの事を見てもらいたいと思っていた矢先だったんだよ」

「どういうことですか?」

「友人のフェイトちゃんやはやてちゃんが戻ってきて、なのはは結構な頻度であちらに仕事に行っている。
結構こちらに帰ってきてないこともあってね
体のできてないなのはが大丈夫かどうか?」

「なら今回の演習が終わったら首根っこ捕まえてこちらに帰らせますよ。」

「大丈夫なのかい」

「管理局のおえら方にはカリもありますし、
ダメなら最初の約束を取らせてもらいますから」

「お願いできるか」

「はい、アリサやすずかも会いたがってますから、みんななのはの事が好きなんですよ」

「いい友人を持ってなのはは幸せだな」

「そろそろ皆さん帰ってくるぐらいですか」

「そうだね」

 恭也さんと美由希さんは夜のランニングに行っている最中だった。
練習が終わって恭也さんにそのことを話したら

「確かに心配だな」

「でもあの年齢にしたらしっかりしてますよなのはは」

「限度を超えて行うと俺の二の舞になりかねないしな」

「え?」

「俺の足は過去二回膝を壊していて、君の知っているフィリス先生や奈美さんのおかげで完治したんだ」

 士郎さんが生きているから壊してないと思った。
現にあのフィアッセさんの事件でもバシバシ使っていたから

「今度会うときはなのはも連れて帰ってきますから、
その話もしていってあげてください」

「そうしよう」

 最近元の人生を忘れかけてはいるけれどこの世界の人たちはすごく温かいと思う。
そうして俺はあちらに行っても大丈夫なように体の調整をした。 
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