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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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4部 闇の書事件
2章 新たなる力
  綾の手紙~すずか

『拝啓すずか様
何だかすずか様って書くと本当に深窓の令嬢って感じなのは私だけなのかな?
チョットした冗談だけどね。
すずか達とは数ヶ月でしたけれど色々ありましたよね
いつもフォローをしてくれてありがとう。
初めてあった時に深窓の令嬢って思ったのは本当の事
すずかも色々あったけど、すずかの優しい気持ちや心が温かいからアリサやなのは、私もすずかと一緒にいたい気持ちは本当だと思うよ。
すずかも私たちと一緒だよ
まぁ私はちょっと規格外かもしれないけれど
すずかは少しだけ、一歩引いている感じがして自分の事を後で考えるところがあるような気がします。
ちょっとぐらいわがまま言っても良いと思うよ。
きっとみんなすずかのわがままならうれしくやってくれると思うな~
私がそうだから
すずかの頼みならうれしくてやっちゃいそう
大切な人が頼ってくれたらうれしいから
何かあったら頼ってね
必ず手を貸すから
日本に行くときは優しくしてほしいかな?
また会えるのを楽しみにしています。
最近は日本を出る時にもらったリボンを後ろは髪の先っぽに突けています。
私にとって最高の友人すずかへ 綾より』

「えっとこうでいいのかな?」

 すずかは恥ずかしそうに右側から抱き付いてきた。

「すずかさん、こうでって、やらなくても」

「嫌かな?」

「良いよ、もう」

「ありがとう、綾ちゃん」

 すずかは頭を俺の腕に倒れる感じでつけてきた。

「どうしたの、すずか」

「ううん、本当にありがとう。私も綾ちゃんの事大切な親友だと思ているよ」

「う、うん」

「最期はなのはちゃんね」

「なのは、本当にやめて欲しいんだけど」

「え~みんな読んでいるのに私だけ読まないって言うのは・・・」

「マジ止めて」

「なに、何?愛の告白でも書いてあるの」

「アリサちゃん、女の子同士だよ」

「なのは、綾だよ、そんなことわからないでしょうが?」

「アリサ、私をなんだと思っているの?」

「私達に甘い綾だけど、一番甘いのはなのはだよね」

「そ、そんな事ない」

「すずかはどう思う」

「私はみんなに優しいと思うけれど、やっぱりなのはちゃんにはすごく優しいかな、それは結構な頻度でお泊りしているのも関係していると思うのだけど」

「そんなに、綾はなのはの所に泊まっているの?」

「恭也さん達に稽古をつけてもらいたいからね・・・」

 俺はそう言って言葉を濁した。

「良いわ、なのは最期読みなさいよ」

「だから止めてよ」

「うん」

 後ろの温かみが消え始め、なのはは、私の前に来て手紙を広げた。 
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