| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

4部 闇の書事件
2章 新たなる力
  綾の手紙~なのは

『拝啓 なのは様 
やっと普通の感じがするような気がします。アリサやすずかだと様付けするとお嬢様って感じがしていたので・・・
さて知っているとは思うけれど私はKOFに出場していました。
それが終わって一息入れたところで手紙を書きたくて出しました。
古臭く感じるかもしれないよね
今はメールもあればネットで無料通話もできるのにね・・・
今なのははどうしているのかな?
私はこちらに来て相変わらず色々な事がありました。
詳しい事はちょっと言えないんだけどね
なのは達は平穏な日常だといいかな
学校では友人はいませんけれど、他の場所で友人は出来たのかな
友人というより格闘仲間なのかな、あと格闘の師であり兄みたいな人とも再開したからびっくりだよ
以上私の近状でした。
さてなのはとはちょっとの間だったけれど沢山の事をしたと思う。
それがすべて私の宝です。
なのはの優しい気持ちが私の心を守ってくれて倒れそうな時でも支えてくれていました。
甘えているのかな?
今凄くみんなに会いたい
クリスマスぐらいになったらそちらに一回行きたいなぁ
そうそう、一言忠告
なのはもそうだけど、みんなかな
もっとわがまま言っても良いからね
親兄弟友人にもっと甘えても良いから
甘えてくれると嬉しいんだよ
特になのはは一歩引くことあるからもっと頼ってほしいな
今現在私はそちらに居ないけれど、呼ばれたら必ず向かうから
恭也さん、美由紀さん、士郎さん、桃子さんによろしく言っていてほしい
帰ってきたらまた練習をお願いしたいですって言ってほしいかな
ではまた会える時に
私の大切な大切ななのはへ 綾より』

 俺は朗読を聴かされ下を向くことしかできなかった。

「やっぱり愛の告白じゃない!」

「いや、アリサ違うでしょうが」

「え~でも何だか私たちとは少し違うと思うんだけど」

「みんなと同じだってば」

 俺とアリサが話しているすきに背中がまた暖かくなってきた。
なのはがまた後ろから抱き付いてきたからで

「な・なのは」

「ん、綾ちゃんの言うように甘えてみたんだけど」

「さいですか・・・」

「改めて綾ちゃんお帰りなさい。私も綾ちゃんと再会できてうれしいよ」

「なのは、アリサ、すずか、フェイト改めて再会できて私もうれしい。これからもよろしくね」

「「「「うん」」」」

「そう言えば、綾今どうしてるの」

「?」

「確か帰ってきてるの綾だけなんでしょ」

「あぁそういうことね、親は向こうで手続きに追われてね 今の所アメリカにいるね」

「綾ちゃんどうしているのかな?」

「ん?簡単だよすずか、簡単な自炊なら出来るし、なのはみたいにお寝坊さんじゃ無いしね」

「綾ちゃ~ん私はお寝坊さんじゃ無いです。少しだけ朝が苦手で、でも今は大丈夫なんですってば」

「うんうん、成長しているみたいでお姉さんは嬉しいよ」

「もう、綾ちゃんの意地悪」

「でも、大変なんじゃ」

「大丈夫だってフェイト、私一人だしね、簡単だよ。」

「でも何かあったら危ないんじゃ」

「何かって?」

「フェイトちゃんは綾ちゃんが犯罪に巻き込まれたりしたらって心配しているんだと思うよ。うん私も心配かな」

「は~私を襲うってのはある意味命を捨てるのと一緒だから大丈夫だって、でもありがとうフェイト、すずか」

 ヤバイ、この格好すごくドキドキしてきた。
四方から抱き付かれていると落ち着かない。

「ほら、そろそろ離れてね」

「「「「は~い」」」」

 こうやって恥辱プレーは終わった。
みんな喜んでいたのはよかったのだが、金輪際なれない手紙なんてやめようと俺自身そう決めた。




 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧