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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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3部 旅立ちは突然に
エトランゼ
  決断

「今度はあんたなわけ?」

「何が?ありさ」

「はぁ~、なのはが元気になったら今度はあんたなわけって言うか
何であんたたちは交互に悩みを抱えるのよ?」

「にゃははは」

「?」

なのははいつもどおり笑っていたが俺は意味がわからず?だったら
すずかが助け舟を出してくれた

「綾ちゃん以前
母の日で悩んでいたでしょ
次になのはちゃんがフェイトちゃんのことで
また綾ちゃんが悩んでいるから」

「あぁそうだね」

「そんなに私達が信用できないの」

「そんなに怒るとご飯がおいしくないよ」

「なら話なさいよ」

周囲を見るとやはり聴きたそうだった

「う~ん」

 事の発端は
俺もなのはのことが言えないよね
今日の午前中はどうするか本気で悩んでいて
なのは達の話も適当に流していたら
昼食のときにそんなことになった。
引越しするかのころか決めないといけないこと

「あぁ~私が悪かったわ、そりゃ悩むよね。」

「でも家族と離れ離れになるのは」

すずかがそういってくれた。

そうなんだよな
家族が離れ離れに生活するのはよくない

「綾ちゃんと離れるのは寂しいけれど・・・家族とはなれるのは多分悲しいよ」

 なのはが寂しそうにトーンを落として言ってきた。
なのはは幼少のときほとんど一人だった
だから家族のいない寂しさというのを理解しているからだろう
確かとらハだとそうだったんだが、
こっちだと士郎さんが瀕死の重体で看病と開店したばかりの翠屋があり
四苦八苦してなのはは一人だったって聞いたことある。
だからかな

「私もみんなとはなれるのはいやだし、
ここまで仲がよくなったのは初めてだしね」

「「「「えっ」」」

「わたしがなのは、アリサ、すずか意外と話しているの見たことある?」

「「「そういえば」」」

 俺の容姿は良いと言えばいいのだが
アニメ世界の髪の色や雰囲気にしても普通とは違う
銀の髪で背中まであるロング
青色の目の色で少し釣り目
女性より引き締まった体つき
そりゃ怖いは
アリすずとは変わった出会いだったから
それがなし崩し的に仲良くなっただけだから

「でしょ。だから両親もここなら友人がいるから聞いてきたの」

「今の関係嫌いじゃないし、引越ししてまた引越しって言うのもね」

「そういえば綾ちゃんってつい最近引っ越してきたばかりだったね」

なのはがいってくれて

「そいういえばそうだったね、なんかずっといる感じがしていたわ」
アリサがいってくれて

「うんうん」

すずかがいってくれていた
いいトリオだよね

「それで悩んでいたの」

「「「う~ん」」」

「両方とも取りたいんだけどね」

「こっちにいなさいよ
いなくなると寂しくなるし」

「あれ~アリサちゃん。私がいなくなるといやなの~」

「そ・そんなんじゃないわよ、馬鹿勝手にしなさい」

後ろを向いてしまった。

「綾ちゃんからかうのはよくないと思うよ
でも私もいなくなると寂しくなるかな」

「二人ともありがとう
しっかり決めてみんなには早く教えるよ」

「「まってる」」

なのはだけが黙っているので俺はしっかりと見ていたら

「綾ちゃんはどうして悩んでいるの?」

「なのはそれは・・・」

アリサが聴いてきたが

「アリサちゃんは少し黙って、綾ちゃん教えて?」

 有無を言わさない口調で言ってきたので
俺を含めてアリすずもびっくりしていた。

「それは、家族と友達を天秤にかけれるはずないでしょ」

「うん、その気持ちはうれしいよ
私たちは離れていたらそれで終わりの関係なのかな?」

「私は違うといいたい」

 生前より今のほうがしっかりと友人関係をつないできたつもりで
離れているからといってそんな簡単に切れる絆ではないと思っている。


「私の家って綾ちゃんは知らないけれど
ついこの間、お姉ちゃん的な存在が3人いたんだよ
それでね
やっぱり離れていても絆は途切れていないの
私は綾ちゃんとそんな簡単に切れる絆じゃないと思っている
家族ってとても大事
わたしたちのことを考えてくれるのは凄くうれしいよ」

 俺もアリすずもしっかりと聞いている。
なのはは泣きそうなのを我慢して言ってくれている
俺に言い聞かせるように、自分に言い聞かせるように

「だからね、家族と一緒に行ってほしいかなとなのはは思います・・・・」

 そこが限界だったみたいで涙が流れてきて
すずかがなのはの頭をなで落ち着かせている

「そうよね。私もパパやママがいないと寂しいし、うん。悩むことないわよ」

「でもどっちを選んでも綾譚の選んだ方で大丈夫だから
そんなに私達の絆は簡単なものじゃないと思うから
後は綾ちゃんが考えてみるといいと思うよ」

すずかがまとめてくれた。

「ん、ありがとう。帰るわ
アリサ後よろしくね」

「この借りは高いからね」

「了解」

 いうことで家に帰り
親にそのことを言った。
でもお願いとしてこの家をそのままにしてほしいこと
これを条件に出したら
すんなり通った。
もしこの町に戻ってきたらまたこの家で暮らしたいと思ったから
それから行くのは来週ということが決まった。
土曜日には緑屋でパーティを開いてくれて
とても充実した日々をした。

そして出発前日・・・ 
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