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魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築

作者:南條 綾
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2部 P・T事件
2章 ライバル魔道師登場
  ここは湯の町、海鳴温泉

 今日は温泉旅行となったのだが起きたのがなのはより遅くて、俺が起きた時にはアリサとすずかがこの部屋で俺を見ていた。
まだ寝ぼけていたのか俺はなのはに抱き付いてしまった。

「すずか今の見た」
「う、うん綾ちゃんって積極的だね」
「ちょ、ちょっと綾ちゃん」
「ん?」

 膨らみかけのなのはの胸に顔を押し付けていたみたいですぐさま離れるのだが、
ここでアリサとすずかもいて少しプチパニックを起こしてしまった。

「ど、どうしてここにアリサとすずかが」

「なかなか降りてこないから起こしに来ただけだけど、なかなかいいものを見させてもらったわ」

「甘える綾ちゃんって絵になるわね」

「ちょっとそのスマホは何?」

「え、記念写真を撮っただけだけど」

「それ盗撮だってば」

そんな騒動を朝から起こしてしまい少し疲れた

 俺は右側の後部座席に座っており、
その隣には、今回の旅行に綾を誘った張本人であるなのはが座っていた。
にこにこと笑みを浮かべながら、みんなと話し掛けているその姿は、
先日の疲れが嘘のようにとても嬉しそうであった。
そんななのは達の話を聞きながら物思いにふけっていた。

「って、綾ちゃん、ちゃんとお話聞いてるっ?」

綾はその声に意識を戻した。

「っと、ちょっと考え事をね」

「もうっ!せっかくの旅行なんだから、
難しい事考えてるんじゃないわよ」

アリサが俺に注意をした。

「朝の騒動でアリサとすずかにいじめられたから少し落ち込んでいただけだし」

「もぅその件は謝ったでしょうが」

「でも温泉楽しみだなよね、みんな」

そういってすずかがまとめてくれた。

「「うんっ! すっごく楽しみっ!」」

 今日は事が起きるまで楽しみましょうか
無い事を祈りたいところなんだが

 最近環境からか本人は気づいてはいないのだが
綾は少しずつ女性っぽい考えもしてくるようになって来た。


 目的地である海鳴温泉に到着し、部屋へと荷物を置きに行った後、早速、皆で温泉へと向かった。


「――なのは、ユーノは女湯に連れて行くの?」

「? そうだけど、何か問題あるの?」

 何を言ってるのだろうという感じで、
なのはが首を傾げる。
その隣にいる友人のアリサとすずかも同じように首を傾げていた。

「基本公共の場に動物は良くないんじゃないかな?
でもサルとか入ってくるかもしれないから良いのか
でもユーノって基本オスだし
恭也さんお願いしても良いですか」

一応喋る動物でもオスだしね
目が助けてって言っている気がするし
くーちゃんみたいに人型化するかもしれないから

「ん、了解」

 すると、ユーノは助かったと言わんばかりに、なのはの腕の中から飛び出し、
恭也の肩に上っていった。

「お兄ちゃんユーノくんお願いします」

「お願いされた。なのはもアリサ達とゆっくりしてくるといい」

 恭也がそう言うと、なのはは「うんっ!」と返事をし、笑顔で女湯へと向かっていった。
そちらの方から、アリサ達がユーノがいないのを残念がる声も聞こえてきた。

 男の時
混浴や女風呂に入りたいと思っていたが
凄くはっちゃげすぎスキンシップといえばスキンシップなのだが
凄く凄かった
女8人よればうるさくもなるってね 
胸をもみだすわ
下着を脱がそうとする輪ではっちゃけ過ぎ
俺ら以外居ないから良いものを
俺は例によってゆっくり癒されたかったのだが
膨らみかけている胸とか
セクハラまがいのことをいろいろされた。
子供達は元気よくお土産やさんを見てくるといっていたが
俺は少し湯舟に入り体を休めてからなのは達のほうに向かった。 

 女湯からでてなのは達を探しているとアリサの声が聞こえてきたのですぐにそちらの方に向かった。

「どうしたのなのは」

「あ、(ちゃん)

 そう綾が声を掛けると、
なのは達はホッとしたように肩の力を抜いた。

「この女の人が、なのはに絡んできたの! 
なのははこの人のことを知らないって言ってるのにっ!」

「大人の人が因縁つけるなんてどのようなご用件ですか?」

 俺は休息の時間が終わりに近づいているのを気付いた。
なのは達の系列の魔力を感じる
ゼロとプレシアの仲間かそれとも違う団体様か

 少しだけ殺気をアルフにぶつける
そんな綾の表情にアルフは冷や汗を浮かべてから

「あ、あはは。ご、ごめんごめん、人違いだったかなぁ~? 
知ってる人によく似てたからさぁ~」

「そうだったんですか……?」

アリサが言い 
アルフは頭を掻きながら、
なのはへと謝罪し、なのは達とすれ違った瞬間。

[今のところは挨拶だけね。忠告しとくよ? 
子供は良い子にして、お家で遊んでなさいね? 
おいたが過ぎるとがぶっといくよ?]

[[ッ!?]]

 そう念話でアルフが呟くと、なのはとユーノは驚愕の表情を浮かべ、
アルフの方をもう一度見る。
俺はというとどうやらこの間の仲間かと思った。

「さぁって、もうひとっ風呂行ってこよ~」

アルフはもうなのは達の方を振り向こうとせず、浴場へと歩いていった。

「なによ、あれっ! 昼間っから酔っ払ってるんじゃないのっ!」

アリサがご立腹で
すずかがなだめていた。

美味しいご飯も食べ
今はリラックスモード
みんなでトランプで遊んでいた。
遊びながらの念話
マルチタスクって凄いよね
生前こんな能力欲しかったよ

[綾ちゃん、ユーノ君?]

[どうしたの?]

[なに、なのは]

[話なんだけど、昼間の女の人はやっぱりこの間の子の関係者かな?]

[うん。たぶんね。]

[ほぼ間違いなく関係者だよね]

あのフェイスガードの黒服もいるってことか

[また、この間みたいなことになっちゃうのかな……?]

[問答無用で攻撃してきたのならたぶん]

[それで、どうするの? 
この間みたいなことになるのはほぼ間違いないよ
今日は遊びに来ただけだし、やめても良いんだよ]

[……ううん。止めないよ]

 綾の言葉になのはが静かに返す。

[ジュエル・シード集め、最初はユーノくんのお手伝いだったけど、
今はもう違う。……わたしが自分でやりたいと思ってやってることだから]

 なのはは一度大きく深呼吸すると、さらに話を続ける。

[綾ちゃん辞めるなんて聞かないで欲しいな。
……じゃないと、今度は怒るよ?]

人知れず笑みを浮かべた。
あの顔はヤバいと本能が訴えかけた
俺は全力で頭さげた。
ただいま大富豪中にそんな態度をしたら
良い札が入ってくれたと思ったのが
実は良い札はぜんぜん入ってこず
アリサが革命をしてくれた。
それがフェイントになり
勝利を収めた。

[おそらく事が起こるとすれば夜だろうから。体力を温存しておいたほうが良いね]

[[うん!]]

 それから深夜になり
ジュエル・シードの反応を感じて、寝ているみんなに気付かれないように部屋を出て、現場に直行
 
「そろそろいつ現れても良いようにバリアジャケットを着用しようか」

「うん」

「レイジングハート、お願い!」
「ティアよろしく」

「Stand by ready」
「了解」
なのはと俺はそく座にバリアジャケットを着用した。

 そして、ジュエル・シードがある場所へと到着した。
すでにそこには、先客がいた。

「あ~ら、あら、あらあら♪ 
子供はいい子でって、言わなかったっけかい?」

そうおどけた様に声を上げる、一人の女性がそこに立っていた。
格好は違ったが、旅館で声を掛けてきた女性で間違いない。

「俺の殺気にビビった犬コロじゃん」
「なに~?」

俺はそれを無視をして、少し視線を上げると、プレシアとゼロが立っていた。

「それを――ジュエル・シードをどうする気だ! それは、危険な物なんだ!!」

ユーノは危険なんだと注意を発しているがまぁ無駄だろう

「さぁ~ね? 答える理由が見当たらないね。
それにさ? 私言ったよね? いい子でないと、がぶっといくよってっ!」

「っ!?」

「やっぱり。あいつ、あの子の使い魔だ」

「使い魔?」

 わたしが呟くと、赤い狼が自慢げに答える。

「そうさ。あたしはこの子に作ってもらった魔法生命。
製作者の魔力で生きる代わりに、命と力の全てを懸けて守ってあげるんだ」

「――うん。二人とも無茶しないでね?」

プレシアが赤い狼とゼロに声をかけて木から飛び降りた。

「オーケー!!」
「ああ」

 そう叫ぶと同時に、狼とゼロがこちらに向かって襲い掛かってくる。
なのはも遅れてレイジングハートを構えるが、それより先にユーノがなのはの肩から飛び降りると、
瞬時に防御結界を張り、アルフの突撃を防いだ。

 俺はゼロの動きを止めていた

「なのはっ! あの子をお願いっ!」

ユーノは結界を張りながら、なのはに向かって叫ぶ。
すると、それを聞いた狼がさらに大きな声で叫んだ。

「させるとでも思ってんのっ!」

相手がさらに力を入れ、結界を壊そうとする。――だが、

「やってみせるさ!」

 ユーノの叫びと同時に、足下に大きな魔方陣が出現した。

「移動魔法!? まず……っ!?」

そしてユーノにより
なのはとフェイトはここに残り
俺達は転移させられた


「引けといった。」

「そう言っても近くにいるし、ここまで知ったら急に引くなんておかしいでしょうが、それになのはは親友だしね。もう原作とか作品とか関係ない。俺はここで生きているんだから」


「なら落とす」

 柄だけをゼロが持っていたのを振るうと剣が現れた
片方の手には大型ライフル
背中にはX字の装甲
そして三角錐のものが6基飛んでいる。

 三角錐の白い物体が遠隔でこちらに来るってまさか

「行け、ファンネル邪魔なやつを消し去れ」

 6期の小型自動発射装置は俺に向けて飛んできた。
それをかわしてもどでかいビームが飛んできた。

 フィンファンネル
奴の基礎能力はもしかしてガンダムか・・・
ちっバスタードでいう旧世界の魔法・・・
分が悪い

「なかなかの機動性だ
このファンネルとバスターライフルをかわすなんて」

 バスターライフルってウイングかよ

「そらよ、みようみまねディバインバスター」

赤き光線がゼロに向かっていったが発射寸前に見切っていて余裕でかわされた。
ニュータイプの先読みか
こちらも向こうも一進一退でなかなか
出足を崩せないでいた

ファンネルは面倒だからセバルチュラで落とした。
結構マイナー呪文だから特典には気づかれないだろう。
手加減して勝てるあいてではないと気づいた。

近距離なら
剣で戦っていたらファンネルの狙い撃ち
危険すぎるから距離をおいての回避
遠距離ならばしばし撃ってくるライフル
少し攻撃をあぐねていた。

「今日はここまでのようだ。
向こうも終わったさらばだ。
死にたくないのならこの山から引け
お前がかかわらなくてもお前にとって悪いことは起きん
今回は警告だ3ん度目は無い
次邪魔をしたら殺す」

 そう言って転送魔法で帰っていった。
俺はすぐになのはのところに戻った。

「また、負けちゃったな……わたしは……どうしたいんだろ……?」

「なのは、大丈夫……?」

ユーのが心配しながらなのはに話しかけていた。

「うん。大丈夫だよ。……それより、ごめんね? 
結局、ジュエル・シードを二つも取られちゃって」

「ううん、いいんだ。なのはが無事だったし、また取り返せばいいよ」

「負けたみたいね」

「うん」

「死んだわけじゃないから次もあるんだし戻ろう流石に疲れたよ」 

「うん、そうだね」

「僕も、疲れたよ」

 そう言い合い、おれ達は旅館へと戻っていった。
 
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