ドリトル先生と悩める画家
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第八幕その十
「行こうね」
「よし、それじゃあ今から」
「お部屋の中に入って」
「そしてね」
「あったまろうね」
動物の皆も笑顔で応えてです、そのうえでお家の中に入りました。そしてお家の暖房を付けてくつろいでいますと。
トミーも帰ってきました、トミーは先生達に笑顔で言いました。
「今日はカレーにします」
「熱いカレーを食べてだね」
「はい、あったまりましょう」
こう先生に言うのでした。
「今日は」
「いいね、日本のカレーもね」
「美味しいですしね」
「それに栄養もあって」
「あったまります」
「だからだね」
「今日はカレーにしましょう」
こう言うのでした。
「ハヤシライスも考えましたけれど」
「あれもなんだ」
「お家に人参やジャガイモもあってスーパーのカレールーが安かったので」
だからだというのです。
「カレーにしました」
「そうなんだね」
「玉葱とルーを買ってきました」
「その二つだね」
「はい、それと牛肉です」
お肉はこちらでした。
「すぐに作ります」
「待ってるよ」
「是非。あとです」
「あと?」
「デザートはチョコレート菓子買ってきました」
「日本のだね」
「はい、チョコパイです」
こちらだというのです。
「これも美味しいですからね」
「そうそう、日本のチョコパイもね」
「凄い美味しさですから」
「嬉しいね。じゃあね」
「はい、デザートも楽しみにしておいて下さい」
「じゃあ僕は今はね」
晩御飯まではというのです。
「論文を書くよ」
「今日もですね」
「調べものをしてね」
そうもしてというのです。
「書くよ」
「それじゃあ」
「うん、食べてからも書くしね」
「先生は今日も学問三昧ですね」
「やっぱり学問はね」
「先生のライフワークですか」
「只のお仕事じゃないよ」
その域を超えているというのです。
「趣味であり僕そのものというか」
「そこまで至るものですね」
「だからね」
「今日もですね」
「やっていくよ」
「じゃあ頑張って下さいね」
「そうさせてもらうよ」
笑顔で応えてでした、実際にお家でも学問を楽しむ先生でした。雪がしんしんと降る中で。
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