サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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研究所(バイオ室)にて
カタカタカタッ(パソコン)
この時、カツラは研究所に幾つも存在する
部屋の一つ、バイオ室で研究をしていた。
スッ(顕微鏡を見るカツラ)
カツラ:「メガヤンマから採取した体毛、
やっと細胞分解が終了したわい」
サトシ達の見ていない所でしっかり
研究をしているカツラ。
この日は、以前メガヤンマから採取した
体毛から細胞を調査し、ようやく細胞を
原子レベルにまで分解した。
カツラ:「あとは、モンスターボールの光と
事件当時に見た謎の発光体の光の分析か、、」
カツラは顕微鏡から目を離すと、
無線機を取り出した。
ピッ(無線機)
カツラ:「みんなどうじゃ?
オーキド研究所探索は大丈夫かの?」
ザザッ
サトシ:「こちらサトシっ。カツラさん
まだ起きてたんですね」
ザザッ
ヒカリ:「こちらヒカリっ。カツラさん、
あまり無理しないで下さいね?
明日詳しく教えますから!」
カツラ:「、、お主ら、
ワシをサボリ魔じゃと思っておるな?」
カツラは無線機を通して
サトシ達の様子を聞いた。
カツラ:「ヒロシ君とマリナさんから
返事がないが、皆一緒におるんじゃろ?」
サトシ:「はいっ。マリナさんは本に、
ヒロシはパソコンにずっと夢中で
その場から離れません」
カツラ:「サトシ君達は何をしとるんじゃ?」
サトシ:「俺達は今サイドンロボに資料を
積み終わりまして、研究所の中で発見した
昔の通信機を観察してました!」
ヒカリ:「昔良く、これでオーキド博士と
連絡とってたわよね!」
サトシ:「あぁ!」
カツラ:「そうかそうか、、。
なら良かった、、ワシはてっきり2人で、
夜な夜なルナルナな事を
してるんじゃないかと思っとったわい」
サトシ:「ルナトーンですか?」
ヒカリ:「サトシ、、持ってたっけ?」
カツラ:「とにかく、幾ら夜中でも
長居は危険じゃっ。オーキド研究所から
物を借りたら至急戻ってくるんじゃ」
サトシ:「はいっ」
ヒカリ:「はーい」
カツラ:「ヒロシ君達にも伝えとくれ」
ピッ(無線機OFF)
カツラ:「、、さて、、上のスーパーで
酒もらって、一杯やるかの」
カツラは上のスーパーに売り物の酒を
取りに行った。
スーパー”トランセル”にて
カツラ:「お金はレジにしまってと、、」
カツラは酒を買いお金をレジにしまうと、
研究所に戻ろうとした。
ウゥー(遠くに聞こえるサイレン)
カツラ:「こんな夜中に犯罪かのっ。
全く、、元気なもんじゃ」
酎ハイを片手に、カツラは研究所に戻った。
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