サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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マリナ:「、、”ポケモンと環境問題”、
”メガ進化と原始回帰”、”ポケルス”について、、」
マリナは棚から、気になる本を見つけては
全てリュックにしまっていた。
マリナ:「”ポケモン川柳の基礎”
、、、今は必要ないわね」
必要な本の仕分けをしていると、、、
マリナ:「”ポケモン図鑑学”、、」
スッ(本を手に取るマリナ)
マリナ:「、、、これ、ポケモン図鑑の
作り方が載ってるじゃない、、、」
マリナはポケモン図鑑の作り方が
載っている本を見つけては、
他の本と一緒にカバンに入れた。
マリナ:「さすがは研究所ね、、」
ヒカリ:「何かないかしら、、」
ヒカリは机の上に上がっている
資料の山を物色していた。
ヒカリ:「資料がいっぱいあるわっ」
スッ(資料を手に取るヒカリ)
ヒカリ:「えーっと、、、
”トレーナーの指示とポケモンの行動について”」
資料に目を通すと、その資料には
トレーナーとポケモンの関係性について
記されていた。
ヒカリ:「トレーナーがポケモンに指示を出し、
ポケモンがトレーナーに力を貸すという
相互作用には、お互いのDNAに
その起源となる出来事の記憶が
組み込まれてある可能性がある。
”ポケモンと結婚した人がいた。
昔は人もポケモンも同じ存在だった為
珍しい事ではなかった”
これはシンオウ地方に伝わる一説である。
現在、人とポケモンは共存しているものの、
そのような習慣は消去されてある。
つまり、人とポケモンの関係性は時代によって
変化を遂げており、その変化には必ず
起源となる出来事が影響している可能性がある。
トレーナーとポケモンの関係性、
そこには我々の知らない出来事が
隠されているのかも知れない」
1ページ目はここで終わっていた。
ヒカリ:「トレーナーとポケモンの関係性かぁ。
、、、確かに、どうしてポケモン達は
あたし達の指示を聞いてくれるのかしら、、。
ポケモンとトレーナー、、でも、”友達”
この関係って、、」
ヒカリはその後も資料を物色した。
カタカタカタッ(パソコン)
ヒロシは、オーキド博士のパソコンから
消滅事件の参考になりそうな
ページを探していた。
ヒロシ:「消滅事件が起きる前は
新しい論文の作成か、、。でも、事件と
直接接点がありそうな内容じゃなさそうだ、、」
カチカチッ(マウス)
マウスで画面操作する中、ヒロシは
デスクトップのアイコンから気になる
アイコンを見つけた。
ヒロシ:「チーム・スワット、、」
そのアイコンは、
Team・SWATというタイトルだった。
ヒロシ:「なんだ?、、これっ」
カチ(クリック)
アイコンを開いてみると、
様々な写真やデータが分けらており、
ヒロシは試しに写真をクリックした。
ヒロシ:「オーキド博士、、それに、
他の博士達も、、、」
ヒロシが見たのは、オーキド博士を中心に
他の地方の博士達と、その他複数の人が
写っている集合写真だった。
そして、データを開いてみると、、、
ヒロシ:「、、我々は、ポケモンの持つ
波動を研究する為、チーム.スワットを結成した。
各地方の波動使いと協力し、
ポケモンの持っている波動を調査する」
ヒロシはさらに目を通した。
ヒロシ:「、、ポケモンには2つの波動が
ある事が解明された。
一つは特定のポケモン(リオル、ルカリオ)
のみが持つとされる特殊能力(α)、
二つ目は全ポケモンが備え持っている、
人の意思を読み取り言葉を理解する能力(β)
この二つの波動を解析し、
ポケモンの持つ波動を人が理解する事によって
互いにより良い信頼関係を築き
”ポケモンを利用した争い”の防止と抑制効果を
促進する事が当チーム結成の目的である、、」
その後、ヒロシはしばらく
パソコンのデータを調べた。
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